「海のふた」 よしもとばなな

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福岡では桜が開花したそうです。
でもまだ肌寒くって、今日はなんとなくだるくて、36度9分。葛根湯なかんじです。

「海のふた」は、伊豆の海を舞台に、かき氷屋さんを営む女性の話。
映画「めがね」や「かもめ食堂」をほうふつとさせる、ばななワールド。

はじめちゃんは顔にやけどの跡がある女性。
幼い頃、おばあちゃんがおんぶして火事から救出してくれた。
そのおばあちゃんが亡くなったこともショックで、
自分の両親を除いた遺族の相続争いのゴタゴタをみたりしたせいで、
精神的にまいってしまい、伊豆にしばらく住むことに・・・
海をみながら、かき氷屋を手伝いながら、自分の道をみつけていく。

海や自然をみていると、元気になりますね。
今は大分なので、山に囲まれていて、温泉もあっていいのですが、
時々海が恋しくなります。春休みに小田原の海をみるのが楽しみです!

「おくりびと」の映画化で、モックンとキョンキョンの対談があったのですが、
「最近、”生きていていいんだよ” 的なメッセージをもつ映画が多いけれど、
私たち役者はそれを伝えていく義務がある。」
みたいなことをキョンキョンが言っていて、
この「海のふた」も、同じテーマだなあ。と思いました。

人生の見方を変える一冊というか、元気になる一冊というか、前向きになれる一冊。
環境問題にも触れているし、観光が衰退した地方の町のことにも触れているし、
自分の夢である小さなお店を開くことの地味な、でも幸せな気持ちのこととか、
亡くなった人への気持ち、海や自然への感謝の気持ち・・・
いろんな「生きる」がいっぱいつまっていて、とてもよかった。オススメです!!
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by arinko-mama | 2009-03-13 19:22 | 読書