「サン・ジャンの葬儀屋」 ジョエル・エグロフ
日本で言う過疎化した田舎の小さな町のようなところでしょうか。
そこで葬儀屋を営むガングリオン。従業員はジョルジュとモロだけ。
待ちに待った葬儀がとりおこなわれるのですが、棺を持つときに3人なので、
重い、重い・・・。その上、運び込む霊柩車の後ろのトランクがあいてなくて
二人でもつはめに。ところが鍵がない・・・とうとう地面に置いてしまう(笑)。
このエピソード一つとってもクスクスと笑えるのですが、他にも
ブラックユーモアあふれる表現がところどころあって、おもしろい。
霊柩車でお墓に向かうのですが、なかなかたどりつかないところなど、
ロードムービーっぽくって、単館上映のフランス映画をみているようで、
なかなか印象深いストーリーでした。
見終わったあと、じんわりとそのよさが伝わってくるような映画。
映像にしてくれたらいいのになあ。家でのんびり一人でみたいなあ・・・
by arinko-mama | 2011-01-20 10:53 | 読書