「空色の地図」 梨屋アリエ

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読書感想文の課題図書になった本。
中学3年生の初音。ある日自分あての封書が郵便受けに届いていました。
8歳のときに書いた、自分あての手紙でした。誰が届けたのか分からないけれど、
その当時の記憶がよみがえり、美凪ちゃんという泣き虫の女の子のことを
思い出し、会いに行きます。
ところが、美凪はスカートもはかず、男の子のように、オレ。なんていう言葉遣い。
あの泣き虫美凪がどうしてこんなに変わってしまったのか?
その点自分はどうだろうか・・・あのときの自分はどこへ行ったのか??

美凪との再会や、当時訪れていた場所へまた行ってみたり、いろいろな人との
出会いによって、自分の性格や両親との関係、将来のことなどをポツポツと
考えていく初音。

一番印象的なのは、初音の両親は学歴も高く、初音の人生を全部決めて
しまっている。と初音が思い込んでいて、その期待に沿うように一生懸命
いい子でいるように努力してきた。というエピソード。
両親はあくまで希望を言葉にしていただけで、やりたいことをみつけたら相談
してくれればいいのよ。というスタンスだった。
でも、結局つながれているのは同じ。中学生の段階ではひとり立ちはまだ。
いつか一人で飛び立てる日。そんな将来を頭に描く初音。
ちょうど中学生ぐらいの頃って、こういうことを考えたりする時期です。

梨屋さんは私と同じ1971年生まれの作家さんですが、よくかけるなあ。
当時の感情をよく覚えていますね。
感想文にぴったり。中学生が読むと、まるで私のことじゃない!と思うかも・・・
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by arinko-mama | 2009-03-09 13:49 | 読書