「モギ ちいさな焼きもの師」 リンダ・スー・パーク

a0020440_23445321.jpg
とても素晴らしい本です。(今までの本も全部いい本なのですが・・・)
小学校高学年から読めるかな。是非是非読んで欲しい一冊です。娘にもいずれ・・・

12世紀後半の韓国の話。両親の顔も名前も知らない孤児のモギ。
橋の下で暮らすトゥルミじいさんのもとで、お米の落ち穂を拾ったり、
他の家のごみ捨て場のものを拾って食べる生活。

モギが暮らすチュルポ村は焼きもので有名なところで、モギはミンという焼きもの師の
仕事を一日中見ているのが好きだった。
ある日、ミンにそのことを知られたことをきっかけに、ミンの仕事を手伝うことに。
でも薪にする木を山の上まで行って手押し車いっぱいにして帰って来い。だの、
つらい仕事ばかり。
それでもいつか、ミンのようにろくろを回したい、ミンやミンの奥さんの役に立ちたい。と
一生懸命働くモギ・・・

もう本当に一生懸命なんです。どんなにつらくても生活が苦しくても、トゥルミじいさんと
モギの会話は明るい。健気で、毎日精一杯生きているのが伝わってきます。

今の便利な世の中と違って、モギの時代はいろんなことが不便。
それでも人々は工夫して、生活している。その精神力も学びたいところ。
職人として生きるという人は今少ないし、伝統を守っていくために修行したりする人も
少なくなってきていると思いますが、モギの本を読んで、こういう道に進みたいとか、
職人になってみたいとか思うような子どもがいるといいなあ。

モギ、トゥルミじいさん、ミン、ミンの奥さん、キム氏と、登場人物のキャラクターが
みんなよくて、NHKの韓国ドラマのよう。
韓国の焼きもののことについても知ることができたし、オススメの一冊です。
[PR]

by arinko-mama | 2009-01-22 00:18 | 読書