『ハーバード白熱教室 世界の人たちと正義の話をしよう+東北大学特別授業」 マイケル・サンデル

サンデル教授の著作はいくつか読んでいて、TVでも何度も議論をみてきました。
いつも明確な答えはないけれど、究極の選択のような質問を投げかけ、
それについて、どう思うか、賛否両論いろんな意見が出てきておもしろいです。

この本では世界各国にサンデル教授が訪れていて、日本だけではなく、
他の国でもサンデル教授が人気なのに驚きました。

ずっとサンデル教授がなぜ、こんな風な授業をやっているのかというのが
いまいちよくわからないでみていたのですが、市場主義的な考え方ではなく、
人々が平等に生きられるようにするためにどうしたらいいのか、ということ
なんですね。

それと、議論を重ねることで、他の人がどんな考え方で生きているのかを
知ることができるし、それを聞いているうちに自分の考え方が変化していく
こともあるということ。みんなで一つのことを真剣に考えることで、みんなで
成長していけること、が大事なんですね。とてもいい試みだと思います。
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by arinko-mama | 2014-04-29 22:45 | 読書

「茂木健一郎の科学の興奮」 茂木健一郎

「日経サイエンス」に連載されていたものをまとめた本です。
いろいろな分野の専門家のところに、茂木さんが訪ねて行って、
対談をしています。どの方もその分野の第一人者、日本には
こんなにもたくさんのスゴ人がいるんですね。感動しました。

文系の私は、高校の物理あたりからちんぷんかんぷんで、
特に計算問題になると、まったくついていけない状態。
あの勉強をもう一度やりなおしてみたいけれど、やっぱり
何か頭の構造が違うのではと思ってしまいます。

この頭でも理解できたのは、最初の海底の掘削をする船の話。
この船の設備もすごいし、かかっている金額もすごい。
乗組員たちはヘリコプターで交代するとか。
研究者たちは長い間かけて、地球のコアのことを調べています。
地震の予知につながるかもしれないし、すごいことをしている
人がいるんだということを知りました。

あと、植物生態学者の多田さんという女性がとても素敵。
東大から小石川植物園までの散歩道、数々の植物について
ものすごい知識を披露してくれました。こんなにいろんなことを
研究するのには膨大な時間がかかったでしょうけれど、
好きなんでしょうね、とても植物って面白いなあと感動しました。
最近、ベランダで花を育てていますが、昔は花なんて何にも
興味がなかったのに、最近植物が好きになってきました。
多田さんのことももう少し詳しく知りたいです。

どの人も小さいころからなんとなく自然のことに興味があったり、
どこからか興味をもって、調べていくうちに研究者になったという
感じで。情熱を失っていないんですね、とても素敵なことだと思います。
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by arinko-mama | 2014-04-27 19:43 | 読書

「東京の図書館で働いて」 なかしまのぶこ

東京都内の図書館で定年まで働いた職員さんが、本を出版されたとのこと、
とてもうらやましい気持ちで読みました。
図書館は基本土日どちらかでないといけないし、夜8時ぐらいまで残業と
いうことで、決して楽な仕事ではないと思います。
私も司書の資格を持ちながら、子育てをしながら、転勤もあるし、
図書館で働きたい気持ちを持ちつつも、できないので、今はボランティアを
させていただいています。

なかしまさんは、シングルマザーのようで、定年まで子育てをしながら
働き続けているようです。仕事の内容だけを淡々とつづっているので、
子育てとの両立をどのようにされていたのか、そのあたりも知りたいところです。

定年後の生活も、語学留学や、海外旅行、映画鑑賞、図書館通いと、
なんだか悠々自適で楽しそう。定年まで働いて、子供を育てて、こんな風な
生活が送れるなら、やはり専業主婦よりも、働く主婦の方がいいのかな。
なんて思ってしまいます(笑)。

オーストラリアの図書館に関する記述や、友の会の冊子への投稿での
本の紹介などいろいろ興味深いものがありました。紹介された本は私も
ぜひ読んでみたいと思います。
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by arinko-mama | 2014-04-25 23:29 | 読書

「日本のリアル」 養老孟司

林業、漁業、農業、そして食の専門家の方々と養老先生の対談集です。
どの分野のお話を聞いても、いろんな学問とまじりあっていて、本当に
どんな分野で働くにしても、一生懸命いろんなことを研究したり、知識として
吸収していかなければいけないんだなあ、と改めて思いました。

九州にいたころは自然がいっぱいの場所で、それこそ虫がたくさんいて、
ベランダにも家にも虫がどんどんきて、たいへんだったのですが、
仙台に住んでからは、ほとんど虫をみかけません。
ちょうちょすらたまにみかけるくらいだし、セミもほとんどなきません。
そんな自然環境が少し寂しい気もします。
ミツバチがすくないのも、化学肥料のせいだという話や、山にダムを
作ってしまったことで、山の養分を川にながし、海へ伝えることが
できなくなってしまったということだとか。
問題はたくさんあるんですね。人間がいろいろなものをよくしてきた
つもりのものが、実は自然環境を悪くしてきたということなのでしょう。

でも、遺伝子的なもので、日本人の中には土地を耕して何かを育てたいとか、
自然にかかわりたいとか、そういう気持ちは絶対あるはずで、何も好きで
東京などの都会に出てストレスまみれで働いているわけではないわけで。
農業や林業、漁業で生活が成り立つのであれば絶対継いでいるんだと
思います。それが実際できないんでしょうね。

日本にもこんな風に長い時間をかけていろいろな工夫や研究をして
自分の仕事をよくしている人々がいるのだということ、そしてそれを
助けて、理解してくれる人々がたくさんいるということ、とても素晴らしい
とおもいました。この本を一人でも多くの人に読んでほしいです。
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by arinko-mama | 2014-04-25 16:57 | 読書

「教養を最強の武器にする読書術」 樋口裕一

ブックガイドですが、読むべき本が分からないときや、迷った時にいいかも。
こういう本を読んでしまうと、またまた読みたい本がどんどん増えて困ります。
リストをコピーしたくなるけど、どうしようかな。

アフリカ、ロシア、南米などの世界文学についてはあまり読んだことがないので、
あと、シェイクスピアや日本の○○物語などの古典とかも読んだことないなあ。
そういうのを読まないと、自分の中の教養が広がらないんですものね。
もう少し勉強しないとなあ。と思いました。
あと、SFとか食わず嫌いで、全然読んでないし。
ついつい読みやすい本に手が伸びてしまいます・・・・
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by arinko-mama | 2014-04-23 13:12 | 読書

「いいね!が社会を破壊する」 楡周平

昭和から平成にうつって、windowsが会社に導入されたあたりから
今のスマホに至るまで、どんどん日本社会が便利になっています。
今の若者はスマホ一台あれば、オーディオも本棚もTVもいらないとか。
電子マネーでいろいろなものが買えるし、amazonで本や日用品も買える。

私が行っているスーパーはnanacoで買い物、レジはセルフ。
これによって、パートのレジの人を減らしているようです。
正社員の男の人はあまりみかけませんね。
こんな風に少しずつ人の仕事というのが減っていっているとか。

読んでいると、人の仕事がどんどんなくなって、社会は破壊されるような
暗い気持ちになりますが、それでも食事を作る仕事や、何かを配達する仕事、
運転する仕事、医者、看護婦さん、介護の仕事など、人じゃないとできない
きめ細やかな仕事はたくさんあるわけで。
そのうち、美容院もなくなって、全自動カット機が登場するかというと
そうでもないわけで。

でも、amazonがすごい仕組みになっているのと、ネットが結構危ないものだ
ということは分かったかな~。解決策が提示されていないので、こういう本は
フムフムという感じで読んでおこう。
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by arinko-mama | 2014-04-22 13:17 | 読書

「地球が教える奇跡の技術」 石田秀樹

坂本龍一さんと竹村真一さんの対談の本で「バイオミミクリ―」という
言葉を初めて知って、その関連で本を探したら、石田秀樹さんの本に
ぶつかりました。

石田さんはネイチャーテクノロジーと言っていたようです。
どちらにしても、地球で生きているすべての生物の素晴らしさから
人間の生活に役立つような技術を取り入れていこうというもの。
とてもいい発想です。

その他エコに関するQ&Aが続いていますが、心配なこともありますが、
私たちが今できることもいろいろ書いてあって、実践したいなあ。と
思っています。便利な世の中になって、もう後戻りはできないけれど、
なるべくエネルギーを使わないようにすること、心がけたいです。
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by arinko-mama | 2014-04-18 22:58 | 読書

「はい、泳げません」 高橋秀実

私も泳ぐのが苦手だったので、高校時代は何かと理由をつけて
水泳の授業を休んでいました。
高橋さんのプールに対する気持ちや、水に慣れるまでの過程の描写が
本当におもしろく、電車などで読んでいたら笑いをこらえるのに必死だった
だろうと思います。

私はスイミングスクールで教えてもらったりしたことはないのですが、
大学の体育の授業で、泳げない組だけ集められて、プールサイドで
寝そべって一から教えてもらった気がします。
その後自己流ですが、なんとなく泳げるようになりましたが、やっぱり
息継ぎが続かずに途中で立ってしまいます。

高橋さんが教えてもらっていたコーチは立つことを許してくれないので、
私がこのクラスにいたら、通うのがつらくなってしまうかもしれません・・・
何かを習得するというのは大変なことですね~!!
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by arinko-mama | 2014-04-17 15:16 | 読書

「地球を聴く 3・11後をめぐる対話」 坂本龍一、竹村真一

竹村真一さんを知らなかったのですが、竹村健一さんの息子さんなんですね。
100万人のキャンドルナイトをプロデュースした方というのを知ってびっくり。
「触れる地球」というのもTED×kidsをYoutubeでみて、確認しました。
そうですね、これだけグローバル化社会と言われているのに、まだ平面の地図で
いろんな勉強をしているというのは、ちょっと遅れていますね。
とはいえ、わが家には地球儀すらないですが・・・

ここ数年、TVでも英語を聞く機会が増えていますし、NHKの朝ドラ、「花子とアン」
なんて、毎日英会話。おかげで勉強できます!
チリの大きな地震があったあと、日本で津波注意報が盛んにでていることに
不思議な感覚をもっても、「触れる地球」でみれば、その意味がすぐに分かります。

小学校から中学校の勉強も、少しずつ見直されているかもしれないけれど、
もっと違う勉強をしていく必要がありそうですね。
地球は本来変動するもので、台風、洪水などの自然現象は一つのリセットで
生物多様性にはすごく大事なことであるということ。セシウムを吸収する微生物の
話など、人がまだ知らない世界はたくさんあるんですね。
大学を卒業すると、いろんなことを学ぶ機会が減ってしまうけれど、本をたくさん
読んで、こういう考え方をみんなが知ることが大事ですね。
微生物についてもう少し知りたくなりました。

電力のピークシフトなんていう考え方はいいですね。日本がピークのときは
インドからもらって・・・自分の国で融通しあうのではなく、もう少し地球規模で
考えていくこと。バイオミミクリーという言葉も初めて聞きました。もう少し
詳しく知りたいです。いっぱいいろんなことを学べた一冊でした!
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by arinko-mama | 2014-04-14 10:21 | 読書

「街場の憂国論」 内田樹

最低の学習努力で最高の学歴を手に入れたものがいちばん「賢い学生」と
いう一文にハッとしました。今の学生は単位をたくさんとるべく懸命に頑張るの
ではなく、最低のラインの単位で進級、卒業できるようにするノウハウを学ぶらしい。

懸命に頑張ったり、努力したりすることを嫌い、なるべく効率よく、時短で。
自分が持っている才能を他者のためにささげたりすることなく、思いやりの
気持ちがない。

いろいろなことを経験して、下積みをして、ようやく一人前の大人に成長する、
そういう過程を経ることを嫌い、なるべく楽に自分の好きなことが仕事につながる
ような・・・という。確かに私もそうおもっていたかもしれないと、ちょっと反省。

消費消費の世の中から、消費税増税で、いったんその消費について少し
考えてみるいい機会になっている気がします。きちんと物を大事に使うこと。
少しずつ日本がいい方向に進むよう期待したいですね。
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by arinko-mama | 2014-04-10 17:37 | 読書