「グアテマラの弟」 片桐はいり

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「笑っていいとも」のテレフォンショッキングで、はいりさんが出たときに、
グアテマラに弟が住んでいるんですよ。と盛り上がった話。読んでみたかったのです。

グアテマラっていう国すら知らないし、コーヒー通ではない私はコーヒーの産地だと
いうことも知りませんでした。
弟さんはラテン音楽が好きで、グアテマラでスペイン語を勉強していたところ、
そのスペイン語の語学学校を経営する年上のぺトラさんと出会い、ひとめぼれ。
そのまま結婚して住み着いてしまい、今では日本人を招待して週末には日本料理を
振舞っているという。体型も横に太って、すっかりグアテマラに溶け込んでいる・・・

はいりさんと弟さんとの関係、日本にいる両親と弟さんとをつなぐFAXやネットの話、
実際にグアテマラに滞在して感じたことたくさん、たくさん・・・!!!
ウルルン滞在記のようで、とても興味深く読みました。
はいりさんの観察眼がすばらしく、お酒やタバコやコーヒーなどについての話も
女性なのに、とても詳しく(!)、少年との交流、トイレの事件のことなど、
とてもユーモラスに語っています。

現実には、ここまで弟さんのことを理解するには、いろいろ紆余曲折あったでしょう
けれど、最終的には本人が幸せそうに暮らしている姿をみて、姉として納得して、
応援しているような雰囲気。グアテマラにまだ居続けたいような、一人になりたいような
複雑な気持ちを抱え、帰りの飛行機ではなぜか涙するはいりさん。
グアテマラという国についても知ることができたし、一つの家族の形をみることが
できたし、はいりさんや弟さんの人生についても勉強になったし、
紀行文も読むことができたし、一冊でたくさん味わえる贅沢な内容でした!
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by arinko-mama | 2008-11-12 00:17 | 読書