「贅沢の条件」 山田登世子

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「あなたにとって贅沢とは何ですか?」
という問いに多忙な出版社勤務の女性編集者は「自分の時間を持つこと」、
そして女子大生は「お金のことを気にせずに欲しいものをいっぱい買いたい」
南仏プロヴァンスのベルギー人夫妻の夫人に聞いたところ、
「わたしにとって、贅沢とは何よりまず家族ですね。あとは、今日みたいに
バカンスを楽しむこととか」だそうです。

私にとっては贅沢とは何だろう??と思いました。
自分一人で思いっきり好きなことをするときかな~。と。

この本には、経済的に豊か=富裕であっても、閑暇に身をゆだねていないと、
それは贅沢とはいえないとのこと。
途中、ラグジュアリーな女たちという章で、森茉莉、白洲正子、与謝野晶子らが
紹介されているのですが、どの女性も生き方がカッコよく、知らないことばかり
でしたので、もう少しその美意識について、いろんな本を読んでみたいと思いました。

靴、バッグ、ワインなど人の手がかかったものは、「魂」がこもり、その「魂」が
こもるほどの時間と精神をかけてつくられるものが贅沢品。
そして、何千年もの間、生きつづけている樹木。ゆったりした時の流れ。

情報化社会になった今、月を見上げる、虫の音に耳をすませるなど
お金で買えない贅沢な時間を過ごすこと・・・。
あ~そうなんですね。家族と一緒にTVを消してゆっくり語りあうこと、
絵本を読んで聞かせること、外を散歩して季節の移り変わりを感じること。
それこそが贅沢なんですね。とてもいいことを教わった気がします。
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by arinko-mama | 2009-10-09 15:21 | 読書