「食卓の微笑」 戸板康二
戸板さんはこの本を出版して数年後に亡くなられていますが、
ちょうど私の祖母と同じぐらいの年代の方かな。と思います。
おそば、丼もの、おでん、豆腐、うなぎ、梅干などの日本ならではの
食の話も楽しいし、コロッケ、ラーメン、パンなどの話も楽しいし、
パリで食べたお菓子、エスカルゴ、中国で食べた北京ダックなんていう
国際的な話も素敵。
銀座界隈の名店が紹介されているので(今は閉店しているところも含めて)、
どんなお店なんだろう、どんな人たちがきてるんだろう、おいしいんだろうなあ。
と想像するだけでも楽しく、この味わい深い文章を今、こうして平成の時代にも
読むことができる幸せを感じました。
by arinko-mama | 2009-10-26 22:48 | 読書