「風花」 川上弘美

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のゆりさんという名前がまずめずらしくて、印象に残る名前です。
のゆりは卓哉と別れるかどうするか、とても悩んでいます。
でも、すぐきっぱりと別れる決心をすることができず、時は流れ・・・

そんな日常を年の近い叔父さんと旅行に行ったり、友人と沖縄に行ったり、
仕事を転々としながら過ごして行きます。
川上さんの作品にはいつもおいしそうな食べ物がたくさん登場するのですが、
のゆりがたまごを5個使って、葱をたくさん入れたたまごやきを作る場面が
とてもおいしそうで・・・

何かを食べながら、何かを考えるってとても多いです。
あとは、誰かと話しながら、他のことを考えるとか・・・
そういう何気ない感じを描くのがとても上手だなあ。と思いました。
ドラマみたいに、感情むき出しで怒ったり泣いたりするよりも、現実はもっと穏やかで、
食べたり眠ったり仕事をしたりという生活のベースは普通にあって、
その中でいろんな感情がざわざわしている感じ。というのが正しいのかな。と
思わせてくれました。
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by arinko-mama | 2008-12-21 16:40 | 読書