「二十四の瞳」 壺井栄

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新潮文庫の100冊に入っていて、読んでみたいと思った一冊。
高松や小豆島には行ったことがあるのですが、二十四の瞳の碑がある辺りには
その時行けなかったんです・・・夏、暑くて、オリーブ博物館のようなところに
行った記憶があります。あ、あと醤油をつくる過程をみたり。

「二十四の瞳」の内容についても、先生と生徒の物語。という漠然とした知識しか
なくて、読んでみると、戦時中の様子がとても色濃くて、少し悲しいお話なのですね。
とはいえ、大石先生は女性として溌剌としていて、自転車に乗って颯爽と通勤したり、
一生懸命、村の人に溶け込もうとしたり、子供への接し方も、優しく時には厳しく、
素敵な指導のされ方をしているなあ。と心打たれました。

戦時中、いろいろな時代変化、家庭環境によって、12人は別々の道を歩んでいる
けれど、大石先生との思い出はいつまでも忘れず、そしてその絆はとても深いのも
この先生がとても魅力的な人物だったからに違いありません。
先生とクラスの生徒で写真をとるというのは、今でも娘たちの小学校でも毎年
行っていますが、娘もその写真を大事に机のシートのところに入れて、
時々眺めたりしています。
同じ教室で学んだクラスメートと先生との濃密な日々は、一生の宝物でしょうね。
小豆島の自然を思い浮かべながら、そんなことを感じた一冊でした。
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by arinko-mama | 2009-09-15 22:12 | 読書