「びりっかすの神様」 岡田淳
本人は途中であんまり・・・。みたいで、私の方が読んでしまいました。
とってもいいお話でした。教科書や国語の問題に出てくるような・・・
1988年に初版で、少し時間が経っているので、いまどきの話が好きな
娘にはちょっと・・・だったのかもしれません。
お父さんが病死し、お母さんが働くことになった始(はじめ)。
転校してきた4年1組の教室であいさつしようとしたとき、突然背中につばさの
はえた男の人が目の前を飛んでいるのがみえる。
びりっかすの神様は、びりにならないとみえない。
話し相手がほしい始は、その後わざとびりをとるようになる・・・
4年生ぐらいになると、自分の存在とか、自分の位置みたいなものを
気にし始める時期。そして、クラス全体で力をあわせて何かをするように
なったりもしますね。そういう大事な時期にいろいろと考えさせられる一冊
だと思います。読んでいる間、クラスの生徒が少しずつびりっかすの神様の
存在を知るようになるのがうれしいし、自分もクラスの一員になったような
気分になりました。親子で読みたい一冊です!
by arinko-mama | 2009-10-27 22:57 | 読書