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「危うし!小学校英語」 鳥飼玖美子

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NHK「ニュースで英会話」の司会進行をしている鳥飼玖美子さんの本。
今、娘は小6で英語の授業を受けています。
どんな授業なのか聞いてみると、I want to go to ~ で、どこどこに行きたいです。
のところに好きな国の名前を入れて話してみるというものだそうです。

私たちのころは小学校英語はなくて、いきなり中学校で日本人の英語の先生が
いろいろと教えてくれました。つまずかないように、6年生から公文の英語をはじめ、
すんなり入れたのがよかったように思います。
娘も今ベネッセのチャレンジで毎月CDを聞いたり、単語を書いたりしています。

鳥飼さんの説では、英語は早いほどいいという常識は間違いで、中学校からでも
全然遅くはないし、会話重視の教育がいいかというと、実はそうでもなくて
やっぱり文法や単語の暗記、読解もきちんとできないといけないという。
中国や、韓国に比べると日本人の英語力は会話、文法、読解全て劣るのだそう。

鳥飼さんが2010年に朝日新聞で意見している文章を読むと、英語はもうアメリカ
イギリスだけのものではない。他の国でも使われている。日本人は日本人らしい
英語を話し、中国人は中国人らしい英語を話す。でも基本を守っていれば通じる。
これが国際共通語、英語のあるべき姿ではないか。ということ。

確かにTVの英語のインタビューなどをみていると、国によっていろんな英語の
発音だったりしますね。でも簡単な英語なら、一生懸命伝えようとしていれば
通じるのかもしれないですね・・・日本人は劣等感をなくしていくことのほうが
大事なのかな~。この本を読んで、英語教育に対する見方がすっきりした気がします。
とてもおすすめの一冊です。

by arinko-mama | 2012-02-07 06:11 | 読書