「学校ともだち」 長野まゆみ

a0020440_2219355.jpg
何年か前に長野まゆみさんの「サマー・キャンプ」という本を途中で挫折しています。
今回の「学校ともだち」は読みやすかったです。
6年生の1年間を学級日誌の形式で、チハヤ、ノンノン、トイ、チロ、ノッブとオヅ先生との
対話でかかれたものです。

一人一人の個性がきちんと描き分けられていることと、その文章も書き分けていることと、
オヅ先生のコメントがとても丁寧で、まさに人生の先生ともいえるような
公平で、的確で、尊敬できるものであることがすごいなあ。と思います。

そして、ただの学級日誌で終わらない点は、この学校の存在する時代背景が近未来の
ようであること、紙の使用量が制限されていたり、紫外線を浴びることで病気になる人が
いたりすることなど、長野まゆみさんの描く独特の世界であることです。

そのような時代においても、少年たちは日々を行き、学校での社会生活を送り、
友達とうまくやっていけなかったりすることを悩んだり、学習したことを振り返ったり、
少しずつ成長していきます。

娘のクラスでもいろんな子どもがいて、よく学級会のようなものを開いて話し合ったり、
自分たちで企画した○○会のようなものを行ったりしているようです。私はそれを聞くたびに、
その分授業をしたほうがいいんじゃないかな。と思うこともありますが、このぐらいの年齢の
子どもたちには必要な時間なのかもしれません。
娘のクラスが一番元気がよくてうるさくて、学校でも有名らしいのです。聞いていると
問題が多くて担任の先生も大変だろうな・・・と思うほど。でも娘はそんな自分のクラスには
いろんなタイプの子がいるから、とても大好きなのだそうです。
そんなことを思いながらこの本を読みました。いい本でした。
[PR]

by arinko-mama | 2009-12-29 22:36 | 読書