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「永遠の七日間」 マルク・レヴィ

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書く本、書く本、フランスでベストセラーになっているという作家さん。
表紙の写真も素敵だし、訳者さんのあとがきにラブコメと書いてあったので、
なんとなく想像して読んでみましたが、少し雰囲気が違いました。

ストーリー展開はハリウッド映画のようなスピードで、
映像にしてもきれいそうだし、会話もオシャレな感じ。ですが、
男女の設定が、世界を二分する天使の女性と悪魔の男性が、
運命的に出会ってしまい・・・お互いのことを本当に必要に感じてしまい、
でも自分の身が天使であり、悪魔であるがゆえに、苦しむ・・・という。
(ハリウッド映画の「Mr.&Mrs.スミス」をちょっと思い出しました。
お互いが、敵対組織に所属している殺し屋という夫婦の話。)

少し宗教的であり、哲学的であり・・・フランスの人はこういうのが好みなのかな。
私もフランス語が理解できたら、ニュアンスとかが分かるのかな。
海外文学を読むときにいつも思うのは、やっぱり原書で読むのがいいんだろうな。と
いうこと。あと、その国の文化とかを理解していればもっと・・・ということ。
でもなんだかこの作家さん、気になるので、他の作品も読んでみたいです。

by arinko-mama | 2011-05-27 13:23 | 読書