「千年の祈り」 イーユン・リー

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中国の短篇が十作品。林ばあさんの恋心を描いた「あまりもの」と障害者の両親の苦悩を描いた蘇夫妻「黄昏」が印象的でした。境遇の設定が新鮮で、考えさせられる作品が多かったです。短いのに凝縮された表現力です!
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by arinko-mama | 2008-06-18 13:58

「きみがくれたぼくの星空」

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老人ホームの男女の恋愛もの。という一言では片付けられないぐらい、とても感動して、考えさせられる良書でした!人生の末期に一人の女性と出会うことで、魔法をかけられたような日々…夢や愛は素晴らしい!です。
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by arinko-mama | 2008-06-16 14:52

歩くの大好き

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最近下の子はベビーカーを嫌がるようになりました。歩くといろんなことができるからみたい。今日は犬にバイバイしたり、ちょうちょを眺めたり…。言葉も増えてきました。もうすぐ二歳。成長が楽しみです!
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by arinko-mama | 2008-06-14 11:10

パソコン修理になりそうです

パソコンが修理になりそうです。バックライトの寿命といわれました。そんなのがあるんですね。人間の体と同じで時々メンテナンスが必要なんですね。…ということでしばらくは、携帯からになりますー。
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by arinko-mama | 2008-06-13 14:39 | つれづれ

「幸福な食卓」 瀬尾まいこ

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瀬尾さんの「卵の緒」を初めて読んだときのような感覚でした。
一見普通の家族なのに、実は結構いろんな問題を抱えている不思議な形の家族。
本来ならこんな家族の形はありえないし、子供たちも素直に育っていることなんて
考えられないけれど、なぜか瀬尾さんの本の中ではそれが成り立ってしまう。
そして、なぜか温かい気持ちにさえなってしまう。なぜでしょう??

この中でお母さんが別居して一人暮らしをしています。
私は一人暮らしって一度も経験がないんです。
もし、娘たちが大きくなって、一人暮らしをはじめたら、どんなだろう?とか考えたけれど、
やっぱり私にとってはそれは意味のないことだし、みんなと一緒に暮らして
毎日があるからこそ楽しいし、逆に娘たちが独立してしまうことも寂しいと思う。

父親、母親がその役割を放棄してしまうと、子供たちがバランスとれなくなるんじゃないかな。
こんな家庭でも、佐和子は何かあると、「家に帰りたい」と強烈に思うわけだし。

大浦君がよかった。とってもいい男の子です。
梅雨時の大きな傘のエピソードがとってもかわいくって、お気に入りです。
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by arinko-mama | 2008-06-11 00:28 | 読書

「平成マシンガンズ」 三並夏

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15歳で文藝賞を受賞。
自分が中学生の頃なんて全然こんなの書けないし・・・
昭和と平成で感覚が違うのかな。とも思ったけれど。

文章に「、」がなくって、ちょっと読みづらい。ノンストップ感を出したかったのかな。
「野ブタ。をプロデュース」を読んだときも、今の学校の会話ってこんななの?と
なんだか寂しいものを感じたんだけど、今回も。
キャラを演じないとやっていけないとか、本音をきちんと話さないとか。

ちょっとしたきっかけで、次の日からいじめにあったり、
そうかと思えば、少したって一斉に、大丈夫?という心配のメールがきたり。
みんながきちんと自分の思いを誰かに伝えて、理解しあって思いやって・・・という
構図が壊れていて、それがかっこ悪いみたいなことになっている。

「野ブタ。をプロデュース」もこの本も、結局違う学校に転校することで、
また新たなスタートをきる主人公。今の環境で懸命にがんばるとか、友達や学校の先生や
家族がフォローして立ち直っていくとかいうパターンがないので、なんだか後味が悪い。

派遣社員の人やフリーターの人が多くなってきているのも、人間関係や仕事の内容、
待遇面が悪くなったら即他の環境へ移れるからなんでしょうね。
短期間での離婚も多くなってきているし。
一つのところで、じっくり頑張って、ドロドロしたところも経験していかないと、
なかなか次のステップにいけないんじゃないかな~。
などと、いろんなことを考えてしまった私でした。
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by arinko-mama | 2008-06-10 00:03 | 読書

ホタル観賞に行ってきました

去年に続き、今年もホタル観賞にいってきました。
今年は車で20分ぐらい走ったところにある小学校付近に行ってみることに。
会場に行ってみると、その地域のお祭りと化していて、おばちゃんが知らない民謡みたいな
ものを熱唱中。おやおや・・・。
去年は幻想的な静かな風景の中で、川のほとりにたくさんのホタルが飛び交っていて、
とても素敵だったのに。と家族でげんなり。
でも、ホタルドーム(蚊帳の中にホタルがたくさん放してあって、それを外から眺める)
をみたりして、少し楽しんだ後、
他の川沿いの観賞場所へ移動してみよう。ということで、そこからまた10分ぐらい
したことろに移動。
こちらは、静かな川の土手のところで、皆さんしずか~に観賞していました。
ホタルの数もすごく多くて、ほんわりとしたやさしい光がたくさみえて、幻想的でした。

隣のご夫婦の会話。
夫「こういうのをみると、なんだか哀しくなっちゃうんだよね。昔を思い出すって言うかさ。」
妻「あら、全然そういうの思わないわ。ただ無になるかな。頭がからっぽ。」

ホタル一つで感じ方はそれぞれ。
私は妻派ですね~。ただきれいだなあ~。って。
真っ暗の中、ホタルの光だけをみていると、普段どれだけ明るい場所で生活しているのか
と思いました。昔はこんな風に薄暗かったんでしょうね~。
読んだばかりの「夜市」と風景が重なって、日本の夜を堪能してきました!
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by arinko-mama | 2008-06-08 10:24 | プチおでかけ

「夜市」 恒川光太郎

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「ダ・ヴィンチ」のプラチナ本ということで借りてきて、装丁が鯉。(とてもいい感じ)
日本風な話かと思いきや、日本ホラー小説大賞ですって!
私の苦手分野じゃないですか。昔、同じホラー小説の、桐生祐狩「夏の滴」を読んだとき、
うわ~。気持ち悪い!と思ったことを覚えていますから・・・

「夜市」と「風の古道」。二つの作品が収録されています。
「夜市」が大賞作品で、映画化が決まっているようです。
「夜市」のシーンは妖怪が店を出しているし、店で売っているものが人間の首だったり
するので、どんな映像になるのか、恐いようなみたいような・・・
設定が今までにないような発想で、気持ち悪いとかではなく、いろんなものを超越した
別世界という感じです。ファンタジーのような・・・とてもきれいな残酷さというか。

「風の古道」も絵本にありそうな、ふと子供の頃、道に入り込んでしまった・・・的な
ところから入って、こちらの話も「夜市」と同様、ある一定のルールがあって、
それが物語を形作っているのだけれど、こういう話を頭の中で考えられること自体が
すごいなあ~。と思いました。う~ん、うまく説明できない・・・
二つともとても日本的なワールドで、今時こういう世界を・・・と思うような、
不思議な世界です。恒川光太郎さん、その後の作品も気になります。
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by arinko-mama | 2008-06-07 01:50 | 読書

デニス・ルイヘン 「シャッター・アイランド」

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久々に海外ものに挑戦~。カタカナに弱い私。
昔から登場人物がなかなか覚えられないんですよ。いちいち登場人物欄みちゃいます。
(映画とかでもジョージって誰?エレンって誰?とパパに聞く)

この本、最後に袋とじがついているんです。図書館で借りたので、切ってありますけど^^
で、池上冬樹さんのあとがきも、途中でこの先は是非読んでから!などと・・・

もう、冒頭の島に行くところからなんだか恐いんですよ。
精神を病んだ犯罪者がいて、密室から一人患者が行方不明。
捜査に来たテディとチャックの会話を追いながら、怪しい病院の院長やら看護助手やら、
謎の暗号やら、をドキドキしながら想像しながら読んで、
時々出現する妄想なんだか現実なんだかのエピソードにもなんだなんだと吸い込まれ、
たどり着いた四日目。全然わかんないまま、袋とじへ。
(勘のいい人は、ここでもしかして・・・って思うんだろうけど、私はいつも分からない^^)

そして驚愕のラストへ~!!読み終わったのが夜中で。。ドキドキがとまりませんでした。
いや~恐かったなあ・・・。なんだか人間の哀しさを感じました。
好ききらい、賛否両論でしょうけど、私はやられてしまいました。
ディカプリオ主演で映画化されるようです。
映像化されるのをみたいような、みたくないような・・・。
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by arinko-mama | 2008-06-05 15:20 | 読書

「ひとり日和」 青山七恵

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芥川賞受賞作。またいい本に出会いました。

母子家庭で育った20歳の知寿(ちず)。教師をしている母親が交換留学のようなもので
中国に行くことに。その間、「東京に出たい」という知寿。
親戚の吟子という71歳のおばあちゃんのうちにお世話になることになった。
季節の移り変わりの中、恋愛に悩み、人生に悩む知寿は、吟子との生活や会話の中で
いろんなことを学び、成長していく・・・

ちょうど私も大学1~2年の間、祖父母と一緒に暮らしていたので、
その頃のことを思い出しました。
時々会っていたとはいえ、一緒に生活するとなるとお互い気をつかうし、
その上、大学での新生活のことで頭がいっぱい・・・家に帰りたくなったり・・・
でも、それも最初のころ。なんとか学生生活にもなじみました。

祖父には、「人生、根明(ねあか)っていうのが大事なんだ。」
って言われたのが一番記憶に残っています。明るい気持ちで前向きに。ということかな。
少し濃い目の口紅を塗っていれば、「ちょっと濃いんじゃないか。」と言われたり、
遅く帰ってきたときにはすごく怒られたり。

祖母には、毎日必ず元気な声で起こしてもらったし、
友達の電話もテキパキと対応してくれ、季節ごとにいろんなフルーツを食べさせてくれ、
生活っていうのはこういうものなんだ。っていうのを背中で教えてくれたと思う。

知寿も吟子との会話で、今抱えているもやもやをなんとなくぶつけたり、
こんな風に年をとることができるか考えたり、一歩距離を置きながらも、
いつの間にか吟子を心配し、吟子に影響を受けている。

ラストの、電車で吟子の家の前を通り過ぎるシーンがとてもドキドキして、
自分も電車に乗って一緒にみているような気分になりました。
春休み、実家に帰るとき、昔住んでいた場所を新幹線で通り過ぎたのを思い出しました。
そこは時が止まったようにそこに存在するのに、自分自身は変化しているのが不思議な
感じです。そういうのが、とてもうまく描かれていて、よかったです。
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by arinko-mama | 2008-06-03 00:35 | 読書