「ゼロリスク社会の罠」佐藤健太郎

新書はいろいろなテーマで書かれているけれど、
この本は久々に勉強になったし、読みやすく、おススメです。

先週、宮城では豪雨となり、夜中、エリアメールが何回も届き、
川沿いに住む人たちは、小学校に避難したりしたようです。
TVでは茨城県の常総市の川の氾濫の映像をみていたので、
宮城でもあんな風になってしまうのでは。と夜中ほとんど眠る
ことができずに雨雲レーダーをみたり、ツイッターをみたりして
いました。

子育てをするうえで、何を食べさせたら安全か、犯罪にまきこまれ
ないようにするにはどうすればいいのか、どこに住めばいいのか、
どこの幼稚園、学校に通わせれば一番いいのか、選択肢が多く、
いろいろな本を読んでは悩み、リスクについて考えてきました。

この本を読むと、世の中でよく言われていることに確証はなかったり、
たいしたことのないリスクに多大なお金が使われていたり・・・
日本は安全、安心、清潔で外国人には評判がいいけれど、少し
過敏になりすぎているのかもしれません。怖い、怖いと経験させない
こともよくないのかな。いろいろ考えさせられました。
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by arinko-mama | 2015-09-18 22:33 | 読書

「ラスト・ワルツ」村上龍

村上龍さんのこのシリーズのエッセイは何冊か読んできましたが、
だんだんと年を重ねた村上龍さんのいろいろな思いが書かれていました。
特に、友人の死についてはとても悲しい出来事だったようでした。
海外旅行にもたくさん行っていたのに、今はほとんどいかない、
若者には興味がない、TVもあまりみない、新聞も読まないと、
仕事も選んで引き受けるようにしていると、老い支度のような・・・

それでも現在の日本を鋭く見る目は変わっていなくて、
文化的に閉塞感がある感じは、今回のオリンピックのエンブレムの
デザイン問題や、カバーが多く、なかなかCDが売れない現状や、
TVの視聴率があまりよくないことや、少しずつその兆候があらわれ
はじめていて、うなずくことがいくつもありました。

そこでどうするのか、村上さんに一つ提案や意見を聞きたい、
元気づけてほしいところですが、わからない。という結論が多く、
そうか、と考えさせられました。誰もがこういう状態の日本が
初めてで、でも、外国人からすると、日本は割といい国らしいけど、
あまり実感がない感じ。豊かなのに、豊かを感じられない時代なのかな。
むずかしいです。
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by arinko-mama | 2015-09-16 15:03 | 読書

「母という病」岡田尊司

最近、湊かなえさんの「母性」という本を読んだり、
母親が重い、とかいうTVの特集をみたり、いろいろと母親に
悩んでいる人って多いんだなあと知った。

この本も母親との関係がうまくいかない人たちの例をたくさん
あげてあって、読んでいてつらくなった。
特に小さいころ、じゅうぶんな愛情を受けずに育つと、
ずっと不安定だったり、自己否定をしてしまったりするらしい。
そうなんだ~と思ってしまった。

どんな親でも一生懸命子供のことを考えていれば、それを子供は
きちんと見ているけれど、それが過剰だとつらいんですね。
我が家は女同士、自分が子供のころ、どんな気持ちだったか、
時々考えます。そして母ともいろんなことを話して、子育てで
悩むことをいまだにアドバイスしてもらっています。

あれはいけない、こうしなさいと言われるとイライラするかも
しれないけれど、母はそれでいいと思うよ、いい子だから大丈夫と
いつも私を落ち着かせ、安心させてくれているのでうまくいって
いるんですね、私も娘たちに大丈夫、それでいいのよと言って
あげたいなあと思います。
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by arinko-mama | 2015-09-09 22:47 | 読書