「食べ物と自然の秘密」 西谷大

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中学生の夏の課題図書になっていた本です。
西谷さんは考古学の勉強をしていたころ、中国で現地の食事をしている
うちに、食べ物についても興味がわいてきたとのこと。
何かにふと興味をもっても、それについて研究しようと行動できる人は
なかなか少ない。西谷さんは実際にそれを調べて今も研究し続けている
ことが素晴らしいと思う。

本書では餃子や麺類、刺身など、食べ物が国によって様々に形を変え、
伝えられていく様子が紹介されている。自然から採れるものはたくさんある
けれど、それを食べる国と食べない国があったり、食べ方が違ったり・・・
食文化の違いを知ることも興味深いし、異文化交流にも役立つ。
この前、娘の学校に韓国の留学生が来て、チヂミを教えてくれて、
一緒に作って食べたらしく、お好み焼きと少し違うけれど、おいしいんだよ!
と話してくれました。同じ粉ものでも作り方が違うのが面白い。

そして西谷さんがかいているように、日本ではすべてすぐに食べられるように
加工した状態でスーパーに並んでいるため、自然を食べて生きているという
実感が沸きにくいということ。自然を大事にする気持ち、自然との付き合い方
など、学校では習わないことがたくさんある。実際に旅をしたり、他の国の
人と出会ったりして、自分と異なる相手を理解していくことが必要とのこと。
中学生の課題図書にぴったりの良書でした!
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by arinko-mama | 2010-02-16 22:04 | 読書