「映画篇」 金城一紀

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映画にまつわる5つの話。少しずつ人物がリンクしています。
それから、区民会館で「ローマの休日」をみるという設定もリンク。

今は映画館で映画を見る機会がすっかり減ってしまいました。
TVでもいろんな映画がみられますし、TSUTAYAに行けば、たくさんのDVDがあります。
暗闇のなかで、ポップコーンを食べながら、同じ映画を多くの人と一緒にみるという
喜び。時々笑い声が沸いたり、しくしく泣く声が聞こえたり・・・
いろんな感じ方があるんだなあ。と思い、同じ映画館からバーッと出て、
その後めいめいの道を歩んでいく、なんだか不思議な解放感。
そして、今日見た映画について、喫茶店で感想を話したりする幸せ。

そういうのが映画館の魅力ですね。最近近所の小さな映画館も閉館するとか。
いろんな映画が上映されることを知りながら、足を運ぶことができませんでした。

そんなことを思いながら、金城さんの作品を読みました。
たくさんの映画のタイトルが登場するのですが、見ている映画が少なくて、
想像することしかできなかったのが残念でしたけど、一つ一つの作品は
魅力的でした。最初から2つが好きです。
映画を通じて知り合う、人と人がつながる。そんな優しい作品が続きます。
とても文章がうまくて、ひきこまれるなあ。と読んでいて思いました。
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by arinko-mama | 2008-11-16 13:10 | 読書