「ナインストーリーズ・オブ・ゲンジ」 松浦理英子ほか

a0020440_14113288.jpg
「源氏物語」のいろいろな話をベースに、新たに九人の作家さんが書いた話。
みなさん、すごいです。こんな風なこともできるんですねっ。企画がおもしろいです。
私の「源氏物語」の知識といえば、学生時代にお友達に借りて読んだ「あさきゆめみし」
ぐらいで・・・。浮かんでくるのは漫画ばかり・・・でも、楽しめました!

お気に入りは、金原ひとみの「葵」、町田康の「末摘花」、桐野夏生の「柏木」です。
「葵」はイマドキ若者風の、光と葵の夫婦が突然子どもを授かって、本当に本当に
戸惑って、その夫婦関係がギクシャクしたり、葵が自分の体が変わっていくことに
おびえ、そして出産後にブルーになったりとリアルに描いています。
ここまでひどくはないけれど、そうそう、分かる分かると頷けるところが多くて、
女性ならばぜひ読んで欲しいと思いました。

「末摘花」はホントおかしくって、町田康さんってこんな感じなのかな?
初めて読んだんですけど、おもしろいですね。
原文は読んでいないけれど、原文を町田康風に訳すとこうなります。
ってことなんでしょうね!

昔の名曲をリメイクしたりカバーしたり、スターの音楽のスタイルを
今の歌手が影響を受けて真似したり・・・といったように、
名作といわれる古典もこうしてずっと読まれ続けていくってすごいです。
時代が流れてもいいものはいいのだなあ。と改めて感じました。
[PR]

by arinko-mama | 2009-07-06 14:31 | 読書