「大富豪アニキの教え」 兄貴(丸尾孝俊)

ベストセラーになっていると新聞の広告か何かでみて知っていました。
どんな人なのかは全然知らなかったのですが、極貧生活から一転、
バリ島で不動産デベロッパーとして大富豪に。すごい豪華な生活を
送っていらっしゃるようで・・・

共感したところは、生きる目的のところで、自分が生きている間に、
自分のところでがんばって、少しよくして次の世代にタスキを渡さなければ
いけないというところ。今の日本があるのは、ご先祖さまや諸先輩方が
必死にタスキをつないできてくれたからこそ。という話。
本当にそうですね。震災もあったけど、そのたびに知恵を出し合って
少しずつ改善して、いろいろなものができたし、人の力はすごいと思います。

私は人づきあいが苦手で、一人で閉じこもりがちなのですが、
アニキはとにかく人と会いまくって、つながりまくることが大事という。
そうだからきっと人脈も広いし、こんな風に事業もたくさんできたり
するんですね。

あとは仕事に思い入れる時間を長くすること。今は残業もしたがらない、
休みをしっかり取るという風潮があるけれど、誰もみていないところで
たくさん仕事をして、祝日も頑張って成績をのばす。昔のような仕事の
仕方がいいとする考え方。結局人よりも努力!なんでしょうね。
なんというか、久々にガツーンとやられたような一冊です。
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by arinko-mama | 2013-05-29 16:10 | 読書

「読書介助犬オリビア」 今西乃子

読書介助犬のことを知って、青い鳥文庫から本が出ているというので
読んでみました。表紙にはぬいぐるみのように愛らしいオリビアの写真が
あって、絵本をめくっています。かわいらしいです。

野良犬や野良猫などを保護し、里親が見つかるまで預かるアニマルシェルター
でサンディが出会った犬。オリビア。
オリビアを読書介助犬にして、図書館で子供たちがオリビアに絵本を読んで
聞かせることで、自信をもち、本が好きになるという企画を思いつきます。

アメリカの公共図書館のチルドレンルームで実行すると、最初は興味の
なかった子どもたちもオリビアに少しずつ慣れ、読み聞かせをするように。
犬は気持ちよさそうに聞いてくれて、決してばかにしたり、間違いを
指摘したりしないところが子どもたちにはいいようです。

日本ではまだ読書介助の分野では実例がないようですが、いろいろな
アニマルセラピーがあるようです。(猫カフェなどもそういうのかな?)
専門の人がきちんとついていて、訓練された犬ならば、危害を加えることも
ない。そういう風に広まれば、いずれ公共図書館や学校でもそういった
取り組みがなされるかもしれませんね。

親が一方的に読み聞かせるのではなく、時々子供が読むのを聞いて、
間違いを指摘するのではなく、ただゆっくり聞いてあげることも大事なのだと
いろいろな面で学ぶことの多い一冊でした。青い鳥文庫なので、高学年の
子どもたちにもたくさん読んでほしいです。
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by arinko-mama | 2013-05-28 11:45 | 読書

「みんなの友だち、ツガルさん」 日野多香子

児童書の新刊コーナーに並んでいるそのラクダさんがかわいらしい
表情だったので、パラパラとめくって内容を読んだところ、世界最高齢の
ラクダさん。ということで興味を持って読みました。

ツガルさんは青森の観光牧場が閉鎖されて、まだ子供だったために
放置されていたところを、横浜の会社員の方が買い取って、野辺山動物園に
寄付してしてくださったそうです。ここまでのエピソードもいいお話です。

ツガルさんを飼育している方が一生懸命で、最高齢のツガルさんということで
介護をしている方にも当てはまるような、根気のいる作業だと思います。
ツガルさんはとてもよく食べるラクダさんなので、毎日の食事の世話だけでも
大変そうです。

実際に野辺山動物園に行って、ツガルさんがみたいなあ。と思っていたら、
ツイッターにたくさんの人たちが現在のツガルさんの写真をUPしていて
元気そうで何よりです。最近長寿のピアニストさんや、エベレストに登頂
成功した三浦さんを見る機会があって、本当に元気づけられます。
とてもいい本なので、たくさんの子どもたちに読んでほしいです!!
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by arinko-mama | 2013-05-26 20:19 | 読書

「秋元康の仕事学」

NHKの番組をまとめたもの。宇野さんの本を読んだときに、
AKBの話が面白かったので、秋元康さんの企画力はどこからきているのか
気になって読んでみました。

夕焼けニャンニャンの頃からずっと秋元さんの放送作家としての企画番組を
見てきた世代。とんねるずの食わず嫌いも、なんとなく雑談で誰でも食べられない
ものってあるよね。という話からあの企画ができたとか。

ジェロに「海雪」を提供した時の話も、たまたま出雲崎という地名を
スタッフの口から以前聞いていて、あのルックスで、女心の演歌を歌わせたら
みんな面白いと思うだろうなあという思いで、あの詞を書いたとか。
発想が他の人が考えないようなアイデアで、いつも新鮮ですね。

AKBの曲でも、最初はアイドル王道的な曲、次はRIVERのような
タイトな曲、そしてそのあとは唱歌のような曲と、手をかえ品をかえと
いろいろなAKBを見せるようにしているとか。
AKB48の名前の付け方がとても秀逸だし、HKTとかSKEとか、全部に
応用できるところがまたすごいと思います。

そんな秋元さんのアイデア力の秘密が少しかいまみれて、誰でもそのアイデアを
思いつくことができるんだよ、と教えてくれているような一冊でした。
とりあえず、頼んだことのないメニューを頼んだり、行ったことのない道を
歩いてみたりすることからはじめてみようかな。
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by arinko-mama | 2013-05-24 10:00 | 読書

「納得しないと動かない症候群」 松本幸夫

私は実際に新入社員など若い人と接する機会がないのですが、
ちょっと面白いタイトルだったので、借りてみました。

著者の体験で、若い人の前で講演をしたときに、休憩時間を10分とって
下さい。といったところ、誰もその場を立ち去ろうとしなかったそうです。
そこでトイレに行ったり、飲み物など買っておいた方がいいですよ。と
言ったところ、あ~なるほど。といった感じでようやく何人か立ち上がり、
その後みんな休憩に入ったそうです。

私たちの頃はそうではなかったのか?と言われてもどうだったか思い出せ
ませんが、今二人の娘を育てていますが、学校でもそんな感じなのでしょうか。
確かに宿泊学習に関しても、どういう服装で行くのか、どんなバッグをもって
行くのか、お菓子はどんなものを持っていくのか、いちいち細かに先生から
指示があり、もっと適当でいいのになあ。と思うことがしばしばあります。

常識的に考えて・・・という常識を誰も教えてくれなくなって、
叱ってくれる人がいなくなって、何がいいのか、何が悪いのか、どうして
なのか、わからなくなってきているのかもしれませんね。
指示を出されても、それをやっていいのか、なぜそれをするのか、
自分で理解して初めて行動できるということなんですね。
ちょっとこれからの社会に役立ちそうな話なので興味深かったです。
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by arinko-mama | 2013-05-23 13:25 | 読書

「それでも三月は、また」

作家・詩人17人によるアンソロジー。
3・11から一年後ぐらいに出版された作品集です。
川上未映子さん、池澤夏樹さんの作品が印象に残りました。
他にも村上龍さん、谷川俊太郎さん、多和田葉子さんなど、
普段から好きな方々、そして初めての作家さん両方読めました。

3・11当日は九州に住んでいて、実際にその揺れを体験して
いないのですが、仙台に住み始めて、皆さんから当時のことを
聞いたり、報道で見たり聞いたり読んだり、そしてこの前も
閖上地区に車で行って、被災地の今の様子をこの目でみたりと
いろいろなことをしてきました。

こういう文学作品になると、また一人ずつ全然違う作品になって、
作家の方々も普通の私たちと同じようにある程度震災前と震災後では
書く内容や、書き方に変化があったのではないかと思います。
それだけ日本人にとってショッキングな出来事だったんですね。
一年後、二年後、月日を経る中でも、あの日を忘れず、常に心に
とめて、一日を大事に生きていきたいと改めて思いました。
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by arinko-mama | 2013-05-22 15:37 | 読書

「トカラ列島」 斉藤潤

皆既日蝕のときに、その名前を聞いたことがありますが、
普段はTVなどで取り上げられることもなく、知らない人がほとんど
だと思います。どんなところなのか、興味をもって読みました。

牛や馬、他のいろいろな動物と共存、自給自足、天然温泉。
電気が使える時間は一日4~6時間程度、電話も島に一台だけ。
すごく人間らしい生活。同じ日本語を話す日本人でもいろいろな
島が存在することに驚きです。

東京を中心に報じられる最先端の技術や生活。TVだけをみていると、
日本中の人々がみんなスマートフォンをもって、通勤して、おしゃれな
ビルで買い物やランチ・・・経済的にもアベノミクス!などと景気のいい
話が続きますが、実際転勤族でいろいろな地方で生活している私たちは
日本全部がそういう暮らしでもないよ。と感じたり・・・

こういう島々の暮らしを紹介している本を読んだり、海外で暮らしている
日本人のことを知ったりすることは、自分が改めて一人の小さな人間で
あるということを考えさせられるし、もう少し自分の生活を見直して
見ようという気持ちにもなると思います。今日もトカラで懸命に
生きている人たちがいるんですね。私も頑張らなくっちゃ。
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by arinko-mama | 2013-05-20 11:59 | 読書

「さらさらさん」 大野更紗

東北の福島県出身、ご両親は農業で毎日朝から晩まで働いていて、
それでもたくさんの絵本や、難しい本を読んで勉強していて
大学は東京へ。ミャンマー難民についての研究をしているときに、
とても複雑な名前の難病にかかってしまった更紗さん。

その難病を発症した体験をつづった「困っている人」がベストセラーと
あるのですが、未読で、いきなりこの対談集にいってしまったので
少しわからないところがありましたが、糸井さんや乙武さんとの
対談など、共感できるところや、なるほど~。と思うところが
結構あって、考えさせられる内容でした。

社会的弱者の方々に関しては、いろいろなTV番組でその実情が
語られて、暗いナレーションがついて、「大変なんだな~」と
視聴者の方もつらい気分になってしまうので、最初からあまりみたく
なくて、私はそういうドキュメンタリーやドラマをみるのがとても
苦手なのだけれど、大野さんが実際にミャンマーで難民の方の
生活をみたときには、みんな普通の生活をしているという話。
そんな現実を知るということが大事なんだという気がしました。

偏った見方をするのではなく、いろいろな見方をすることができる
大人になりたいなあ。と思います。そして子どもたちにも普通とか
まともな人というのはいなくて、本当にいろんな人がいるんだという
ことを知ってほしいと思います。
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by arinko-mama | 2013-05-17 13:05 | 読書

「せいめいのはなし」 福岡伸一

「せいめいのれきし」という絵本に影響を受けて、今の自分があるという
お話をされていた福岡さん。「せいめいのはなし」というタイトルは
ここからきているんでしょうね。字体も似ているような。

内田樹さん、作家の朝吹さん、川上さん、養老さんとの対談集です。
動的平衡の話は何度か読んだことがあるので、内田さんとは経済に関しても
動的平衡の話があったり、クラ交易の話や贈与経済の話をされていて、
こういう新しい知識がまた身についてうれしかったです。

朝吹さんの「きことわ」も読みたくなったので、今日借りてきました。
今度読んでみようかと思っています。

養老さんの虫の話は相変わらず面白くて、擬態の話とか、また自分の
知らない分野の話を読むことができて、楽しかったです。
対談は、異分野の方と、何かしら接点ができるところがとても面白くて
その人の魅力をまた発見することができて、関連本をまた読んでしまいます。
でも面白いです。
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by arinko-mama | 2013-05-16 13:46 | 読書

「日本文化の論点」 宇野 常寛

NHKの「ニッポンのジレンマ」という討論番組でおみかけしてから
ちょっと興味をもった宇野さんです。
1978年生まれ。30代半ばぐらいの方の話は少し自分たちとは
世代が違う感じで、ちょうどバブル崩壊後就職して結婚して出産してと
忙しく過ごしてきた時代の日本のサブカルチャーについてとても詳しく、
特にAKBの話はとても興味深かったです。

私たちがアイドルに夢中になった80年代はTVの音楽番組やアイドル
雑誌が全盛期で、今のようにネットもなく好きになった歌手についての
情報はマスコミ提供のものでした。(半ば作られているもの)

いまのAKBなどは、初めに劇場にたっていたころはマスコミの情報は
ほとんどなく、どのように広まっていったかというと、劇場に行った
ファンがブログなどに感想を書いたりして少しずつ認知されて広まって
行く形。そして自分がファンになったアイドルと実際にあったり話したり、
育てていく過程を楽しんでいる。今はアイドル本人がツイッターで自分の
ことをどんどん発信していたりするところも全然違いますね。

こういう世代を生きてきた若い人たちと、昭和を生きてきた私たちより
上の世代の方とが、どんなふうに交流して、同じ日本を動かしていくのか、
少しずつ変化していくコミュニケーションの形に乗り遅れないように
いろいろな世代の人が書いた本をもっと読みたいと思いました。
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by arinko-mama | 2013-05-12 10:58 | 読書