「かぜの科学」 ジェニファー・アッカーマン

アメリカの本を翻訳したものなので、薬の説明などには日本のものが
なくて、実用的ではないのですが、風邪になるメカニズムなどが詳しく
紹介されていて、今まで自分の知識として知っていたものがだいぶ
違うのだということを思い知らされました。

風邪をひくとくしゃみが出て、それが空中に飛散して、他の人が
吸うと飛沫が体の中に入って風邪をひくのかと思っていましたが、
これはインフルエンザなどで、普通の風邪はそうではなく、風邪の
人が鼻水を触った手であちこちに触ったものを他の人が触ることで
接触感染するんですね。マスクをするというのは、鼻を触ることにも
予防になるのかもしれません。

わが家では風邪かな~と思ったら、とにかく早めに寝ることを
心がけています。風邪でも食欲が衰えることはあまりないので、
しっかり食べるというのもやってます。ビタミンCをとるというのは
あまり関係がないみたいですが、バランスよくというのが一番のよう。
仕事をしている人はなかなか休めないのがつらいところです。

葛根湯を飲んだり、ルルやベンザブロックのピンポイントものを
飲んだりして病院に行かずに過ごしていますが、こんな感じの
付き合い方でいいのかな。このところ気温の変化が激しいので、
家族の体調管理には気を付けたいと思います!!
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by arinko-mama | 2013-06-28 09:47 | 読書

「安心毛布」 川上未映子

川上さんのエッセイが好きです。
今回はちょうど妊婦さんだったころに書かれたものたち。
食べたくなるものが変わってきたり、タイトルの安心毛布という言葉
からも伝わってくるように、なんとなく優しさが加わった文章。

ちょっと読みづらい文章ではあるのだけれど、言葉のいいまわしや
リズムや回りくどい表現なんかが、ちょっぴり詩的で、哲学的で、
読んでいるうちにじわじわと頭の中を「感動」が伝わってくるのです。

今回の中でよかったのは、ananで女の子向けに書かれた
「わたしであり、あなたでなくちゃ」というエッセイ。
昔、ananやnonnoを読んでいたころ、少し年上の、素敵な女性の
言葉は本当に一生懸命読んだし、参考にしたし、こんな風に生きられたら
いいなあ~と思っていましたが、川上さんのエッセイは女の子たちに向けて
人生のエールを送っている感じでとても素敵でした。

あとはNくんの話。川上さんも一生懸命に働いて育ててくれたお母さんに
今でも生活費を仕送りしているらしく、その話もいいエピソードですが、
Nくんの話もとてもよくて、これで一冊本が書けそうなくらい。
短い文章なのに、本当にじんわりする話が満載でおすすめです。
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by arinko-mama | 2013-06-26 09:39 | 読書

「ファミリーレストラン 外食の近現代史」

日本人が外食するようになった明治以降の歴史をずっと追ったもの。
昔は女性が外食することはよくないと思われていたと書いてあって、
驚きました。でも外食することで家族のつながりを感じられるのは
昔から変わらないようです。

ファミリーレストランに初めて行ったのは小学校高学年の頃だった
でしょうか。ココスで母の誕生日をお祝いしてもらった記憶があります。
娘の誕生日でも不二家のレストランでお祝いしました。こういう
サービスはずっと続いてほしいですね。

学生時代にはサークルの仲間と車で合宿をした帰りに大勢で入って、
たくさん注文していっぱい食べた記憶があります。今は家族で
たまに遠くに車で出かけて夜遅くなってしまったときなどに
寄って食べるぐらいになってしまいました。

今さんの文章とメニューの写真をみていたら、おなかがすいてきました。
ロイヤルホストのパンケーキや、サイゼリアのドリア、ワインなど
今度ぜひ味わってみたいものが増えてしまって困りました!
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by arinko-mama | 2013-06-22 21:28 | 読書

「やわらかなレタス」 江國香織

作品もとても素敵な江國ワールドなのだけれど、エッセイも昔から好きで
その独特の感性と、表現の仕方が読んでいて想像力をかきたてられます。

江國さんはお風呂が好きで、小説の中でも主人公がお風呂に長い時間
入っていたりするのですが、2時間入ると書いてあります。
そして犬の用事で往復1時間を2往復した。とさらっと書いていますが、
結構大変ですよね。その時間の流れ方のゆったりさ加減に驚き、そして
なんだかうらやましい。普段どんな生活リズムなのか。

夜、ふらっとバーに行って、ラムのお湯割りを飲んだり、ゆっくりと
タバコを吸って考えたり・・・大人の女性だなあといつも思います。
お子さんがいないということもあって、自分とは時間の過ごし方が
全然違うんだろうなあ。でもそれだからこそ、素敵な小説が書けるんですね。

ムーミンやハイジや大草原の小さな家など、私の好きな世界の話が
たくさん出ていて、ピーターラビットは未読なので、今度絵本を読んで
みようかと思いました。最近外国の作品を読んでいないので、また
いくつかゆっくり読んでみたいです。
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by arinko-mama | 2013-06-21 11:24 | 読書

「達人吉沢久子老けない生き方、暮らし方」

長寿の方の本を読むことが好きで、最近よく読んでいます。
吉沢久子さんには昔から注目していて、とても好奇心旺盛で
人に頼らない生き方、女性として力強い言葉が素敵です。

いまだに年下の50代、60代のお仲間と月1回勉強会を
開いているとか。執筆活動もして、自炊、野菜を育てる、手紙をかく、
メダカを飼う、歩く、いろんな五感を使った作業で老けない。

病気さえしなければ、私もこのぐらい頑張って長生きしたいなあ。
とは思うけれど、一緒に暮らしていたご主人はなくなってしまって、
お子さんもいないとなると、寂しい気持ちもないのかな。と思ったり。
それでも一人の時間をくれた夫に感謝しながら、一日一日を
大切に自分のペースで暮らしている。素晴らしいです。

MRIで吉沢さんの脳をみたところ、とてもいい脳になっているそう。
ものごとの明るい面をみるということ、好奇心を忘れないこと、
いろんなことを面倒くさがらない、人に頼らないでできることは
自分ですること、さびしさの中から勇気がわいてくる。など、
もう本当に人生の大ベテランの方の言葉は説得力がありすぎですね。
私はまだ人生の折り返し地点。こんなおばあちゃんになれるよう、
日々精進いたします・・・
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by arinko-mama | 2013-06-19 15:12 | 読書

「デフ・ヴォイス」 丸山正樹

聴覚障害者の方の世界について書かれた本は初めて読みました。
主人公はコーダといって、自分以外の家族が全員聴覚障害者である人。
聴覚障害者同士の結婚がどのぐらいの割合なのか、その子供たちが
また聴覚障害者になる確率がどのくらいの割合なのか、まったく
分かりませんが、そういうケースもあるんですね。

コーダの人たちは、家庭では両親や兄弟と手話で会話をして、
外では普通の会話をするという複雑な状況で育っていきます。
外に出かけて写真を撮ってもらうとき、近くにいる人に声をかけるのは
コーダである子ども。先生との面談で通訳するのはその子ども。
社会との接点として、両親や兄弟の会話を通訳していく役目をずっと
負うわけです。それは本当に大変ですね。

また、結婚となると、家族が聴覚障害者であることを公にできず、
なかなか自分の幸せを実現できないケースもあるということ。
こういう話は初めて聞きましたし、身近にいないので、新鮮でした。
手話にもいろいろな種類があるということ、違う手話だとうまく自分の
思いを形にできない人がいること、文章を書くときに適切な日本語が
書けない場合があったり、難しい日本語を通訳しても理解できない
ということもあるということなど、この一冊を読んでたくさん勉強に
なりました。
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by arinko-mama | 2013-06-19 10:03 | 読書

「新幹線お掃除の天使たち」 遠藤功

年2回、帰省のときに新幹線を利用します。
上の子が小さいとき、そして、下の子が生まれて今は6歳。
その間、新幹線もとてもきれいになったり、改良されてきました。

一番便利だったのは、授乳のときに多目的室という部屋があって、
他に利用している人がいない場合、車掌さんに声をかけると
利用できます。上の子もいたので一緒に連れていけて便利でした。

トイレでおむつかえのベッドがあったりするとありがたいですし、
博多駅にも博多シティができる前ですが、授乳室があって駅の人に
声をかけると利用できたりして便利でした。

そんな新幹線のお掃除の人たちのドキュメンタリー。
いつもきれいに作業していることは知っていますが、実際にホームに
並んで挨拶されていたり、おそろいの制服を着ていたりするのは
あまり知りませんでした。

掃除の仕事というのはとても地味だし、感謝されることも少ないし
重労働です。それを明るく楽しく誇らしい仕事として社員に働いて
もらう。会社の取り組みもとても素敵な内容でした。こんな会社
だったら、働いていても楽しいだろうなあ・・・。
また夏休みにお世話になります。新幹線さんよろしくお願いします!
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by arinko-mama | 2013-06-19 09:50 | 読書

「彼女のしあわせ」 朝比奈あすか

VERYに連載されていたということで、興味を持ちました。
三姉妹のそれぞれの人生とその母親の人生。4者4様という感じ。

長女はバリバリのキャリアウーマン。結婚もせず、仕事一途。
英会話に通ったり、エステにいったり、ジムにいったり。
長女なので、両親のことがいつも気にかかるしっかりもの。

次女はできちゃった結婚で子育てまっただ中。トイレトレーニング
など一番大変な時期で、ブログに夢中。みんなの評価やコメントが
気になり、ちょっと背伸びした記事を書いてしまったりする。

三女は赤ちゃんが産めない体で、それでもいいと結婚してくれた
旦那様との結婚生活が始まったばかり。

そんな三姉妹の話が一つ一つ同じ女性として共感できるところが
あって、もし自分だったらといちいち考えてしまいます。
お母さんの話も、二人の娘の母として、その気持ちもわかるし、
いろんな悩みや、いろんな形の幸せがあるのだなあ、ととても
勉強になりました。どの女性も魅力的で、好きな作品でした。
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by arinko-mama | 2013-06-15 15:11 | 読書

「こちら弁天通りラッキーロード」 五十嵐貴久

五十嵐貴久さん、たぶん初めての作家さんじゃないかと思います。
かわいらしい絵の表紙にひかれて読んでみました。

長年の友人の借金の保証人になり、一億もの借金を抱えてしまう
主人公。経営していた印刷工場も家も手放し、家族とも別れて
逃亡の日がスタート。あるときさびれた商店街のそばにあるお寺に
迷い込みます。

ちょっと展開がご都合主義のところがありますが、久々になんだか
ユニークな本を読んだなあと思いました。こういう能天気なドラマ、
昔の2時間ドラマにあったよなぁ~と思いだすような懐かしい感じ。
勘のいい人はラストの展開も分かっちゃうんじゃないかしら?

それにしてもシャッター商店街、日本全国に結構ありそうですね。
今やショッピングモールやコンビニ、至る所にたくさんあって、
どの地方に行ってもみんなそこで買い物して、同じようなお店が
立ち並んでいますね。お母さんはモールで働いているパターンが
多いのでは?

工夫次第で成功している商店街も中にはありそうですね。知恵を出して
お店の店主さんたちが活気づいていると、こちらも行ってみようかな
という気になるのかもしれません。あきらめないでやってみる、
ということを教えられた一冊でした。元気になれます!!
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by arinko-mama | 2013-06-12 00:26 | 読書

「明治時代の人生相談」 山田邦紀

最近歴史にも少しずつ興味をもっていて、日露戦争ぐらいの時代の
何か本がないかな~なんて歴史ところの棚をダラダラみていたら、
この本を発見!おもしろそうじゃない!全然歴史書じゃないけど。

今でもネットの知恵袋とか発言小町とかを読むと、いろんな質問が
よせられていて、回答している側も親切に答えていたり、辛辣な
回答をしていたりと、なかなかおもしろかったりします。

今から100年前ぐらいの明治40年代ごろの日本人が何に悩んで
いたのか。恋愛相談、結婚問題、家庭の問題、人間関係。
いつの時代も同じようなことで悩んでいたんだなあと思いました。
もちろん明治時代なので、男尊女卑的な考え方だったり。
それでも顔につばを吹きかけてやった。などという強くて芯のしっかり
していそうな女性もいたりして、素敵です。

現在のようにいろいろな考え方の人がいて、価値観も多様化している
時代とは違って、割と統一したものの考え方があった時代なので、
こういう新聞などで投書して回答があると、そうなのか。と読者の
統一した思想のようなものが出来上がっていたのかもしれません。
あまりにも複雑な情報社会の今は、回答も様々で、結局自分で答えを
探すしかないのが、大変ですね。

明治時代の時代背景や文化、思想などが分かって興味深かったし、
当時の文学などもまだ読んでいないので、少しずつ読んでみようかと
思いました。
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by arinko-mama | 2013-06-11 10:57 | 読書