「もしもし下北沢」 よしもとばなな

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下北沢は昔一度だけ友人たちとぶらぶらしたことがあります。
おしゃれな雑貨屋さんをめぐって、喫茶店でお茶して。
実在のお店らしきものが登場するので、もう少し街の様子を知って
いたら、イメージができてよかったかも。

家族を失った後の喪失感。
ばななさんの作品に、前にも同じテーマがあったと思います。
私も祖父母の家から大学に通っていたときに祖父が亡くなったので、
その時のことを思い出しました。
一緒に住んでいた人が亡くなるというのは不思議です。
そして、数年前、祖母と電話で祖父のことを話していたときに、
自然と涙がこぼれました。時間がかかりますね。

主人公の恋愛については少しクエスチョンマークでしたが、
母親との関係の描き方がとても秀逸でよかったです。
あと、お店をやっていくことというのは、結構大変なんだなあと
開いたこともないし、お店で働いたこともない私ですが思いました。
ときどきハッとさせられる的を得た表現に、またまたKOです。
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by arinko-mama | 2011-08-31 23:33 | 読書

「宮城県気仙沼発!ファイト新聞」

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小学生から高校生まで12人が書いたファイト新聞をまとめたもの。
初代編集長は小学校2年生の女の子。
暗い話は書かないという編集方針だとのこと。

不自由で毎日が大変な避難所生活の中で、自分にできることは何か。
考えて行動する子供たちの姿。
ニュースでもいろいろな作業を手伝ったり、明るく笑っている子供たちを
みて涙が出ました。

「ファイト新聞」では暗いことは書かれていないので、
今日はパキスタン人が来て、カレーを作ってくれた!とか、
DSが欲しいと言ったら、すぐにプレゼントされた!とか、
○○さんが来てくれた!という明るいニュースばかり。
でも日々、ちょっとした明るい出来事に目を向け、それを伝えることで
子供たちも前向きになれたでしょうし、大人たちも励まされたのでしょう。

小6の娘もじっくり読んでいました。絵がうまい子がいたり、
いろいろな色を使って一生懸命描いている様子が目に浮かぶようです。
ぜひ小学校の図書館にもおいて、みんなで読んでほしい一冊です。
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by arinko-mama | 2011-08-30 22:36 | 読書

「島国日本の脳をきたえる」 茂木健一郎

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昨年の秋、茂木さんが講演会に招かれて訪れた神津島。
先生はすべての生徒の名前を憶えていて、大人も子供もみんな知り合い。
そういう島に生まれた子供たちが、将来島から外に出て上手くやっていけるのか
不安だということに対して、茂木さんはそういう安定したコミュニティがあれば
子供たちはきちんとやっていける。
時々島の外から刺激を与えるような人を呼ぶなどするといい、とのこと。

日本人の若者は外国の大学に行かなかったり、日本の大学に外国人がこない、
という問題もある。私が通っていた大学には中国人、韓国人が少しいたけれど、
なかなか会話したり、仲よくなったりというところまでいかなかった。
やっぱり日本人は少し閉鎖的なところがあるのかもしれません。

話すことができなくても、外国に行っていろいろな文化の違いを自分の目で
見ることはとても勉強になると思います。
NHKの海外ドラマを娘と一緒にみていたら、日本人のとらえ方が全然違って
こんな風に思われているんだね。と思って少し残念でした。
cool Japanという番組でも日本のいろいろな文化に対して外国人が
賛否両論していると、へぇ~っと思います。一歩外に出て、違う視点で
物事をみるというのが大事ですね。
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by arinko-mama | 2011-08-30 14:01 | 読書

「ナイトミュージアム」

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夏休みに何か子供たちと一緒に楽しめるDVDはないかな。と
「ナイトミュージアム」を借りてきました。
上の子は楽しかったようですが、下の子は内容が難しかったみたい。

アメリカの歴史を知っていたり、ちょっと知識があったほうが
いろいろ楽しめますね。
博物館に飾ってあるものが全部動き出したら・・・と考えると
怖いものがありますね~、一種のホラーかしら?

小さいころ、東京タワーの蝋人形館で地獄みたいなすごく怖いのがあって、
弟がその夜一晩中泣いて眠れなかった記憶があります。
きっと今、下の子があんなのをみたら、眠れないんだろうなあ・・・

動物園や水族館に行くと、この動物たちは私たちをどうみているのかな。
とか、こんな檻の中に閉じ込められていて、楽しいのかな。とか
時々考えてしまうけれど、この映画もそういう視点で描かれているのかも
しれませんね。
子どものころに行ったときは、展示物がいっぱい飾ってあって、
ただただその迫力に圧倒されたものですが、大人になってから
もう一度博物館に行くのが楽しいですね。東京タワーの蝋人形館も
いつかまた行ってみようかな。
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by arinko-mama | 2011-08-30 13:37 | 映画

「知識ゼロからの池上彰の世界経済地図入門」 池上彰

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震災後に書かれた新刊です。
日本自体がこの先どうなっていくのか、気になりますが、
最近英語を始めたのも、グローバルな視点を持ちたいというところで、
世界のことにも少し目を向けていきたいなあ。と思い、
この本を借りて読んでみました。

池上さんの解説はわかりやすく、扇情的な内容ではなく、むしろ
こんな面もあるんだよと、前向きでいい面も紹介しているので、
まさに知識ゼロの私でも、世界経済地図について少し理解できました。

日本が震災にあったときに、世界からたくさんの支援があったこと、
そして、日本人の冷静さを称賛する声があったことなど、
世界からみた日本、日本の位置づけなどを知る機会を得ました。

それまでは育児に追われて、自分のことや日本のことしか考えられ
なかったというか、他の世界のことなんて食べ物や文化や観光施設のこと
ぐらいしか考えたことがなかったけれど、もう少しいろいろみていくと
面白いのかなと思いました。
他の国で起こっていることも少しはチェックしてみようと思います!
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by arinko-mama | 2011-08-26 00:57 | 読書

「もっと知りたいパウル・クレー」 新藤真知

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パウル・クレーという画家のことを知ったのは、茂木さんのツイッターです。
つい最近まで、東京で作品展が開かれていたようで、雑誌にも取り上げられて
いたとのこと。九州に住んでいると、あまり情報が入りません・・・

芸術関係は全然わからないので、この本を借りて勉強してみました。
時代的にいうと、ミロやピカソ、マティスなどと同じ世代。
ミロやピカソは大学のとき、スペインの美術館でみました。
クレーは音楽関係の両親の影響で、バッハなどの音楽を好み、
そして文学も愛好、詩も自ら書いていたという真の芸術家。

線に特徴があって、ベルンで生まれ、チュニジアやエジプトを
旅行することで、絵画に影響があったりするところに
魅力があるようです。
展覧会は終わってしまったけれど、いつか実際に彼の絵をみることが
できたらいいなあ。と思いました。
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by arinko-mama | 2011-08-26 00:35 | 読書

「グラデーション」 永井するみ

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帰省中に、近所の図書館で借りました。
娘二人を連れて児童室に行ったのですが、ここの図書館は
こちらの図書館にはないYA系の本がたくさん並べてあったので、
上の娘(小6)にも大量に選んであげ、私もこの一冊を借りました。

スタートが14歳ぐらいで、バスケ部に入っていたりする普通の女の子
なのですが、高校で美術部に入ります。
そのきっかけとか、思春期特有のあれこれや、20代へと進んでいく過程が
とてもゆっくりと丁寧に描かれていて、同じような年齢の女の子が読んでも
いいし、大人になってからでも十分楽しめる一冊だったように思います。

永井するみさんは亡くなられてしまったので、もう新しい作品が増えないから、
みつけてはポツポツと読んでいます。この作品はとてもよかったです。
本当に女性を描くのがうまくて、特に職業をもった女性の気持ちなんかを
丁寧に表現していて、読みやすく、共感を得やすい作品が多いです。
もっと作品をたくさん読みたかったです。今でも残念です・・・
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by arinko-mama | 2011-08-25 22:46 | 読書

もうすぐ夏休みも終わり

2週間帰省して、20日に戻ってきました。
春休みは震災の影響で帰省できなかったので、
娘たちも私もとても楽しみにしていました。
両親や祖母の元気な顔をみることができて、よかったです。

夏祭り、箱根、御殿場アウトレット、江の島水族館、横浜、
プールなど夏を満喫してきました。
おいしいものもいっぱい食べさせてもらい、感謝でいっぱいです。

いつも九州の方言にどっぷりつかっている私たちなので、
関東にもどると、電車の中で耳にする標準語が新鮮に聞こえます。
テレビのCMもどことなく洗練されている内容のような・・・

今年は節電の夏ということで、クーラーを控えめにしている
施設が多かったです。特に関東は。
でもすぐに目が慣れたし、このぐらいでちょうどいいのかな。
と思ったりしました。今まで電気を使いすぎていたんですね。

ちょうど行っている間に、東北で震度5弱の地震が一度あり、
私たち親子3人だけ怖くて机の下にもぐりましたが、
母は慣れた様子で、「大丈夫よ。」といった感じでした。
当日はめまいがしたのかと思うほど、ぐらっと揺れたそうです。

「食卓で話題にしてくれるだけでも、被災地の助けになる」と
被災地の人が言っているというのを新聞で読みました。
少しでも近い関東に帰省して、当時の話を聞いたり、様子をみただけ
でも、この夏休みは意味のあるものだったと思いました。

もうすぐ8月も終わり。
なんとか節電の夏は乗り越えられそうですね。
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by arinko-mama | 2011-08-24 18:41 | つれづれ

「「こつこつ」と生きています」 岸本葉子

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夏休みに入って、毎日暑いせいか、子供たちもにぎやかなせいか、
読書が全然進みません。でもこの一冊はとてもよかったです。

岸本葉子さんのエッセイは私より少し年上の等身大の女性が
普段思うことを率直に、ありのまま描かれているので好きです。
今回のこの本は、昨年からスタートされたブログの内容ですが、
特に後半は東日本大震災当日から数日にかけての岸本さんの行動や、
感じたことなどをそのまま文章にされているので、
私もその当時のことを思い出しながら読みました。

震災後、いろいろなメディアで、いろいろな人が、その時何を
思い、その後どのような行動をとったか、語っているのをみたり
聞いたりしています。

こんな風にほかの人の真剣な言葉を聞くことは今までそれほど
なかったし、一人一人が一日一日を大事に生きているのだ。
まさに「こつこつ」と生きているのだということを知ることが
できたし、何か人の役に立つことをしたい。と感じている人が
増えたというニュースを聞きました。

人が人を思いやって助け合うこと、最善の方法をみんなで考える
ことを通じて、日本がいい方向に向かうように願いたいです。
とても素敵な岸本さんの生き方、私もまねして頑張りたいです。
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by arinko-mama | 2011-08-01 23:28 | 読書