「いつか陽のあたる場所で」 乃南アサ

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芭子と綾香は刑務所あがりの二人。
わけありのため、仕事探しも大変だし、パトカーの音を聞くだけでびくびく。
そんな生活を送っている。

連作短編集です。シリーズ化しそう。まだまだ読みたくなるような内容でした。
刑務所あがりの女性二人。という設定が新鮮です。
犯した罪の内容から考えると、確かに犯罪者には違いないですが、
罪をつぐなって、これから生きていくという点では、30代~40代の一人の女性なのです。
就職も難しいし、厄介ごとに巻き込まれても大変。
ひっそりと暮らしていくしかない日々・・・

そんな中、二人の明るい会話が楽しく、二人が前科者であることを忘れてしまいそうです。
また同じような罪を犯さないように、トラブルに巻き込まれないように、
強く生きていって欲しい。と願いつつ、読みながら二人を応援してしまいました。
「ボクの町」に出てくる高木聖大くんという警察官が登場します。
4年前ぐらいに読んでいたので、懐かしかったです。
続編も出そうな感じ。二人のその後が気になります!
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by arinko-mama | 2008-05-28 02:24 | 読書

「ししゃも」 仙川環

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最近、読書日記のようになっていますね~。
「ししゃも」っていうタイトルにひかれて・・・。めずらしいですよね。
娘も、「ママ、ししゃもっていう本読んでるんだ。」とつぶやくし(笑)。
仙川環さん、初めての作家さんです。

東京で商社に勤めていた恭子。
北海道の片田舎に帰ってきたところ、実家の自転車屋は父親の病気で閉店。
他の商店街もショッピングセンターにおされ気味。

たまたま水産試験場で「虹色ししゃも」を見た瞬間、これは町おこしになるぞ!と
過去の商社づとめの経験をいかして、ビジネスチャンスと飛びつく。
でも、当の開発担当者はなぜか乗り気じゃない・・・
どんどん進んでいく「虹色ししゃも」のビジネス話と平行して、
開発担当者の謎が明らかになっていく・・・ミステリーっぽい~~。

なかなかおもしろかったです~。
「虹色ししゃも」、実際にあったら、楽天で買っちゃうのになあ~。
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by arinko-mama | 2008-05-27 14:40 | 読書

「真昼の花」 角田光代

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なんとなくアジアに興味があって、借りてみました。
ふらっと旅立った兄を追うように、海外の国を転々とする。
両親はいない、実家にいる必要がない。と思いたち、
すごい!一人で旅行するなんて。描写からすると、女性一人では危険がいっぱいなのに。
短いお話なのに、旅の過程での感情変化の描写がとても丁寧。
結末はちょっとはっきりしないので、どうなるのかなあ。と続きが気になりました。

もう一つの「地上八階の海」では、赤ん坊を抱くシーンが出てくるのですが、
泣き続ける赤ん坊に何の愛情も抱かない主人公。
私も結婚していなかったら、こんな女性になっていたのかもしれないなあ。と
ふと思ったりしました。

なんか結末がはっきりしない話2つなのに、引き込まれて読んじゃいました。
角田さんの本って、不思議~。
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by arinko-mama | 2008-05-22 01:39 | 読書

「所轄刑事・麻生龍太郎」 柴田よしき

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「緑子」シリーズを少し昔に1冊しか読んでいないので、
二人の名前すら覚えていない状況・・・どうやら、シリーズに登場する二人。
麻生龍太郎は所轄の新米刑事、そしてその彼、警視庁の及川。

柴田よしきさんの描く物語は、事件は事件として進行していくのですが、
その事件に接した刑事の心の内面も描いていくので、とてもせつないのです。

今回の事件の中で、下の子と同じ2歳で、トイレトレーニング中の女の子が
出てくる「雪うさぎ」という話が一番印象に残りました。
二人の絵本にまつわる会話もかわいらしいし、子育てについて何もイメージが沸かない
新米刑事が、戸惑いつつも事件を解決していくところが、魅力です~。
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by arinko-mama | 2008-05-21 14:04 | 読書

めじろんダンス&エビカニクス

大分のめじろん国体で人気のキャラクター、めじろんのダンス。
♪めーじろん、チャチャ(手をたたく)、めーじろん、チャチャ、とべとべたかく~

と、小さい子でもノリノリ。
今度パパが会社のイベントでめじろんダンスを踊ることになり、
会社で借りてきたDVDで、めじろんダンスを特訓中です。

もう一つ、娘のクラスで踊っているのが「エビカニクス」。
「エビカニックスで踊っちゃお!」って楽しそうに歌っているので、
何かと思っていたら、ケロポンズの体操のようです。

なかなかの運動になるし、下の子も見よう見まねで踊っているので、
みていてかわいらしいです~。
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by arinko-mama | 2008-05-19 04:45 | つれづれ

児童館などに行ってみる~

最近爽やかな日が続いているので、ちょっと足をのばして児童館まで行ったり、
子育て支援センターに行ってみたりしています。

最初は慣れなくて、私から離れようとせず、「ママ、ママ」と抱きついてきたり、
不安げな表情をしていた下の子ですが、今日あたりから、少し大丈夫になってきました。
今日は、児童館で「おはなし会」がありました。
おべんとばこ&とんとんひげじいさんの手遊びの後、
「もじゃもじゃ」「しろくまちゃんのホットケーキ」「きんぎょがにげた」の三冊。

「きんぎょがにげた」は2歳から3歳ぐらいの子が、きんぎょを指差しにきたりして、
盛り上がりました。この本は上の子も大好きでしたね~。
下の子は静かにきいているけれど、まだキョトン、としているだけですね~!

他の子供たちが遊んでいるのをみている。という段階ですけど、
それでも行くと刺激になるようで、来週もぺたぺた遊びや、親子体操などに行く予定です。
上の子が、「いいなあ~。私も一緒にそういうイベントに行きたいなあ。」と
うらやましそうだったのがおもしろかったです。
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by arinko-mama | 2008-05-15 15:49 | つれづれ

「悪人」 吉田修一

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本屋大賞ノミネート作品。「八日目の蝉」もよかったけど、これもまたおもしろかった~!
大賞の作品はどれだけおもしろいのでしょう?!

吉田修一さんの作品は人間くさくて、男くさくて、九州のにおいのする作品が多いのです。
言葉遣いとか、出てくる男の人の雰囲気とかが懐かしくて、結構読んでます。
「悪人」についても、手に取ったときはその厚さにどうしようかためらったのですが、
セリフの方言と、大濠公園とか、久留米とか、呼子とか、おなじみの地名が出てきていた
ので、速攻で借りてしまいました。
リリーさんの本以来ですかね~。九州弁の本は。読んでいて楽しいです。
他の地域の人が読んでも、セリフのニュアンスが伝わらないんじゃないかと思うんですけど。

ある男性が、出会い系サイトで知り合った福岡の生保営業の女の子(久留米出身)を
殺してしまう。という内容ですが、誰が殺したかが徐々に明らかにされていき、
その経緯や、容疑者や犯人や女の子の家族、友人、いろんな角度からその事件を
追っていきます。

最近多い、出会い系サイトにまつわる事件。いきなり会った人を殺してしまうなんていう
残酷なことが、こんなに簡単に起こっていいのか。と疑問に思うし、
何で殺したのか。殺さなければいけなかったのか。理由を探したくなるし、その犯人の
生い立ちや、家族背景も気になったりします。
でも結局、肝心なところは、ワイドショーをいくらみてもよく分からないんですよね。
犯人や被害者の気持ち。被害者の家族の気持ち、犯人の周りの人の気持ち。
いろんな人の気持ちを丁寧に描いた作品だと思います。

「悪人」公式サイトもおもしろいです。吉田修一さんの集大成という感じ。
これも角田さんに続き、星5つかなあ。おもしろかったです。
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by arinko-mama | 2008-05-15 15:41 | 読書

「温室デイズ」 瀬尾まいこ

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たぶん一回手に取ったことがある。でも、「いじめ」題材だったので、いったん戻したと思う・・・
苦手分野だけど、勇気を出して読んでみました。

あんまり後味がよくなかったけど、中学教師の瀬尾さんがかいただけあって、リアル。
いろんな事件が後を絶たないし、自殺する子も多いから、実際の中学校にも
こういう感じの学校が存在するんだろうなあ~。

私が通った4つの中学校。(分離、転校によります)
中学は教科によって先生が変わるんですよね。それで、いろんなタイプの先生が一気に
増える。好き嫌いもありますよね。それぞれ個性的で・・・。
部活動の顧問の先生とか、担任もいるし。ちょうど思春期のもやもやした時期だし。

先生が授業中に急にカッとなって、一人の生徒を何度か蹴ったのをみたこともあったし、
親にもされたことがないような強さで頭を叩かれたこともありました。
(たぶん、たいしたことない理由だったと思う。)
漫画を取り上げられた子が、先生に歯向かって、信じられない暴言をはいたり・・・
カンペン落としが流行って、収拾がつかないこともあったし。
交換日記は先生に対する不満が多かったし、なんだか理不尽なことが多かったかな~。

先輩後輩とかいう、上下関係が出てくるのもこの頃だし、勉強も難しくなってくるし、
小学校のようの休み時間のように、発散する場所がなくなってくるのかな~。
あと、大人の嫌な部分がみえてくる時期というのもありますよね。

そんな中、同じ趣味を持った友達かな。救われたのは。
好きな音楽が一緒。とか、同じ部活で一緒に頑張ったとか。
あとは、中2前半の担任の国語の先生が、すごく自分を認めてくれて、
「本をたくさん読みなさい」とアドバイスくれたこと。

狭い空間の中、毎日同じクラス・生徒。先生も思春期の子供たちを相手に大変ですよね。
嫌なことがあっても学校にはいかないといけないし。
でもそんな中でも、いつか何か小さないいことがきっとあるはず。
逃げて学校に行かないよりも、行って強くなって欲しいなあ。と思います。
いろんなことを考えさせられた一冊でした。いろんな人に読んで欲しいです。
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by arinko-mama | 2008-05-12 01:40 | 読書

美容院

ここに住み始めて1年半が過ぎたのですが、美容院がなかなか決まらなかったんです。
千葉のときは、子供が遊ぶスペースがあって、娘の髪の毛を切るときも、
車のおもちゃ台に乗って、さっさっと切ってくれるお店があったし、

福岡のときは、ご夫婦でやっていて、ご主人が保育スペースで娘と遊んでくれて、
その間に奥さんが髪を切ってくれる。というお店に行ってたりしました。

でも、ここは親子で通えるようなお店がなくって、仕方なく娘の髪の毛は私が切り、
私は適当に近所を3軒ぐらい転々と回っていたんです。

1軒目。カットして、洗い流している間にカットしてくれたオーナーさん(男性)が
タバコを吸いに外にでて、戻ってきて乾かしてくれるのはいいんだけど、タバコくさい・・・
1回で終了。

2軒目。女性親子でやっている美容室で、常連さんも多いんだけど、会話が地元モードで、
長年通ってないとついていけない・・・明らかに私だけ浮いているような感覚。
3回ぐらい通ったけど、なじめず終了。

3軒目。静かであまり話しかけてこない女性のオーナーさん。
ま、いいかな。と思ったけれど、普通のカットの割に少しお値段が高め^^
2回で終了。

そして今日。近所の美容院に一本電話。「あ~午前中は空いてないんです。」
もう一軒。「いいですよ~。お待ちしています。」歩いてすぐの場所なのに、知らなかった。

まだ開店して1年ぐらいしかたっていないらしい。聞けばヘッドスパもやっているとか。
マッサージもあるとか。す、すごい!こんなオシャレなお店が徒歩圏内にあったなんて。
「転勤族でしたら、いろんな美容院を転々とされたでしょう。
慣れてきた頃、異動なんでしょうね~。」と、まぁ、なんて私のことを分かってくれるの!
娘が小さいこと、以前は子供が遊べるスペースのある美容院に通っていたことなどを
話すと、「いいですよ、みてますから~。今度は一緒にきてください!」とうれしいお言葉。

あ~。やっと決まりました。私の美容院。今度は娘のカットもお願いしちゃおっ。
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by arinko-mama | 2008-05-12 01:13 | つれづれ

「天国までの百マイル」 浅田次郎

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浅田次郎さんの作品は、「地下鉄に乗って」を読んだのと、「鉄道員」をみただけです。

「天国までの百マイル」。泣ける作品と知っていたせいか、逆にまったく泣けなかった
ひねくれものの私です^^
でもイッキ読みですね~、これ。お母さん、助かれ、助かれ~!と思っちゃって。

それにしてもこんなにいい名医、本当にいるんでしょうか~。
いたらいいなあ。こんな主人公のような息子も、本当にいたらいいなあ~・・・。
ほとんどが、お兄さんたちのように、冷たい態度をとるんでしょうね。

浅田さんを読んでいて救われるのが、いい登場人物がたくさん出てくるところかな~。
世の中まだまだ捨てたもんじゃない!と思わせてくれる、ホッとしますね~。
本当にこういう人がいたらいいのになあ。と少し夢をみさせてくれるようなところが
ありますね。そこに、冷静に「こんなよくできた話、実際ないでしょ。」と
ツッコミを入れてしまうのが私です。

あ~ダメ。浅田次郎さん、読む資格ゼロです^^
素直に涙する、純粋な人になりたいものです~。
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by arinko-mama | 2008-05-10 21:23 | 読書