「草祭」 恒川光太郎

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また装丁が素敵ですね。11月にでた新刊です。
図書館、きっと次に待っている人がいるんだろうなあ。早く返却してあげましょう。

「夜市」の幻想的な世界がよかったので、「草祭」で2冊目です。
こちらは連作短編集で、美奥という土地が共通になっています。
またまた恒川さんワールドが広がっていて、ホラーチックなんだけど、きれい。
自然と調和した幻想的な怖さ。不思議な妖しさ。

今回読んでいて思ったんですけど、難しい漢字、いっぱい出てきますね。
梟(ふくろう)、猩猩(しょうじょう)、竈(かまど)、叢(くさむら)などなど・・・
全部ふりがながついているのですが、普段まったく縁のない漢字だし、
もうそれだけで、普通の小説より恒川さんっぽい感じ。
江國香織さんの洗練されたカタカナや、川上弘美さんのきれいなひらがなのように
作家さんの文字の表記の仕方って一人一人独特のセンスがありますよね。

恒川さんの文章を読んでいると、日本的だし、自然との共生のようなものを感じます。
そういう意味で、今の時代のエコや自然回帰などの考え方に通じていて、
魅力的に思えるのかもしれません。
恒川さんは沖縄在住とのこと。まだ沖縄には行ったことがないのですが、
この前の川上さんの「風花」にも沖縄が登場したし、なんだか少し興味をもってきました。
「沖縄」を舞台にした本、いいのがあったら教えてください!!
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by arinko-mama | 2009-01-04 16:05 | 読書