「言葉で世界を変えよう」 黛まどか 茂木健一郎

a0020440_23134587.jpg
6年生の娘が習っているのが「薫風」というタイトルの黛まどかさんのエッセイ。
俳人ということで、五感をつかわずにいられない表現力。すばらしいです。

最近読んでいる茂木さんとの対談ということで、手に取りました。
同い年ということで、話が弾んでいますが、茂木さんの難しい話に
きちんとついていっている黛さんがすごいですね。

以前、韓国を旅しながら俳句を詠むという形のエッセイを読みましたが、
その後の活動をHPでみたら、2005年ごろから「日本再発見塾」や、
去年は文化庁の文化交流使として渡仏されているとのこと。

「日本再発見塾」では福島の飯館村を訪れていたつながりで、
明日NHKに生出演されるという情報がありました。
下の子が教育テレビをみたい時間ですが、みれるかな?

この対談はもちろん震災前に行われていますが、日本は大火や地震に
よってリセットを繰り返し、無常観を身につけて生きているとありました。
阪神大震災のときも、たくさんの俳句が生きる喜びとして詠まれたそうです。
少しずつでも一歩ずつでも前に進んでいけるよう、
「言葉で日本をそして世界を変えよう。」本当にそう思いました。
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-27 23:29 | 読書

「砂漠と鼠とあんかけ蕎麦」 五味太郎 山折哲雄

a0020440_18495785.jpg
副題に神さまについての話とあったので読んでみました。
神さまについて話す。というのはあまりしないですね。
娘の幼稚園はキリスト教の教えに基づいているので、礼拝でお話があるようです。
でも私は公立育ちで、礼拝の時間とかがなかったので、あまり深く考えずに
過ごしてきました。

砂漠という風土のなか、食糧調達もままならず、一神教にいきついたという
考え方。キリストもイスラムもそうなんですね。
日本は湿った風土で、自然にも恵まれているため、森や山への信仰という
形になっているとか。興味深い話です。

そして最近よくそういった話を本で読むのですが、人が亡くなって火葬場で
焼かれる過程とか、生きている肉や魚をさばいている過程をみていない
日本人は、命の大切さを実感しにくいということ。
インドではガンジス川にすべて流され、沐浴もします。
同じように京都の鴨川で・・・という山折さんのお話。
インドのことが話題に出ていたので、インドについても知りたくなりました。

最近、異なる分野の方同士の対談が面白くて、みつけると読みたくなります。
人と人の会話で広がっていく話題がとても勉強になります。
この本も宗教について、ぼんやりとつかむことができて面白かったです!
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-24 19:01 | 読書

「風の又三郎」 宮澤賢治

宮澤賢治の作品集を読んでみました。
この前、ユーミンがラジオで今回の震災で宮澤賢治の「グスコーブドリの伝記」を
思い出した。といっていたので、読んでみたかったのです。

「銀河鉄道の夜」「やまなし」など、教科書などで知っているものもいくつか
ありましたが、改めてその知識の幅広さと物語の深さがすごいと思いました。

岩手という風土。自然との共生。物にも一つ一つ命があり、人はその自然とともに
あること。宗教的な要素もあり、深く考えさせられる童話ばかりでした。
震災で、自然とともに生きるということを改めて感じさせされました。

音楽や科学、宗教、植物学、農業・・・いろいろな分野からの切り口が
一つ一つの短編童話から伝わってきます。
子供だけではなく、大人になってからも味わえる作品の数々だと思いました。
もう少し宮澤賢治について研究した本を読んでみたくなりました。
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-24 18:41 | 読書

「月と蟹」 道尾秀介

a0020440_14434157.jpg
少し前、道尾さんのエッセイ「プロムナード」を読んだとき、
作品も読んでみたいなあと思っていました。
直木賞受賞作がたまたま図書館に並んでいました♪

小学校5年生の男の子二人、女の子一人の話なのですが、
一人は父親を事故で亡くし、一人は父親に虐待され、一人は母親を事故で亡くして
いるという、かなしい環境の子供たちです。
ヤドカリを火でいたずらするという少々残酷な形の遊び。
やがて、そのヤドカリをヤドカミさまとして、何か願い事をするとかなう、という
遊びに発展します。
その願い事が、誰かを不幸にする願い事で、自分のもやもやした気持ちを
発散させる方向に・・・。

子供というのは少し残酷なところがあって、小さな虫や動物をいじめたりする
こともあります。そういった残虐性と、自分ではどうにもならない環境に
対する憤りとをミックスして、人間の悲しさのようなものを表現しているのかな。
と思いました。

初めて道尾さんの作品を読みましたが、ホラーのようなものが多いと聞いていて、
どうかな~と思いましたが、ヤドカリの描写シーンを少し飛ばして読んだので、
なんとか読めました。でも心の動きや人物設定とか、すごく上手いと思いました。

小学校高学年というと、いろんなことに敏感になって、特にこういう家庭環境の
子供ほど、大人っぽいというか、悟っているようなことが多いような気がします。
娘のお友達にもいろんな子がいて、最近は趣味や嗜好もいろいろ変わってきて、
自分が読まないようなジャンルの本を熱心に読んでいる子なんかもいるそう。
思春期の入り口。常に娘の様子をみながら、よき相談相手になりたいと思います。
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-23 14:58 | 読書

早速お休み

幼稚園が始まって、数日。
授業参観があって、年中組の新しいお友達との雰囲気や
先生との面談も終わってほっとしたところでした。

朝、突然、下の子が嘔吐。ど、どうしたの~???
そのあと様子をみていたのですが、落ち着いてきたようだったので、
車で送迎をすることにして、午前保育に行かせることに。
迎えに行くと、お友達といつものように遊んでいました。
なんだ、大丈夫かな。と先生とも話したのですが、
その後、家に帰ってからは、ずっとお布団で寝たまま。
小児科に連れて行き、お薬を飲ませてもダメでした。

次の日も高熱が出て、一日中眠ったまま。
おなかが痛くてしんどいと言います。かわいそうに。
同じクラスで休んでいる子も同じ症状とのこと。
流行っているのかな?

ようやく今日、熱が37度台になり、ねーねとトランプをして
遊ぶことができるまで回復しました。
新しいクラスになって、先生も変わって、少し緊張して
彼女なりにがんばりすぎたのかな??
来週は遠足もあるので、ゆっくりやさしく過ごそうと思います♪
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-23 14:42 | 第2子

「ゲゲゲの女房と品格の母が語る知足安分」 武良布枝 坂東眞理子

a0020440_5291260.jpg
去年、NHKの朝の連続ドラマで「ゲゲゲの女房」をみました。
その後、松下奈緒さんと武良さんとの対談もみました。
とても感じのいい方で、水木さんを愛し、謙虚に支える妻。という印象でした。

坂東さんの「女性の品格」も読みました。こちらは東大出身、キャリアウーマンと
いった印象の方ですが、自宅訪問の様子をTVでみると、さばさばした
普通のお母さんっぽい面白い方でした。

この二人の対談ということで、興味深く読みました。
タイトルとなった「知足安分」ちそくあんぶんとは、
足るを知り、分に安んずということ。
高望みをせず、自分の境遇に満足すること。
という意味です。とてもいい言葉ですね。

武良さんは水木さんの仕事が安定しなかった頃、節約レシピで
なんとか家庭を支え、今でもその倹約を続けているそうです。
子育てに関しても、お二人とも、子供の天分を受け止め、
あるがままを受け入れることが必要とのこと。
確かに長女と次女とは性格が違うなあ~。と感じます。
同じようにしてもダメですね~。

そして夫婦円満の秘訣はお互いに尊敬の念を抱くこと。
我が家はもともと大学の同級生なので、難しいですが(笑)、
私が仕事をしていたときは対等に意見を交わしていたりして、
上から目線でしたが、今は相談相手としてアドバイスしています。
人生の先輩の言葉は本当に参考になりますね。
節約レシピの「ゲゲゲの食卓」もぜひ読んでみたいです!
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-18 05:57 | 読書

避難所に幼稚園設置へ

大型避難所に幼稚園設置へというニュース。
5歳と3歳のお子さんがいる、病院の先生。
国を待つことなく、自分で動いてユニセフの支援のもと、幼稚園設置まで
奔走されたとのこと。素晴らしいニュースですね。

子供たちも幼稚園で同じ年頃の子供と遊んだり、先生と会って少しでも
日常を取り戻すことが大事ですね。
先生も今までと同じように仕事をすることで、精神的にも救われるはず。

娘を幼稚園に預けていると、先生方のあたたかい愛情や優しさに
本当に頭の下がる思いです。
一日の半分を幼稚園で過ごしている娘が心安らかなのは、
いつも幼稚園でお祈りをしたり、一緒にご飯を食べるお友達や先生が
いるからこそ・・・。感謝、感謝です。

避難所の子供たち、幼稚園でいっぱいいっぱい笑顔でいられますように♪
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-16 17:49 | つれづれ

「トロンプルイユの星」 米田夕歌里

a0020440_11252315.jpg
きれいな装丁です。
2010年、すばる文学賞受賞作品とのこと。
過去の受賞作では、栗田夕起さんの「ハミザベス」や
芥川賞も受賞した、金原ひとみさん「蛇にピアス」を読んだことがあります。
どちらもその後の作品も読んだりしている作家さんです!

米田夕歌里さんは早稲田で作家の勉強をされたようです。
大学で作家になる勉強ができるところがあるんですね。
基本的な書き方のようなものを学ぶのでしょうか。どんな感じなのかな。

ハッカの缶や携帯ストラップの小物使いや、ちょっとした表現がとても絵的で、
会話もすんなり入りやすく、読みやすかったです。
内容が少しSFというか、感覚のずれというか、少し私の理解の範疇をこえる
もので、後半から、あらあら、ついていけないわ~。ワールドに突入しました。
でも、なんだか表現力に魅力があって、これからも気になる作家さんとなりました。

装丁がきれいですね。名久井直子さんという有名な方のようです。
装画は多田玲子さん。
上の娘は絵が好きで、県のコンクールで佳作ぐらいのを時々いただくのですが、
こういうデザイン関係の仕事なんてどうなのかな?と勝手に思う母でした。
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-15 11:45 | 読書

「20歳の日本一周」 岡田光永

a0020440_11481836.jpg
元不登校児の通称「おかやん」が自転車で列島横断した記録。
どんな理由で不登校になったのか、この前に「15歳のお遍路」という
本を出しているので、そちらで書かれているかもしれませんが・・・

それでも今は大学に通っている途中で、将来は先生になりたいとのこと。
どんな形であれ、勉強して就職して社会貢献をすることができれば、
それでいいのでは。と思いました。
地元の新聞でも、定時制の高校に通う大人の人がいると、
報じられているのをみると、復学というのもいいなあ。と感じます。

今回の震災で、日本地図をみることが多くなりました。
特に震災のあった、岩手から仙台、福島、茨城にかけての地域の
市や町、村の名前、今まで訪れたことのない地域で何が採れ、どんな産業が
行われていたのか、原子力発電所がどこにあるのか、いろいろな知識を
たくさん知ることができたように思います。

この地域で生きてきた人たちが、これまでがんばってきたからこそ、
関東の人たちが生活できていたわけで・・・
そんなことを考えながら、この新刊本を手に取りました。

宮城のくりこま高原自然学校の話も出てきますが、体験学習法といって、
自分で考え、自分で判断し、自分で行動できれば、社会で生きていくことが
できる。相手のことや自分のこと、次に失敗しないためにはどうすれば
よいのかを、自分自身で考えること。

胸にしみる言葉がたくさん出てきて、今こそ、この本を読んで、
元気を出して一歩前に進んで欲しいと思います。
すぐ返却しようと思います!一人でも多くの人に読んで欲しい!
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-13 12:09 | 読書

「心がぽかぽかするニュース 2009」 (社)日本新聞協会編

a0020440_1705544.jpg
毎朝、新聞をゆっくり読むのが日課です。いくつか知っている記事もありました。
震災の辛いニュースの中にも、心あたたまる記事もあります。
そのたびに、人間の力ってすごいなぁ、日本人って素晴らしいなあと
感じるものがたくさんあり、涙します。

最近はネットでニュースを確認できるので、新聞を読む人が減っているかも
しれませんが、今回の震災で、被災者の方がまず手に取るのが新聞とのこと。
何度も情報を確認できるのと、正確な記事であること。
そして、自分たちで記事をかいて壁に貼っているという子供の話も読みました。
新聞という媒体がいつまでも続くといいなあと思います。

この一冊の中にはたくさんの人の人生がありました。
心がぽかぽかしました。
今年もこれからの復興で、心がぽかぽかするニュースがたくさん
ありますように祈りたいです。
[PR]

by arinko-mama | 2011-04-09 17:12 | 読書