菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡 生きる力がつく授業 菊池省三

少しずつですがあたたかくなってきました。
九州ではもう2月からぽかぽか陽気なのに、仙台はいつまでも朝晩寒くて、
特に風が強い日は全然春を感じられません。
今日、ようやく梅が開花しました。というニュースを聞きました。

とはいえ、下の子は入学式。上の子は中2になります。
どんなクラスになるのか、どんな先生になるのか、楽しみと不安でいっぱいの
ようです。

この菊池先生の本を読みましたが、学級崩壊していたクラスを立て直すプロの
ような先生で、この本に出ているクラスも、5年生まではあまりいいクラスでは
なかったようです。授業が始まっても階段の踊り場で話していたり、グループが
いくつかできていて、クラスに溶け込まない子がいたり・・・

そんなクラスが、菊池先生の指導によって変わっていきます。
今の子どもたちは、人前で何かを発表したり、自己紹介をしたり
自分の意見を言ったりするのが苦手なようです。それを克服するために、
菊池先生の授業では、相手に質問して答えを聞いたら、またさらに質問して
どんどん相手のことを知っていくという試みとか、毎日自分ノートを書いて
そこにいろいろなことを書かせて、いくつかをクラスで発表したりすること
でクラス一人一人のいい個性を引き出していく手法をとっています。

ほめ言葉のシャワーをあびることで、子どもたちは自己肯定感をもつように
なって、クラスの中で自分の位置に自信をもっていくのです。
こんな風な先生が担任の先生になってくれるといいなあと思いました。
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by arinko-mama | 2013-03-28 14:10 | 読書

「冒険の国」 桐野夏生

初期の作品で短そうだったので読んでみました。
なんとなく尻切れトンボだったのですが、
バブル前後の浦安近辺を舞台にした話だったので、
なんとなく手に取ってみました。
携帯もパソコンもなかった時代。懐かしいです。

ある日突然、家族が自殺してしまう。
少しでもその理由を探りたくなる残された家族の苦悩が
描かれています。

今でいうと、少し違うかもしれないけれど、震災で突然
家族を失った喪失感にもつながるかもしれません。
そういう小説もこれから書かれるのかな・・・と思ったり
しました。
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by arinko-mama | 2013-03-19 23:48 | 読書

「立派になりましたか?」 大道珠貴

なんとなく40代ぐらいの人の話ということで読んでみたけれど、
「トッキュウ」というクラスは特別学級の意味だと分かってから、
一人一人の話が少し特殊な人生なのかなと思いました。
でもこういう人たちが主人公の話は読んだことがないので、
しかもよく描かれているのでつい引き込まれて読んでしまいました。

今娘と同い年の子どもたちのテストの採点の仕事をしていますが、
中には全然解答を書いてないものもあって、クラスの中で同じ授業を
受けているのに、なぜこんなに差が出るのかな。と思ったりします。
そのまま3年間過ごして、中学を卒業して、どこかの高校に行って、
その後このほぼ白紙の答案の子どもたちはどんな人生を歩むのか。
いらぬ心配をしてしまいます・・・

でもこの本を読むと、その人たちはその人たちなりに、前向きに
人生を歩んでいるんだなあ。と思いました。
娘たちは高校受験のために、いろんなことを点数で決められて、
のびのびとできていない気もします。性格がよければいい!
そんなゆったりとした世の中に日本もなるといいのにな。
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by arinko-mama | 2013-03-19 23:43 | 読書

「理科読をはじめよう」 滝川洋二 編

風車を自分でつくってしまったマラウイの14歳の少年の話の次は・・・
ということではないのですが、偶然借りていました。
私は典型的文系の頭で、高校の時点でもう理数系はまったくついていけず。
文章を読んでも頭に入ってこないし、あまり興味がない分野で。

でも下の子は少し世の中の仕組みに興味をもってきていて、
レゴや工作をみていても、マニュアルどおりのものを作るのではなく、
自分の考えたものを作り出す傾向があるので、何かの才能があるのかな、と
手探り中。とりあえず、チャレンジの「考える力プラス」を1年生から
はじめることにしました。私も一緒に勉強できそうですし。

さて理科読。紹介されている本は若干古いようです。でも図書館にいくと
下の子はそのコーナーに並んでいるものを手に取ることが多く、
こういうのが読みたい!という感じで、植物の図鑑のようなものをみたり
しています。ただ実践に結びつく感じはないですが・・・笑

どんなものでもそういう仕組みになっている理由があるということを
私自身最近考えていて、ただ日本人は生まれた時からある程度満ち足りた
生活を送っているので、その当たり前を考えてみることが少ないのでは
ないかと思います。震災のときにいろいろな知恵を出し合ったように、
学校で習ったことを活かす場所があれば、もっとクリエイティブな世の中に
なるのかもしれません。そんなことから少し科学的な知識を子供たちに
教えていく必要があるのかな。と思いました。まずは絵本から読み聞かせて
理科読を始めたいです!
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by arinko-mama | 2013-03-04 11:46 | 読書

「風をつかまえた少年」 ウィリアム・カムクワンバ

偶然図書館でみつけた一冊がとてもいい本でした。
貧しいマラウイという国に生まれたウィリアムは、学校の図書館で
風力発電の本をみつけ、そこからあきらめることなく研究を重ね、
廃材などを利用して、自宅の裏に風力発電装置を作ります。

その装置を偶然見た人から他の人へ、マスコミに記事にされ・・・
その偉業がどんどん伝わり、彼は大学にも行けるように。
TEDでもスピーチしているようなのであとで聞いてみたいです。

日本では当たり前のように受けられる教育ですが、最近採点の仕事を
していて感じますが、授業の内容すらきちんと理解できていない生徒が
とても多いです。もったいないなあ・・・と思います。

小さいころから身の周りが便利で、特に不自由も感じない世の中、
必死に勉強する姿勢のようなものが薄れているのかもしれません。
大人の私たちでさえ、ラジオから音が出る仕組みをきちんと説明できる
人は少ないでしょう。科学的知識を増やすには、ただ授業を受けて
丸暗記するだけではなく、なぜ?どうして?と調べて人に説明できる
ような力をつけないといけないのかもしれないなあ、と思いました。
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by arinko-mama | 2013-03-03 22:15 | 読書

「るり姉」 椰月美智子

椰月さんの本だったので、読んでみたいなあと思っていました。
るり姉は三姉妹にとって叔母にあたる女性。両親が離婚して女で一つで
育てられてきた三姉妹は思春期まっただ中。そんなときにお母さんの妹
であるるり姉の存在はとてもゆる~く家族をつないでいたりします。

るり姉の魅力は十分伝わってきたし、こんな関係いいな。と思ったり、
子どもたちのセリフなんかも思春期っぽくって上手だし。
ただお母さんの章で、もう少しるり姉の病気の間どんなことを考えたか
とか、もっとつらい部分があるんじゃないかとか、掘り下げてほしいし、
肝心のるり姉の気持ちが語られていないので、最後どうなるの?どうなるの?
で結局あらあら・・・?とあっさり読み終わってしまった感じでした。

我が家の娘二人をみていると、女の姉妹っていいなあ、と思います。
ケンカもするけれど、仲のいい時もあるし、食べ物を分け合って食べている
ときなんか、女二人で幸せそうだし。大きくなったら一緒に買いものに
行ったり旅行に行ったりもできそうですしね。弟しかいなくて、
母も男兄弟しかいない私にはとてもうらやましい関係です。いいなあ。
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by arinko-mama | 2013-03-01 23:42 | 読書

「日本を変えよう」 勝間和代

勝間さんのTVでのイメージは、すごく早口で自分の主張をどんどん
話している感じ。頭の回転が速くて圧倒されてしまうなあと思っていました。
でもこの本はこちらがゆっくり読むだけなので、とてもわかりやすく
日本の今の問題点がすっきりとまとめられていて、雨宮さんや西原さんとの
女性同士の対談も、とても真面目に分からないところは分からないと
素直に話して質問しているところがよかったです。

私は専業主婦をずっと続けているので、若くして子供を産み、育てながら
離婚を2回も経験し、仕事も頑張っている勝間さんのような超人には
なれそうにないけれど、女性として尊敬できるし、早く子供を産むといいとか、
子供を育てることは人間として成長できるとか、女性も働くべきだとか、
主張されている内容には共感できます。

それと、日本の大学などの教育費が恐ろしく高いこともそう、奨学金制度も
今は高利率でローンだとかで、そんな思いまでして大学に行って、院を出ても
就職がないとか、正社員になれなかった人はなかなかいい職にありつけないとか
もう最近いろんな本を読んで、共通した日本の問題点が頭の中で整理されて
きました。

その中でノーベル平和賞のグラミン銀行の話とかはとても勉強になったし、
いろいろな仕組みづくりをすることで、日本も変わっていくことができるのだと
勇気づけられました。私一人何かしても変わらないけれど、ちょっとした
意識変化をみんなですれば、それが大きな力になることをこの本を読んで
感じて、少し未来が明るくなったような気がしました。もう少しいろいろな
知識を得たいので、紹介されている本などを読んでみたいです。
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by arinko-mama | 2013-03-01 23:08 | 読書