「生きてるだけで、愛。」 本谷有希子

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外は激しい雨。最近こういうスコールみたいな雨が多い気がします。雷とか。

メンヘルという言葉、初めてです。メンタルヘルスの略なのかな。
この本によると、鬱じゃ重いってことでかわいく言っているらしい。
過眠症状。精神的に浮き沈みの激しい日々。

その日々がつづられているのだけれど、表現がすごく攻撃的というか、過激というか・・・
こんなギリギリの精神状態で毎日を送っている人たちが存在するんだなあ。と
実際にありそうな掲示板のやりとりを綴ったところを読みながら考えたり。

寧子が働き始めようとするイタリアン料理屋さんで、家族的な温かい人間関係に触れて、
これで症状がよくなって、社会人として復帰するのかと思いきや、そう上手くはいかない
あたりが、意外だったけれど、逆に現実的で、すーっと入っていけました。

躁鬱を繰り返す自分の体と正直に向き合い、恋人にはその心情を全部打ち明けている
彼女のせつない気持ちが少し理解できたような気がして・・・
でも、精神的に病んでいる人たちに実際に出会ったときに、何をしてあげれば
そこから救い出してあげられるのか、結局この本を読んでも分からず、
なかなか精神の病と戦うというのは大変なものなのだなあ。としみじみ。
それが犯罪や自殺につながらなければいい。と切に願いました。
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by arinko-mama | 2008-09-26 00:49 | 読書