「フラピッチのふしぎな冒険」 マジュラニッチ

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クロアチアといえば、サッカーぐらい・・・あとはネクタイでしたっけ?
クロアチアのアンデルセンといわれている作家さんだそうです。

フラピッチはムルコーニャ親方のもとで、靴職人として働いていましたが、
ある日、親方がブーツの寸法を間違えてしまい、そのことでフラピッチをブーツで
殴ったり・・・と鬼のようでしたので、ブーツのサイズを大きくします。と手紙を残し、
家を出ます。そこからフラピッチの冒険が始まります。

フラピッチの後を追ってきた犬のブンダシュ、そしてサーカスの娘ギータも加わり、
七日間の旅を一日ずつ追っていきます。
毎日いろいろなことが起きるたびに、フラピッチは正義感あふれ、人々を助け、
勇敢に行動します。その優しさに周りの人々は感謝し、フラピッチを泊めてくれたり、
食べ物をくれたり・・・。その恩を忘れないフラピッチ。

自分も両親がいないのに、周りの人にも優しく接し、親方にあんなにひどい目に
あわされたのに、決して悪く言うことも無く、毎日を一生懸命生きるフラピッチ。
賢くて、明るいフラピッチの行動をみていると、正直に生きることがこんなに大事で、
そして神様は必ずそれをみていてくださる。という気がしてきます。
こういうお話を子どもたちがたくさん読んで、いろんなことを学んでくれたら・・・と
思います。小学生高学年から。オススメです。
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by arinko-mama | 2009-01-28 14:31 | 読書

「未見坂」 堀江敏幸

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架空の地方都市に生きる人々のちょっとした話。短編集です。
どの話もドラマチックな展開があるわけではなく、淡々としているのですが、
登場人物の描写が丁寧で、短い話なのに、あたかも自分もその場に住んでいて、
いろんな人の話を聞いたり、知っていたりするような錯覚をおぼえます。

主人公が「さん」付けになっているのがおもしろいです。
床屋でお客さんの話を聞いたり、髪を切ったりしながら、いろんなことに思いをはせたり、
ある話をきっかけに、自分が昔ボンネットバスで移動スーパーを営んでいたことを
ぼんやりと考える・・・
日々の生活の中で、人々はいろんなことを考えながら、それでも今を生きている。
そんな感じがとてもよく伝わってきます。

他にも、子どもの視点で、周りにいる人を感受性豊かに観察している描写がいいです。
子どものころって、男の人のタバコの吸い方や、体から発するにおいや、言葉、
女の人の声やしぐさなんかをすごく気にしていたことを思い出しました。
そこから、その人の「人となり」「生きざま」のようなものを感じ取っていた気がします。

今は自分が大人になっているけれど、子どもたちから自分たちはどんな風にうつって
いるんだろう?現代でも子どもたちは昔と同じように他人というものが気になるのかな。
そんな風にいろんなことを考えてしまいました。
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by arinko-mama | 2009-01-27 12:50 | 読書

「大江戸えころじー事情」 石川英輔

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どこかのサイトで紹介されていて、気になった一冊。
石川さんは、江戸時代に関する著書がたくさんある方で、最近はエコについての講演
などでひっぱりだこの様子。
江戸時代まで日本人は太陽エネルギーだけで生きていて、ほぼ完全な循環型社会に
いたということ。
その後、化石燃料に頼るようになり、いろいろなことが便利になった反面、
ごみの廃棄場所がなくなってきて、ここ最近になって、世の中でエコ、エコ。と
叫ばれるようになってきました。

石川さんは、江戸時代に完全に戻るというのは不便極まりないし、不可能だけれど、
生活スタイルの違う海外のエコ事情を学んで真似するよりは、同じ日本の江戸時代に
学ぶべきところはたくさんあるのではないか。と述べています。

この前読んだ「モギ」でも、わらでぞうりを編んだり、米俵を焼き物を運ぶのに使ったり、
薪で火を燃やしたり、わらと火打ち石で火をおこしたり・・・
と昔の人々の工夫や知恵がいっぱい詰まっていて、貧乏ながらも、人々がいきいきと
笑顔で生活している昔の日本人に共通するものがあるなあ。と思っていました。

そして、たまたまみたNHKの「爆問学問」という番組でも、環境について調べている
教授が、やはり同じように、環境汚染が広がってきたのは、人口が増えてきて、
人々が便利なものへ、効率のいいものへと流れてきたことが原因。
というようなことを言っていて、考えさせられました。

そういう流れはどうしても止められないけれど、何か少しでも世の中がいい方向に
進めるように・・・と。日本人がちょっとここで環境のことを見つめなおして、
一人一人が少しずつ何かを変えていくことで、進む方向を見出せたら。と思いました。
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by arinko-mama | 2009-01-23 14:02 | 読書

「モギ ちいさな焼きもの師」 リンダ・スー・パーク

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とても素晴らしい本です。(今までの本も全部いい本なのですが・・・)
小学校高学年から読めるかな。是非是非読んで欲しい一冊です。娘にもいずれ・・・

12世紀後半の韓国の話。両親の顔も名前も知らない孤児のモギ。
橋の下で暮らすトゥルミじいさんのもとで、お米の落ち穂を拾ったり、
他の家のごみ捨て場のものを拾って食べる生活。

モギが暮らすチュルポ村は焼きもので有名なところで、モギはミンという焼きもの師の
仕事を一日中見ているのが好きだった。
ある日、ミンにそのことを知られたことをきっかけに、ミンの仕事を手伝うことに。
でも薪にする木を山の上まで行って手押し車いっぱいにして帰って来い。だの、
つらい仕事ばかり。
それでもいつか、ミンのようにろくろを回したい、ミンやミンの奥さんの役に立ちたい。と
一生懸命働くモギ・・・

もう本当に一生懸命なんです。どんなにつらくても生活が苦しくても、トゥルミじいさんと
モギの会話は明るい。健気で、毎日精一杯生きているのが伝わってきます。

今の便利な世の中と違って、モギの時代はいろんなことが不便。
それでも人々は工夫して、生活している。その精神力も学びたいところ。
職人として生きるという人は今少ないし、伝統を守っていくために修行したりする人も
少なくなってきていると思いますが、モギの本を読んで、こういう道に進みたいとか、
職人になってみたいとか思うような子どもがいるといいなあ。

モギ、トゥルミじいさん、ミン、ミンの奥さん、キム氏と、登場人物のキャラクターが
みんなよくて、NHKの韓国ドラマのよう。
韓国の焼きもののことについても知ることができたし、オススメの一冊です。
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by arinko-mama | 2009-01-22 00:18 | 読書

「そのぬくもりはきえない」 岩瀬成子

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以前、「となりのこども」を読んだときに、この本も児童書に並んでいるのをみかけて、
気になっていたところ、みなさんブログでオススメされているので、読んでみました。

波は小学4年生の9歳。ちょうど我が家の上の子は4月生まれで9歳、3年生なので、
同じぐらいの女の子の話で、まさにタイムリーでした。
波は上にお兄ちゃんがいて、中学校を受験しているから頭がよくて、ソフトボールも
できて・・・。でも波はのんびりマイペース。食べるのも遅い。
お母さんはお兄ちゃんみたいにがんばっていろんなことを上手になって欲しいみたい。

期待していることにこたえようとする気持ちと、でもできないし、実は勉強もソフトも
本当に好きでやっているのか、自分でもよく分からない・・・
そんなもやもやを抱えて、日々過ごしている波ちゃん。

自分の小さい頃にも似ている気がしました。今でもそんなところがあって、
両親に言われると、あーそうかもなあ。なんて・・・行動に移すというか。
そういう風に育ったせいか、自分の娘には、きちんと自分の意見を持って欲しいと思って、
「どう思う?」とか、「どっちがいい?」と常に聞いてきたような気がします。
押し付けるよりも、選ばせる方向にもっていくというか・・・

波ちゃんのように携帯電話をもって、お母さんは常に仕事で夜までいない、
塾や習い事で一週間埋まっている子。結構いますよね。本当に好きで一生懸命
やっている子も中にはいるんでしょうけど、どうなのかな。って少し思いました。
子どもの本当の気持ちって分からないですよね。大きくなってくると、難しいなあ。と
思います。子どもの世界、って独特のものがありますし。日々勉強です!
そんな中、この本に出会えて、いろんなことを考えさせられました。

そうそう、隣近所のおばあちゃんとの関係。こういうナナメの関係って大事ですよね。
なかなか築きにくいんでしょうけど、娘にも必要だなあ、って思いました。
今のところ、教頭先生とめだかの話をポツポツするぐらいが彼女のワールドです^^
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by arinko-mama | 2009-01-17 22:26 | 読書

「ある日、アヒルバス」 山本幸久

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いろんなところで紹介されていて、気になっていた本。
山本さんワールドで一気読み。バスガイドさんの話です。
バスガイドのお仕事を知りたい人には必読の書ですね~。
「はとバス」って東京をよく走っていて、一度は乗ってみたいなあ。と思っているけど、
まだ乗ったことがありません。国会議事堂とか、きちんとみてみたい気もします。

ガイドさんで思い出に残っているのは、高校時代の修学旅行。
・・・というかそれ以外、ガイドさんつきのバスなんて、乗ったことないかな?
大阪のバス会社で、最初はかわいいお姉さんで、クラスの男の子たちにも大人気
だったのに、途中からベテランのおばちゃんに代わってしまい、クラスの担任の先生と
隣同士で歩いているのを、後ろから「お似合いだ。」ってクスクス笑っていたことを
思い出しました。大阪の歌を熱唱していたのを思い出します。

お仕事の内容を読んでいて、バスに乗って名所を案内し、お客さんを誘導し、
車を誘導し、常に安全に気を配り、お客さんに気を配り・・・食事もままならない。
すごく大変なお仕事だなあ。と思いました。
運転手さんとバスガイドさんって結婚すること多いのかな???

この本は、ピノのか商品名もいっぱい出てくるし、パフュームとかも出てくるし、
10年、20年経って、あ~そういうの流行ったよね。みたいな感覚で
今頃の文化や社会をふりかえるのにいいかも。
おもしろかったけど、ちょっと全体的に軽いかな~(笑)。
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by arinko-mama | 2009-01-15 23:11 | 読書

「三月の招待状」 角田光代

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今日も雪が降ったりやんだり。
朝カーテンをあけると、屋根がうっすらと真っ白で、雪が舞っています。
山の木々が白くて、うわ~~~っ、「日本」って感じ。

去年の秋の角田さんの一冊。連作短編のような長編。
34,5歳の男女。学生時代に一緒につるんでいた仲間。
一組がそのまま結婚したけれど、ついに離婚。その二人の離婚パーティーからスタート。
離婚パーティーっていうのがすごいけど。
もう最近は芸能人も簡単に離婚しちゃうし、子どもがいようが関係ないですね。
この離婚の多さに、なんなんだろう?と本当に考え込んでしまう今日この頃。
(ちょっと話がそれました・・・)

学生時代の集まりを引きづりつつ、女性3人の友情(すごくリアルな女の友情って感じ)、
それぞれの30代なりの生き方の選択。を周りに居る男性もからめて描いた物語。
なので、久々に自分の年代に近いし、共感できるところがあったり、こういう関係性への
憧れをもてたり、こんな人いるかもね。的想像ができたりした作品でした。

私たち夫婦は、大学のサークルで同級生だったので、同じサークルの中で結婚した
先輩後輩夫婦なんかと4組で集まったり、同級生と集まるときも夫婦で参加したり、
サークルの先輩と会うときも夫婦で。と何かと便利ですが、学生時代を引きずったままの
私たちに対して、社会人になってから知り合った人と結婚した人もいるわけで、
一度一緒にバーベキューをしたときは、グループに入れない彼女がちょっと寂しそうな
感じがしました。外からみると、ちょっと入りにくいでしょうね。
この中にもそういう女の子が出てきて、その時のことを思い出しました。

今回の登場人物は全員まだ子どもがいなくて、お父さん、お母さんにはなっていない。
ある程度自由な身だし、お金も自由に使える。会おうと思えば、携帯一本。
夫婦のなかで、「食事は適当にしてね。」「冷蔵庫に・・・があるから」ですむ。
夜遅くなってもかまわないし、学生時代の延長から抜け出せないのも分かる気がする。
でも、実際子どもをもつと、お母さんは育児。お金も自由に使えないし、誘われても
断るしかない。お父さんも仕事に忙しいし、週末は家族サービスで忙しい。
こんな小説のような毎日を送るわけにはいかないのだ~笑。

私たちの友人の中にも、夫婦二人で仕事をしてがんばっていくオシャレな夫婦として
結婚したかにみえたけれど、結局30代後半になって産んでる人が多いので、
なんだ・・・結局産むのか。とちょっぴりがっかりすることも。(幸せなことなのに・・・)
でも、そうやって役割を与えられることによって、しっかりした大人としてまた成長して
いくんでしょうね。そんな「30代って・・・」といろいろ考えさせられた一冊でした。
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by arinko-mama | 2009-01-13 23:40 | 読書

「のはなし」 伊集院光

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TU-KAの契約者向けのメールマガジンの中から抜粋したものとのこと。
タイトルは7文字以内、・・・のはなし。ということです。

伊集院さんのラジオを聴いたことはないけれど、ラジオを聴いているような感じでした。
読むより、やっぱりあの声で話しているのを聞いたほうがきっとおもしろいだろうなあ。
タクシーの運転手さんに「石塚さん」に間違えられた話や、新宿で知らないおじさんに
声をかけられて、ビニール袋に入ったカニを渡されて、家に帰って食べたらおいしかった
話。とか・・・

小学校ネタも懐かしいです。牛乳キャップを集めていたら、土曜日の日付を持ってきた
子がいて、すごい!と驚いていたところ、駅で集めてきたものだったこと。
水泳の時間、最後の自由時間が欲しくて、「ジユウ、ジユウ」コールをしたこと。
なんでそんなに自由時間が欲しかったんだろう??って。本当そうですね。
小学校の頃、夢中になって話していたこと、やっていたことって、今考えるとかわいいと
いうか、おかしいというか。今娘がまさに3年生。毎朝歌う歌を考えなくっちゃいけなくって、
レクレーション係になった娘は、「歌詞を紙に書いていかなくっちゃいけないんだ!」
と一生懸命。帰りにみんなで話し合っていたら遅くなっちゃって。なんて言ってる姿が
とてもほほえましいです。でも楽しそうでいいなあ~。

そんなちょっとした話が短くいっぱい!
伊集院さんの面白トークがいっぱいつまっていて、お得な感じです。
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by arinko-mama | 2009-01-11 14:26 | 読書

「となりのウチナーンチュ」 早見裕司

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恒川さんの「草祭」を読んだときに、恒川さんが沖縄在住ということで、
沖縄の話を読みたいなあ。と書いたところ、
みなさんからいろいろ教えていただき(ありがとうございます!!)、
その中で、なぎさんからご紹介いただいた、この本を読んでみました。
2008年夏の、青少年読書感想文の中学生の部の課題図書だったとのこと。

沖縄を沖縄在住の人が描く。というのが、今までTVや映画で描かれていた沖縄と
違うところなんですね。観光客が訪れるのはいつもとてもいいお天気の時期だけれど、
本当は曇りの日が多くて、日照時間が少ないとか、沖縄の人は泳ぐことをしないとか、
台風がいかにすごくて、生活の中で台風対策が根付いているとか・・・たくさん!
沖縄の情報満載でした。これから住もうと思っている人に最適?!
行ったことない沖縄のいいイメージと、現実のイメージが共存して、あとは行ってみる
しかないですね~。でもいつになることやら・・・

中学校の課題図書らしく、二人の女の子の成長物語を中心にかかれています。
沖縄在住の彩華のしっかりぶりに比較して、夏海は等身大の子。
私もどちらかというと、夏海に近い当時。なんにも世の中のことを知らなくて・・・
まるで自分のようで、夏海に感情移入して読んでいました。

教育ママで仕事人のママの生き霊に恐れながら、神経科に通う夏海。
でも沖縄の人の優しさに触れながら、少しずつ心を開き、最後には人間的に大きく
成長していく・・・。でも、この夏海ママひどい人だなあ~。
やっぱり子どもはいろんな人の深い愛情がないと辛いんでしょうね。
毎日毎日一緒に居ても、姉妹で愛情のとりあいっこしてる我が家ですもの・・・

お花見のように、ただ海をみているだけ。というスタンスが、「めがね」という映画を
思い出して、やっぱり沖縄=癒しというイメージは変わらず。
また引き続き沖縄に関するオススメの本などいろいろ読んでみたいと思います~
なぎさん、ありがとうございました。また教えてください!!
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by arinko-mama | 2009-01-10 01:56 | 読書

ラッキーチェリー豆

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長崎県の島原のお菓子。
近所のスーパーでみつけたのですが、そら豆を揚げて、砂糖と生姜風味で絡めてあります。
豆好きの私としては、ポツポツとお茶請けに。というかんじ。
家族の中ではわたししか食べませんけど・・・
長崎のおみやげといえば、カステラ。それから長崎チャンポンや皿うどんですね~。
こんな素朴なお菓子もあったんですね。ふむふむ。
「ラッキーチェリー豆」っていうネーミングがキュートでいいですね!
東京では日本橋高島屋で買えるそうです~。
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by arinko-mama | 2009-01-09 16:35 | グルメ