NHK 中学生・高校生の生活と意識調査 2012 失われた20年が生んだ幸せな十代

中学校の授業参観や娘の話から、割とみんな静かに授業を聞いているし、
先生も分かりやすい授業をしてくださっているし、相談にのってくれるような
話しかけやすい先生がそろっていて、部活も充実していて、友達関係も
特に問題のない感じがしていました。

男の子同士のケンカもなく、私たちの時代にあったような先生の体罰、
先生への反抗、先生への悪口オンパレード・・・などということは全然ないと
いうことに少し驚いていましたが、この意識調査を読んで、全国的に同じ
なんだということが分かりました。

ただ気になるのは、不登校の生徒が学年に何人かいること。
でもその生徒のこともクラスの子が悪くいうわけではなく、時々来ても
自然に受け入れていたり、あまりおかしな目でみていないということ。
いろんな人がいるんだなあと思っているのか、あまり気にならないのか。

90%が幸せであると思っていたり、今の生活が充実していると答えていたり。
娘も学校であったちょっとしたことにブツブツ文句をいうものの、しばらくすると
時が解決していて忘れていたり、あまり深刻な悩みになっていないよう。
部活も充実しているようなので、まあいいのかな。
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by arinko-mama | 2013-07-30 14:25 | 読書

「自分はバカかもしれないと思ったときに読む本」 竹内薫

最近娘の中学の先生が、本をたくさん読むことを推奨していました。
思えば私も中学2年生の時、国語の先生に成績をあげるにはどうしたら
いいのかを聞いたところ、たくさん本を読みなさいと一言だけ言われたことを
よく覚えています。ちょうど中2の2学期に転校して、3年生になっても
たくさんの本や漫画を読んで、日本の80年代文化にどっぷり浸かった
ような気がします。角川やコバルトなどの軽い本ですけれど。

特に高校入試の問題をみていると、記述式の問題が増えていて、
表やグラフなどの読み取り、解答するときの条件みたいなものも、
きちんと問題を読んでいないと間違えてしまうものが増えています。
この本にも、竹内さんが家庭教師をした男の子の話が紹介されていて、
漢字が読めず、成績が悪かったので、とりあえず三島由紀夫の作品を読ませて
みたところ、読解力があがって、得点があがったそうです。

先生との出会いも大切ですし、何かを継続する努力というのも大切ですし、
親がその子を肯定することで、本人も自分に自信が持てるのだということも
分かりました。14歳の世渡り術シリーズで、娘にも読ませたいところですが、
ミステリや若者向けの小説の方が魅力的のようなので、私が読んだことを
彼女との会話の中で教えていきたいと思います。子育て中の方々にぜひおすすめの
一冊です。
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by arinko-mama | 2013-07-18 13:41 | 読書

「ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂」 マーギー・プロイス

ジョン万次郎について知りたいなあとぼんやり思っていたところ
だったので、児童書の書棚で見つけたときは、タイムリー!と思いました。
金原瑞人さんの訳だったので、とても読みやすかったです。

日本人として初めてアメリカの地に降り立ったジョン万次郎。
その文化の違いに圧倒されます。船の中では周りのアメリカ人が話している
英語を単語から少しずつ覚え、理解していきます。その地道な努力と好奇心が
すごいし、他の船員に何を言われても、人間として尊敬できる船長を慕い、
前へ進んでいくジョン万次郎。とても素晴らしいバランス感覚をもった人物
だと思います。

日本に帰国し、アメリカでみたことを話すのですが、その観察力、日本に
開国を助言する先見性、歴史的背景を学ぶためにもいい一冊だと思います。
今でも都市間で交流が続いていたり、世界中の人がつながっているのは、
こうした一人一人の日本人の力があったからですね。おすすめの本です!
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by arinko-mama | 2013-07-16 14:19 | 読書

「眺望絶佳」 中島京子

短編集なので、好みではないものは少し飛ばして読みましたが、
最初と最後の東京タワーと東京スカイツリーの往復書簡がとても
秀逸でした。私はスカイツリーにはまだ行ったことがなくて、
なんとなく愛着がない感じです。

東京タワーをみるのは大好きで、子どもの頃、両親に連れて行って
もらって、初めて上から見た景色が忘れられません。下の道路を
走る車がミニカーのように小さくみえて、本当に驚きました。
大学時代、通学途中に東京タワーが見えるのですが、夜みると
ライトアップされていて本当にきれい。何度も元気をもらいました。

そんな東京タワーが書いた手紙が、震災後に書かれたようで、
いろいろな日本の移り変わりを見てきたことが感じられて、
人生の先輩から後輩への手紙のようで、とても素敵でした。
私も祖母や両親から手紙をもらいますが、年上の人たちから
学ぶことは本当に多いです。上司と部下、先生と生徒などなど、
いろんな人間関係があると思うけれど、年の離れた人と話をしたり、
やりとりをすることがこれから大事なのではないかと思いました。
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by arinko-mama | 2013-07-09 12:39 | 読書

「うさぎパン」 瀧羽麻子

ウィキペディアによると、会社勤めをしながら小説をかいているとか。
すごいなあ。才能のある人はいいですね。

「うさぎパン」というタイトルがかわいらしいので借りてみました。
SF的な仕掛けがあって、私はそういうのが苦手であんまり好きじゃない
けれど、映画「ゴースト」みたいでなんだか懐かしくもあり。

高校生ぐらいの頃は、ちょっと年上の人にあこがれの気持ちを抱いたり、
この先自分たちがどうなるのかあまり見えないから、ゆれますね。
いろんなことを考えていたなあとぼんやり思い出しました。
パンを食べるのが好きな優子ちゃんと富田くんの関係がさわやかで、
それを見守る富田くんのお父さんもよくて、家庭教師の美和ちゃんの
存在もよくて。こんな家庭教師のお姉さんが相談相手になってくれたら
みんなうれしいだろうなあ、と思いました。
かわいらしく読みやすい本でした。うさぎパン食べたい。
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by arinko-mama | 2013-07-04 13:38 | 読書

「花言葉をさがして」 ヴァネッサ・ディフェンバー

生まれてすぐ母親に捨てられたヴィクトリア。
その後何人もの里親のもとを転々とする。
9歳のときに引き取られたエリザベスは花言葉を教えてくれた。

そのころの出来事と、18歳になったヴィクトリアの花屋での出来事が
交互に語られていく構成だったので、読むのに少し時間がかかりました。
単純な時系列の構成なら、もう少しわかりやすかったかもしれません。

愛されたことがない彼女の気持ちを理解しよう、理解しようとするけれど、
複雑で・・・でも花を愛したり、花言葉を一生懸命覚えたりすることや
花束を作ることで、お客さんを幸せにすることに喜びをおぼえるところは
とても素敵だと思い・・・。それでもなかなか愛を受け入れることが
できない。簡単にはいかないものですね。

子どもを産み、育てることが上手くできず、手放してしまう彼女。
周りの人たちが優しい人たちで、彼女のことをどこかで信じている。
愛情というのはこういうゆっくりとした時間の中で、信頼を築き、
じんわりと広がっていくものなのですね。花言葉もたくさん出てきて、
とても素敵でした。映画化されたらぜひみたいです。
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by arinko-mama | 2013-07-03 13:55 | 読書