「天才コオロギ ニューヨークへ」 ジョージ・セルデン

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1960年にアメリカで出版された児童文学の古典的存在の一冊。
映画化決定のようですが、もう作品になっているのかな。これからかしら?

ピクニックをしていた人々のバスケットの中で眠ってしまったコオロギ、チェスターは
コネティカット州の田舎から、電車に乗って、都会のニューヨークへ。
地下鉄のタイムズ・スクエア駅に降り立ったチェスターは、三日間そこでじっとして
いましたが、ついにいらいらして、鳴きはじめたところ、ベリーニ一家の子どもの
マリオに拾われて、駅の売店で飼われることになったのです。

駅にはねずみのタッカーと、ねこのハリーがいて、この二人とチェスターの出会いから
3人の会話がとてもキュート。擬人化された文章と、美しい挿絵が愛らしくて、
映像化されるなら、本当に素敵でしょう。

コオロギのチェスターは聞いた曲を奏でることができる天才演奏家。
マリオの売店で演奏することになりますが、本来は田舎でのんびりと過ごして、
好きなときに鳴いて、コネティカットの仲間を喜ばせていたのでした。
そんなチェスターはこもりがちになり・・・とまるで人間のように悩んで苦しむチェスターに、
相談にのるタッカーとハリー。3人の友情も素敵です。

動物や虫の間でもこんな風にかわいらしい会話が繰り広げられていて、
地下でいろんなことがおきていたら・・・と考えるだけで、楽しくなりました。
コオロギの鳴き声もなんだか聞きたくなりました。(秋まで待ちましょう)
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by arinko-mama | 2009-02-11 07:28 | 読書