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「レッド・マスカラの秋」 永井するみ

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「カカオ80%の夏」の続編。
書棚に並んでいたのを見つけたとき、あ~!出たんだ!と思う・・・
シリーズものはあまり読まないのですが、これは結構好きでした。
永井するみさんは女性の職業について、その世界を描くのが上手。
今回はモデルや化粧品会社などの世界。華やかなようで裏は・・・という感じ。

少しうまく行きすぎな展開なところが、赤川次郎さんのワールドに近くて、
中高生の女の子なら、とってもお気に入りになりそうなシリーズです♪
凪はいつもスパッと自分の意見をいい、群れないところが好き。
今度は「○○の冬」。期待しています。
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by arinko-mama | 2009-10-30 23:55 | 読書

「十五少年漂流記」 志水辰夫 原作 J・ベルヌ

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ほぼ原作に忠実に、まわりくどいところをなくして書かれたとのこと。
おかげでとても読みやすく、ハラハラドキドキの一気読みでした。

主人公が全員男の子だし、子どものころの私には無縁の物語。
やっぱり女の子なので、若草物語やジェーン・エアなんかを読んでましたね~
でもサバイバルものの元祖みたいな作品で、すごい内容ですね。

十五人は年齢もバラバラ、人種や国籍も違う。対立は必至ですね。
それでも生き延びていくためには、力をあわせて心を一つにしていかないと
いけない。十五人分の食糧を確保し、気候に合わせて生活していくんですから
すごい知恵と労力がいります。

まだ中学生ぐらいの子どもたちなのに、その知識量と技量の素晴らしさに感動
しました。今の日本で、こんなことができる男の子たちはいないでしょうね。
ボーイスカウト出身の子どもたちなら少しは知っているのかな。
一人一人がその性格によって自分の持ち場の仕事を確実にこなしていく。
リーダーが的確に指示して、意見をまとめ、動かしていく。

ペンギンはおいしくなくて、カメやフラミンゴはおいしい。
アザラシの肉を煮て、浮いた脂で明かりをともす。
牛の木という木からはミルクが。そして砂糖かえでからは糖蜜がとれる。
なんて、全く知らない・・・
このまえ読んだ「死なないでいる理由」には、肉や魚がすでに食べやすいように
加工されてスーパーに並んでいることで、いろんなことがみえなくなっている
と書かれていました。

これまで人間はこういう知恵を一生懸命使って、みんなで助け合って生きてきた
歴史があるんですね。そして今がある。なんでも簡単に手にはいり、それほど
努力しなくても生活していける今の時代は、生きている実感が沸きにくいのかも
しれませんね。不便な生活に戻って、限りある資源を大事に使っていかないと
人間はこの地球に長く生きていけないという状況にきているんだな。と
この本を読んで改めて考えさせられました。
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by arinko-mama | 2009-10-30 00:36 | 読書

「なるほどの対話」 河合隼雄 吉本ばなな

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お餅を焼きながら笑っている二人の表紙がいいですね。
おじいちゃんと孫のよう・・・笑

2002年出版なので、その頃の若い人の現状を二人で話しています。
若い世代と上の世代とで持っているものを交換すればいいと思うのに、
今はそういう場がない。将来について深刻になっていたり、自分に自信が
なかったり、社会に何も貢献していないなどと考えている人が多い。
若い世代だけで固まってしまっている・・・

「大事なのは、先に考えるのではなくて、それに身をまかすこと。
それさえできれば、何か生まれてくる。」という河合先生の言葉が
一番印象に残りました。
あと、聞くことの訓練の話。子どもが何かを話してきたら、
親は「楽しかった?」「できた?」とポジティブに聞く。そう聞かれると、
逆の話が出来なくなってしまう。「そう。」とうなずいて次を待つことも
大事だとのこと。   

お互いにQ&Aをしあっていたり、対談後の感想もあるので、お二人の人柄が
分かって、おもしろかったです。
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by arinko-mama | 2009-10-28 22:58 | 読書

「びりっかすの神様」 岡田淳

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4年生の話ということで、娘に借りたのですが、
本人は途中であんまり・・・。みたいで、私の方が読んでしまいました。
とってもいいお話でした。教科書や国語の問題に出てくるような・・・
1988年に初版で、少し時間が経っているので、いまどきの話が好きな
娘にはちょっと・・・だったのかもしれません。

お父さんが病死し、お母さんが働くことになった始(はじめ)。
転校してきた4年1組の教室であいさつしようとしたとき、突然背中につばさの
はえた男の人が目の前を飛んでいるのがみえる。

びりっかすの神様は、びりにならないとみえない。
話し相手がほしい始は、その後わざとびりをとるようになる・・・

4年生ぐらいになると、自分の存在とか、自分の位置みたいなものを
気にし始める時期。そして、クラス全体で力をあわせて何かをするように
なったりもしますね。そういう大事な時期にいろいろと考えさせられる一冊
だと思います。読んでいる間、クラスの生徒が少しずつびりっかすの神様の
存在を知るようになるのがうれしいし、自分もクラスの一員になったような
気分になりました。親子で読みたい一冊です!
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by arinko-mama | 2009-10-27 22:57 | 読書

「食卓の微笑」 戸板康二

戸板さんはこの本を出版して数年後に亡くなられていますが、
ちょうど私の祖母と同じぐらいの年代の方かな。と思います。

おそば、丼もの、おでん、豆腐、うなぎ、梅干などの日本ならではの
食の話も楽しいし、コロッケ、ラーメン、パンなどの話も楽しいし、
パリで食べたお菓子、エスカルゴ、中国で食べた北京ダックなんていう
国際的な話も素敵。

銀座界隈の名店が紹介されているので(今は閉店しているところも含めて)、
どんなお店なんだろう、どんな人たちがきてるんだろう、おいしいんだろうなあ。
と想像するだけでも楽しく、この味わい深い文章を今、こうして平成の時代にも
読むことができる幸せを感じました。
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by arinko-mama | 2009-10-26 22:48 | 読書

「死なないでいる理由」 鷲田清一

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新聞や雑誌に書かれていたものをまとめたもの。
現在は大阪大学の総長である鷲田さん。
臨床哲学は今の世の中に、とても求められている学問なのかもしれません。

若い人はなかなか未来に希望を抱きにくく、「見えちゃってる」状態なのだとか。
でも、一人一人人生は違うのだし、出会う人や運命によっていろいろな選択肢が
あるし、決して今から分かっているものではない。ということ。

この前、NHKでジブリの宮崎監督と養老先生の対談をみたのですが、
一日に死んでいく人の数が交番に表示されているけれども、
あれを数字ではなく、死体の写真にでもすれば、実感できる。と。
それと同じ話がこの本にも書かれていて、今の私たちは出産シーンや
人の死後の体の変化をじかに見る人は少ない。
魚や肉を自分でさばくとかもあまりないし、生きることの根本にあるものに
ラップ・フィルム越しにしかふれることができなくなってしまった。とのこと。

本当にそうですね。なかなか「生きることはこういうことなのだ。」とか
「死ぬというのはこういうことなのだ」と実感できる体験が出来ないんですね。
今こそ自分がそれをどう考えるか、みんなで話し合える関係が必要に
なってきている・・・。

学校でも命について考えたり、中学生が保育園に行ったりなど、いろんな試み
をしているようですね。ペットを飼ったり、お年寄りとかかわるだけでも
勉強になるんだと思います。
子どもたちが悩んでいるときに適切なアドバイスができるように、いろいろ
考えておかないといけないなあ。と思いました。
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by arinko-mama | 2009-10-25 22:51 | 読書

学級閉鎖

木曜日、娘のクラスで3人欠席、2人早退でした。
金曜日、いつもより早く帰ってきた娘。マスクをつけていたので、体調が悪くなったのかと
びっくりして聞いてみると、8人欠席で朝から全員マスク着用。
1人早退したので、掃除のあとクラス全員帰宅することになったそうです。

夕方、担任の先生がプリントを持って自宅に来ました。
「学級閉鎖になりました。火曜日まで自宅から一歩も外に出ないでください。」
とのこと。日曜日に行うバザーを楽しみにしていた娘もがっかり・・・
その後、冷蔵庫に貼ったプリントをみながら、ポロポロ涙を流し始めました。

バザーに行けないのが悲しいのかな。と思って聞いたところ、
学校に行けないのが悲しい。とのこと。学級閉鎖は初めての経験。
閉鎖っていう響きがいや。みんなに会えないし、クラスの人が風邪で
苦しんでいるのも辛かったようす。

朝から自分のクラスだけ全員マスクだったので、他の学年の人に
じろじろ見られているようでいやだったことや、教室の人数が少ないのも
なんだか寂しかったようです。
娘は幼稚園の頃から、七夕に「クラスの全員がそろいますように」みたいな
ことをかいた子なので、その頃から変わってないんだな。と思いました。

新型インフルエンザで子どもが亡くなっていくニュースをやっているのを
聞いたりしているでしょうし、いつもと違う雰囲気になることも子どもに
とっては精神的につらいでしょう。
行事が中止になっている学校もあるようだし、楽しみにしていたことが
なくなってしまって、悲しい思いをしているのではないかな。と心配です。

改めて、「元気で、みんながそろっていること!」がとても大事だということが
分かった一日でした。とりあえず、家族だけは風邪をひかず元気に
明るくしなくちゃ!と家にこもりつつ、考える母です・・・
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by arinko-mama | 2009-10-25 10:48 | つれづれ

「斜陽」 太宰治

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NHK教育のETV特集で、太田静子さんの娘太田治子さんが
斜陽館を訪ねたり、唐風の山荘を訪ねたりしていたのをみて、
「斜陽」を読んでみたい。と思っていました。

出だしから何にでも「お」をつける文体がとても上品で、スウプなんていう言葉遣いが
とても新鮮でした。表現に時々ハッとさせられるようなものがあり、好きな作品に
なりました。

うまく感想がかけませんが、親子愛、貴族から庶民への衰退の哀しさ、
全体的に漂う暗い死の影。いろんな読み方ができ、人間というものがどういう感情で
生きているのか、考えさせられる一冊だと思います。
学生時代よりも、もう少し大人になってから読むと味わい深いのではないかな。と
思いました。
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by arinko-mama | 2009-10-24 13:27 | 読書

新型インフルエンザ

なんだか流行っているようですね・・・
今住んでいるところはまだまだ・・・と思ってのんびりしていたら、
今日娘が学校から帰ってきて、昨日午前中熱が8度以上あった男の子が
お休みで、他にも二人がお休みで、二人途中で帰ったとのこと。全員男の子。

今週末学校の行事があるのですが、全員マスクをつけてくること。
だそうです。6年生の修学旅行も近いし、学校側も緊張しますね~。
クラス10人お休みで学級閉鎖だそうです。

来月は下の子の七五三もやる予定だし、インフルエンザになったりしたら
大変だなあ~。とにかく睡眠をたっぷりとって、栄養あるものを食べて、
あまり人ごみにいかないことぐらいでしょうか・・・(といってもね~)
クラスのお友達はインフルエンザなのか、風邪なのか分からないけれど、
熱が出てしんどいでしょうね。早く治りますように・・・。
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by arinko-mama | 2009-10-22 19:05 | 気になるもの

「東海道中膝栗毛」 まんが 北本善一

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十返舎一九の作品ということで認識はしているけれど、
膝栗毛って何?という段階。膝を栗毛色の馬に見たてて、「てくてく歩くこと」を
意味し、当時の、ほとんど自分の足がたよりの歩く旅のことをさすのだそうです。
弥次さんと北さんが東海道をずっと歩いて旅するという・・・

二人ともあわて者で、私の一番のお気に入りエピソードは、小田原の宿で
五右衛門風呂に入るのですが、二人とも五右衛門風呂のことを知らず、
底に敷いてある板を蓋だと思ってはずして入ったところ、あまりにも熱いので、
下駄を履いて入りなおしたら風呂の底を踏み抜いてしまうというものです。
誰かがやりそうな楽しいエピソードの数々が当時はとても人気があったそうです。

お金もあまりなく、失敗を重ねているのに、明るく楽しく前向きな二人。
旅にはいろんなことが待っていて、その土地の独特の文化や食べ物があったり、
風景を楽しむことが出来ます。今でも旅番組とかが好きなので、私がこの時代に
生きていたら、きっと読んでいただろうなあ~などと思いました!
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by arinko-mama | 2009-10-21 21:34 | 読書