「こんにちはアグネス先生」 K・ヒル

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アラスカの小さな村。12人しかいない学校に、アグネス先生がやってきた。
今までの先生とは違い、まず、机の並べ方を円にかえ、教科書は倉庫に。
そしてまずやったことは、教室に飾る絵を描くこと。額縁をつけるのでその分余白をあけて。
色とりどりのクレヨンや画材に、今までみたことのない色が並んでいるのをみて、
生徒たちはびっくり。色の名前を聞き始める。

世界地図を広げ、その後、村の地図を広げ、いろんな国があり、自分が住んでいる場所を
知る。そして言葉を覚える。計算を覚える。歴史を知る。

フレッドには耳の聞こえない姉、ボッコがいたが、アグネス先生は教育を受けていない
ボッコを教室に招き、手話を教えていく。ボッコは文字を覚え、書き、みんなと話すようになる。
周りの生徒たちも手話を覚え、やがて村の人にも手話が広がっていく・・・。

授業の合い間に音楽を聞かせてくれたり、いろいろな物語を読んでくれたり。
生徒一人一人に教科書を手作りし、長所を把握して、伸ばしてあげる。
可能性を広げ、静かに見守る。

実際の教育現場では、こういうゆったりした授業はなかなか難しいと思うけれど、
アグネス先生のように、生徒のいいところを伸ばし、学びたいと思わせる授業を
おこなえる先生は魅力的です。生徒からの信頼も厚いです。

今の娘の担任の先生の授業は、参観をした限りでは、一方的に注意することが多く、
気分的になんだかしんどいです。もう少し楽しく、一人一人が活き活き伸び伸びできるような
クラス作りをして欲しいなあ~。と思う母です。

去年の担任の先生は、子どもたちに対する愛情があって、ちょっと脱線しておもしろい
話をしたり、かわいい絵をかいたり、そんなことをして、楽しませてくれたようです。
学級通信でも子どもたちのいいところを誉めるような内容が多かったのですが、
今の先生は、まだ何とかができていません。こういう目標に向かって頑張っています。
という報告のみ。なんだか寂しいです・・・
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by arinko-mama | 2009-07-02 01:47 | 読書