「七人の敵がいる」 加納朋子

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小学校のPTAの話。
といえば簡単ですが、中身がとても濃いですね~。
主人公の陽子は編集の仕事をしているバリバリのキャリアウーマン。
息子が小学校に入学して、学童に預けながら仕事をしています。

小学校に入ると入学式からはじまって、学期ごとの授業参観、
家庭訪問とかいろんな行事があって、その上、クラス役員なんかになると、
お仕事が増えちゃう。

我が家は今年子ども会の役員を引き受けることになったのですが、
ま~これが、毎月一回夜に公民館に集まって次の月にある行事について
話し合いや打ち合わせをするんですけど、二人の子供を家に残すのも怖いので
その日だけはパパに早く帰ってきてもらうようにしているのですが、
最初の月は無理で、下の子が幼稚園に入ったばっかりで、
夜私がでかけるなんていうこともなかったので、ワーワーないてしまって・・・
未だに「早く帰ってきてね」と言われつつ、夜出かけています。

行事もほぼ毎月あるんですよね。なんなのかな~・・・
夏はラジオ体操、お祭り。焼きそばをつめて売るのに立ちっぱなし・・・
私は仕事をしていないので、たいしたことないと言われてしまえば
そうですけど、この一年は休日に何かしらの行事が入っていて、
あっという間です。ま、そのほうが楽しいですけどね。

そんなPTAの独特な雰囲気と、仕事との両立の難しさ、地域のいろんな
人との対立・・・あ~あるあるとうなずきながら楽しく読みました。
小学生のお子さまのいる方はぜひオススメです!!
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by arinko-mama | 2010-09-29 13:46 | 読書

「イギリスの夫婦はなぜ手をつなぐのか」 井形慶子

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そうそう、日本人は結婚したら手をつなぐことが少なくなりますね。
イギリスではお年寄りになっても手をつなぐ夫婦が多いそうです。
観光したことがないので、分からないですけどね。

イギリスでは・・・日本では・・・といいところ悪いところいろいろ挙げていて、
夫婦というより、人間関係の築き方が国によって違うのかな~と思いました。
子供部屋にしたって、大人になってからの一人暮らしや書斎なんかも
一人で閉じこもってしまったら、その家族の様子が全然分からないです
ものね。単身赴任なんかが多いのも日本人の特徴かしら??

どちらにしても日本人は本音をあまり言わずに、波風たてないように
あまり顔に出さないでストレスをためがちなので、なるべくオープンに
思ったことを伝えていかないといけないのかな。と勉強になりました。
最近は育児に積極的にかかわるお父さんが増えてきたり、
結婚してからも仲のいい夫婦もいるので、(かたや離婚率も高いけど)
イギリスのいいところを真似して我が家も家族仲良くありたいものです。
イギリスの映画や小説ってどんなのがあったかな、今度読みたくなりました。
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by arinko-mama | 2010-09-28 13:36 | 読書

「小袖日記」 柴田よしき

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30前の女性が平安時代にタイムスリップ。
源氏物語を書いたペンネーム紫式部である香子(こうし)さまという
中年のおばさんのおそば付き女官の小袖に変身。

平安時代の文化や食生活など、詳細に調べているようで、
この時代はそんな風だったんだ。と想像するのが楽しく、
いつの時代の女性も同じように悩み、苦しみ、懸命に生きていた
のだと思わされて、とても面白く読みました。

源氏物語の知識はむかーし読んだあさきゆめみしぐらいしか
ないので、もう少しちゃんと覚えていればもっと楽しく読めたかな。
いつもの柴田よしきさんのせつなさに加えて、
タッチが氷室さんのコバルト文庫みたいなところもあって、
軽く、ふむふむ読んでいくとハマる面白さでした!
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by arinko-mama | 2010-09-24 15:30 | 読書

「旅行者の朝食」 米原万里

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米原さんの本は面白いと知っていたのに、なかなか読む機会がなく・・・
この本は食に関するテーマなので、とても読みやすく、
その知識の多さに、文章のうまさに感動しました。
実際に話している姿をみたいと思ったら、亡くなられていて残念です。

じゃがいもがどのように人々に伝わっていったのか。
ちょうどそんな本を読もうかなと思っていたので、勉強になりました。
ほかにも、アルプスの少女ハイジの山羊のお乳は実際に飲むと
それはそれはすごく臭いとか(笑)想像していたけれど・・・

東海林さだおさんの丸かじりシリーズは歴史資料的価値を
帯びつつあって、百年後、二百年後の人々がこのシリーズを
どのように解読するか知りたい。と書かれていて、本当に
そうだ!!とうなずいてしまいました。
あのシリーズは本当においしそうで、面白いですよね。
米原万里さんの本、よかったので、また読んでみたいです。
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by arinko-mama | 2010-09-22 22:08 | 読書

「武士の家計簿」 磯田道史

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歴史学者の磯田氏は1970年生まれ。同級生だわ。
磯田さんのような方が歴史の先生だったら、授業が面白そう。
昔の家計簿から当時の武家の生活を紐解くなんて・・・
だいたいその家計簿が残っていることがすごいっ。

どんな風にお給料のようなものをもらっていたのか、その金額、
何日に何の行事があって、何にどれだけお金を使っているか、
詳細に記録されている。

興味深いのは出産や、生まれてからのお祝い事など。
人が生きて、家族で生活していくのには大変なお金がかかるのだ
ということが本当によく分かります。
家計簿はつけていないけれど、つけている人は、あとで振り返って、
このときはこれにこれだけ使ったのね・・・としみじみ眺めるの
かしら??日記代わりにいいかもしれませんね。

高校時代の日本史の先生が、一番初めに黒板に書いた言葉は、
「温故知新」でした。とてもいい言葉だなあ。と思い、記憶に残って
います。磯田さんのように、昔のことを調べて、現代の人々に
参考になるように教えてくれる歴史学者さん。素晴らしい一冊です!
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by arinko-mama | 2010-09-20 14:02 | 読書

「幕末新選組」 池波正太郎

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ちょっとした歴史ブームの今日この頃・・・
大河ドラマは新撰組、篤姫、龍馬と絶対面白いだろうけれど
みてないし。どうも続きもののドラマは最近むり。

ということで、新撰組の知識も、幕末の知識もなんにもなく・・・
知らないことは知っておかなくちゃ。と読みはじめたところ、
池波さんが歴史の流れやら何やら、私のような初心者にも分かりやすく
全部説明しながら物語をすすめてくれているではないですか・・・
す、すばらしい!!

新撰組の隊士だった永岡新八の生涯を描いた長篇。
腕白小僧から剣術の達人、新撰組での活躍、晩年の生活まで。
歴史小説としても楽しめるけれど、新八という一人の武士の人生として
とても魅力のある話でした。
ほかの新撰組や歴史小説も読みたくなってきました。
もう一回、日本史の勉強をしなおさなくては・・・(笑)
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by arinko-mama | 2010-09-18 16:27 | 読書

「桃色東京塔」 柴田よしき

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表紙のピンクの東京タワーがきれい。
首都高からみる東京タワーと、大学の通学路からみる東京タワーが好きです。
そんな東京に憧れを抱く田舎の署に勤める日菜子と、警視庁に勤める岳彦。
二人がゆっくりと距離を縮めていく過程が、事件とからめながら描かれています。

柴田さんはいつも主人公の感情の揺れ動きがとてもせつなく、悲しく・・・
とくに女性の日菜子が自分の仕事に真面目に一生懸命であること、
何か問題意識をもって、前向きに生きていること。そこに共感します。
ラストもとても爽やかで私は好きです。
今後の日菜子シリーズが読みたいなあ~。
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by arinko-mama | 2010-09-15 22:27 | 読書

「100km!」 片川優子

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この前NHKのサンデースポーツで、24時間マラソンがあることを知り、
「エチカの鏡」で日本縦断の旅に出ている人たちを知り、
そしてこの三河湾100ウォーク・・・作者が実際に歩いて感じたことを
小説にしたとあとがきに書いてありました。大学生さん・・・すごい!!

私は小さい頃からあきらめがはやく、継続して最後まで粘り強く
何かをするということが苦手です。マラソンも大嫌いで遅い・・・
だからもうTVとかでそういうドキュメントをみると、ただただすごい!と
尊敬のまなざしでみるだけで、絶対できっこないや。で終わりです(笑)。

この「100km!」のみちるも最初はそう思っていた。
でも、歩く過程でいろんな人に出会い、親切にしてもらったり、
今までの人生を振り返って涙が出てきたり、なぜ参加しているのか
と考えたりするうちに、距離を延ばしていく・・・
いつかこういうのに参加することあるかな、出産を経験したらもう
何でもできそうな気もするけれど、今のところ根性ないです・・・
でも、挑戦するっていいことですね。爽やかで感動ものの作品でした!
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by arinko-mama | 2010-09-15 22:17 | 読書

「逃げる」 永井するみ

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永井するみさんの作品を早速かりてきました。
一児の母として幸せに暮らしている澪。
だが時々娘の雪那に虐待めいたことをしてしまう日々。
ある日、病院で友達を見舞った帰り、久々に父親にであってしまう。

実は澪には虐待を受けていた過去があり、それがもとで
両親がけんか、父親が母親ともみあっているうちに母親が
階段から転落。母親は死んでしまう。
祖母に育てられた澪は、祖母から父親にあったら殺しなさいと
憎しみを植えつけられていた。

父親を殺すつもりで父親の家に一晩泊まるが、父親がガンで
あることを知った澪は殺すことができずに、逆に一緒に生活
し始めてしまう・・・

ここが少し理解できずに、しかも娘の雪那や夫も義母に預けたまま、
家を出てほおりっぱなしにしてしまうところが分からない・・・
実の父親が病気なら看病する気持ちになったとしても、なぜ??
と、その疑問をもちつつ、でも先が気になるので一気に読んでしまい・・・
おおっ。やはりそうだったか。とオチ。
でも途中の展開は逃げる、追うのドキドキ感があって面白かったです。

虐待ものは読んでいてつらいですね。
なぜなのかな~子供を邪険にしてしまうその心理状態というのは。
イライラすることはあるんですけどね~
子供が犠牲になる事件が多くて、心が痛いです。
また永井するみさんの作品読もうっと。
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by arinko-mama | 2010-09-13 11:47 | 読書

「ほとばしる夏」 J・L・コンリー

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姉シャーナ13歳、弟コーディー12歳の年子の姉弟。
パパはイタリアと十六世紀のイタリアの芸術家のことばかりに夢中。
ママは仕事に夢中。試験の勉強でいっぱいいっぱい。

パパが突然遠くに行っていなくなり、家族は転居。
今まで大好きだった川や自然いっぱいの町から都会へ。
姉弟は新しい土地になじめない・・・

ある日小屋をみつけて、そこで過ごそうと思ったけれど、
森林管理官を名乗るヘンリーに出会う。
ママに内緒でヘンリーと姉弟との交流が始まる・・・

複雑な家庭事情に振り回される子供たち。
長女の私は、姉シャーナの気持ちがよく分かりました。
なぜあんなに楽しかった家族の生活がこんな風にバラバラに崩れて
いくのか・・・日記を書いたり小説を書いたりすることで、なんとか
バランスを保っているシャーナ。
将来自分が家族を持つときはずっとくっついていたいと願う。
そんなシャーナの未来が明るくハッピーであることを願いたいです。
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by arinko-mama | 2010-09-13 11:25 | 読書