「花桃実桃」 中島京子

中島京子さんは5冊目ぐらいでしょうか。
この本も読みやすかったです。
でも桐野夏生さんの本を読んだ後だからか、少し物足りず、
自分の思うような展開にならなくって、さらさらと終えました。

アパートの住人さんが一人一人個性的で、特に私は陸、海、空くん
兄弟の父子家庭が好きで、ここだけやってくれるといいのになあ、
そして、この家族とどういう関係を築くかというところをもう少し
やってくれるといいのになあという希望があったのですが、

途中幽霊ものがあったり、なんだか違う方向になり、
ファンタジー要素が苦手な私は、さらさらとページを飛ばして
しまいました。でも40代の同世代の主人公の話はなんだか
ここちよかったです。
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by arinko-mama | 2015-01-28 16:46 | 読書

「柔らかな頬」 桐野夏生

直木賞受賞作品ということでちょっと期待しながら読みました。
上巻で事件の起きるまで、そして後半の内海刑事の登場と、
ぐいぐいひきこまれつつ、長い本が苦手なので早く結末を知りたいけど
とにかく登場人物が多いのと、キャラクターが濃いのと、いろんな人の
いろんな思いがあるのと、宗教や報道をきいた人の感情とか情報提供の人の
わけわからない勘違いやら、石山の変貌ぶりやら、警察の話やら
内海の健康状態やら、もう、気になることがどんどん下巻になって登場して
ボリュームのすごさにただただ圧倒されて、最後、へ??とあっけなく終わると
いう、昨日は、ぼんやりした夜でした。

今朝起きて、直木賞の講評や、皆さんの感想をみたり、犯人予想を読んだり
しているうちに、これだけみんなが反響して、あーじゃないこーじゃない
語っているということが、この本の魅力なんだろうなあと思いはじめ、
単純な事件じゃなくて、人間は複雑な生き物だし、そしていろんなタイプの、
そして考え方の人間がいるという、なんかそういうことなのかな・・・。と

震災や数々の事件にしても、結末がないことが多いし、TVで報道されていること
だけが必ずしも真実ではないし、幸せそうにみえる夫婦も実は全然そうでは
ないことが本当に多いし、だからこそ、人は何なんだろうと考えるし、いろんな
本を読んで人間というものを理解しようとするんだろうし。
現実というのは、ミステリ小説のように単純にはいかないものなのかもしれませんね。
逆にこういうよく分からない物語をもっと読んでみたくなりました。印象深い作品です。
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by arinko-mama | 2015-01-26 11:08 | 読書

「ホームレス農園」 小島希世子

熊本県出身ということで、熊本に住んでいた私としては、
無条件に応援したくなる女性です。
両親が教師、周りは農家の家ばかりの合志市に育った彼女は
小さいころから農業に携わることを夢見ていたらしい。
京大の農学部を目指すも2年連続で落ちて、慶応のSFCへ。

そこから農業関係のアルバイトを経て、起業するまで。
その経歴にもとても興味をもちますし、慶応なのに、農業という
普通の就職ではない形がとても魅力的です。

ホームレスの人や生活保護の人、ニートの人、それぞれの実態が
詳しくグラフ化されて、実はごく普通の人でもある日そういうことに
なりうるということも含めて、まだまだ潜在的に働ける人は
たくさんいるし、仕事とのマッチングがうまくできていないんだという
問題点が浮き彫りになっているんだなと思いました。

最近、コンビニのバイトでも数時間だけとか、モスバーガーでも
高齢者の人が短い時間働いていたりと、いろいろな働き方が
現れ始めていて、これからはそういう少しだけでも何か働きたいと
ニーズに合わせた働きかた、在宅勤務、いろんな形がでてくるのでは
と思います。農業もこれからはまだまだ発展していく感じで、
高齢化を心配していた私ですが、この本を読んで安心したし、日本の
食が安全に、おいしく食べられる方向に向かうことを祈ります。
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by arinko-mama | 2015-01-22 13:11 | 読書

「定食学入門」 今柊二

今さんの「ファミリーレストラン」という本が面白かったので、
今度は定食学入門にしました。こんな講義があったら、単位取りたくなりますね。

ただのグルメ本ではなく、定食の歴史とか、地方のお店の紹介、
いろいろな本からの引用の数がすごいです。研究されているんですね。
私も全国各地転勤しているので、いろんなお店に行ったことがありますが、
OLではないので、外でお昼を食べることがあまりなく、最近は家族4人に
なってしまうし、高くつくので全然行くことができません。

男の人は定食屋さんに入りやすいですが、女性はなかなか入りにくいですね。
OLのころはとてもおなかがすいていて、男性と一緒にランチだったので、
定食屋さんに行ってお魚のランチを食べたり、パスタを食べたり、よく毎日
あんなに食べても太らなかったなあと思うほどよく食べていました。
でも、とにかく働くにはご飯!なんでしょうね。

定食はご飯とお味噌汁とおかず、栄耀バランスも整っているし、
お昼ののんびりしたテレビを見たり、雑誌や新聞をぱらぱらみたり、
ちょっとホッとできる時間なんでしょうね。仙台のお店がいくつか紹介されて
いたので、いつか行ってみたいです。
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by arinko-mama | 2015-01-22 10:03 | 読書

「世界一周ひとりメシ in Japan」 イシコ

大学生のころ、渋谷にタイ料理を食べに行こう!と友達に誘われて
確かバイキング形式だったような気がするけれど、全然わからずに
適当に取ったら、自分の好みの味ではなくって、でも友達はおいしい
おいしいといってたくさん食べていたので、無理やり合わせて食べて
飲み込んだ記憶があります。
その後、タイのグリーンカレーなんかがなぜか好きになったから、
きっと今行ったらすべてがおいしく感じるんだろうなあ~。

そんな日本で食べられる異国の料理をレストランで食べて世界一周
気分というエッセイがこの本。
常連客がその国の人たちで、みんな現地の言葉で話すから
なんとなく日本にいることを忘れてしまう??
めずらしい料理の写真に、想像力がふくらみます。

我が家の近所にもインドネシア料理が食べられるお店があるのですが、
なかなかお昼にお出かけする機会がありません。。。
今度行ってみようかな~
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by arinko-mama | 2015-01-21 12:33 | 読書

「ぼくの見つけた絶対値」 キャスリン・アースキン

金原瑞人オールタイムベストYAシリーズの一冊。
代田亜香子さんの翻訳の本はよく読みます。読みやすいです。

ちょっと変わった大人の中で、数学の苦手な男の子が大活躍します。
数学が苦手というところが、私も共通点なので、親しみをもつことができました。

今の時代は不登校でも特別な才能があれば、PCやスマホを駆使して、
いろいろなすごい大人の人とつながることができるし、可能性は無限大。
この男の子も、最新機器はいろいろつかえるようで、あとは情熱があれば
人をうごかすことができる!そんな夢を持つことができる少年少女たちの
希望が固まっている一冊です。

子供のころは、こんなことできたらいいのにな。とぼんやり考えていたり
したのに、なぜか大人になると先入観が先に立って、すぐにそんなの無理と
決めつけてしまいがちです。でも子供の目線ではまだまだ可能なことが
たくさんあるんですね。

今はクラウドファンディングという形で、やってみたいことの資金集めに
YOU-Tubeなどで映像をのせて、人々にアピールしたりすることができます。
お金を出す方も夢を応援できる感じがして、なんだかうれしかったりします。
この本にも似たようなことで養子縁組を応援する事業を成功させるのですが、
子供にもこういう方法があるんだよ、ということを教えてくれる一冊です。
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by arinko-mama | 2015-01-09 10:38 | 読書

「とむらう女」 ロレッタ・エルスワース

金原瑞人さん選オールタイムベストYAシリーズというのがあると知り、
読んでみました。タイトルからして、普通の子どもが手に取る本ではないけれど、
とてもいいお話でした。

世界観は「大草原の小さな家」のようなアメリカの昔の話。
二人の娘を残し、お母さんが亡くなってしまった家に、フローおばさんという
父親の妹が手伝いにやってきます。
長女のイーヴィは、亡き母のタンスを使い、馬車では亡き母の席に座り・・・と
フローおばさんを受け入れることがなかなかできず、反抗的な態度をとってしまい
ます。

町の人たちはフローおばさんがとむらい師であることを知り、亡くなった人がでる
たびに、おばさんに仕事を依頼し、受け入れていきます。
そんなフローおばさんの職業がよく理解できず、イーヴィは興味を持つものの、
最初はフローおばさんを認めることができませんが、だんだんとその手伝いをする
ようになり、おばさんを受け入れるように・・・その過程がとても緻密に、
共感をもつような流れで描かれています。私も長女なので、イーヴィの気持ちが
本当によく理解でき、同じような気持ちになるだろうなあと想像しながら読みました。

弔う方法は伝統で受け継がれているようですが、今では葬儀屋さんになっているようですね。
昨年親戚を亡くしたばかりで、死というものを改めて考えさせられましたが、
やはりなかなか受け入れられない、つらく悲しい出来事ですね。
そんな中、フローおばさんのようなお仕事をしている人は本当にすごいと思いました。
YAシリーズ、また読んでみたいです。
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by arinko-mama | 2015-01-07 08:42 | 読書

「幸せの条件」 誉田哲也

新年早々、とてもいい本を読むことができました。
最近の私の興味は、地方の再生とか、農業の発展とか、自分では何もするつもりは
ないのですが、日本がいい方向に向かうには・・・と思うと、都会の生活よりも、
地方の生活にみんなが注目して、いろんなところが活性化して、日本が活性化すると
いいなあ~というぼんやりとした期待。というだけですが。

東京の中小企業に勤めるOLさん。自分が役立たず、他の誰でもかわりができる。と
言われ続けていて・・・。そんな彼女が、穂高町で農業を手伝うことに。
最初の展開はなんとなく漫画やドラマのようだけれど、途中東日本大震災のシーン
あたりから、とてもいい内容になっていきます。

あの震災後、自分の仕事を見つめなおして、地域に移住したり、転職したりする人も
いたりするようです。ボランティアにいったまま、そこに住んでしまったり。
今は宮城に住んでいて、私も少なからずボランティアの仕事をさせていただいていて、
地域のためになにかできたら・・・という気持ちを持ち続けています。

そんな一人一人の力で、地域が発展していく。いい方向に向かっていく・・・
そういう小説は読んでいて面白いですね。日本の食料自給率の問題、廃棄ロスの
問題、もう少し、いろんな本を読んでみたいです。新聞の発表や政府の話だけでは
見えてこない地方の現状をもっと知りたいです。
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by arinko-mama | 2015-01-06 21:09 | 読書

「カートにいれる?」 岸本葉子

ルンバが面白かったです。ごみを忠実によけて進んでいく機械のルンバ。
パパがかけたあとも自分で掃除機かけた方がいいや。とおもってしまう
ぐらいだから、ルンバより、自分でやった方がよさそう。
よっぽど忙しい人にはぴったりなルンバ。

アウトレットは我が家は好きですね~。高いものを買ってしまうと残念度が
あがるけれど、子供の服などはいいブランドのものをシーズン落ちでも
なんでもいいから安く手に入れたいです。なのでアウトレット大好きです。

他にもオイルヒーターもおすすめ。
岸本さんおすすめのものでは、馬油シャンプーが気になります。
前に泊まったところで使ったことがあって、とてもよかったし。
でも高いのかな??面白かったです。
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by arinko-mama | 2015-01-03 14:50 | 読書

「ハピネス」 桐野夏生

幼稚園時代が懐かしい一冊でした。
専業主婦で時間がたっぷりあった小さい子のママ時代。
今もベビーカーをひいたお母さんをみると、がんばれ!と応援したくなります。

タワーマンションが舞台ということで、ずっと同じメンバーで過ごしていくのは
ちょっと大変そうだなあと思ったり。みんな見栄の張り合いで、めんどうくさい
関係ですね。
どのママもいろいろだけど、有紗というママだけではなく、他のママの本音や
過去にもいろいろ触れてほしかったなあ。ドラマにしてもおもしろいかも。

続編が「VERY」で連載されているので、続きが楽しみです。
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by arinko-mama | 2015-01-03 14:40 | 読書