「十歳のきみへ 九十五歳のわたしから」 日野原重明

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10月には97歳になられるんですね。いまだに現役。
すごいです、日野原先生。
十歳ぐらいの子どもに聞かせるような丁寧な言葉遣いで、ゆっくりお話しを聞いている
といった感じで読みやすいです。

自己紹介から始まって、寿命ってなに?、人間はすごい、十歳だったころのわたし、
家族のなかで育まれるもの、きみにたくしたいこと。
そしてあとがきには、この本を読んでくれたきみと、きみのお父さんとお母さんへ
で締めくくられています。とてもいい内容でした。

「わたしがイメージする寿命とは、寿命という大きなからっぽのうつわのなかに、
せいいっぱい生きた一瞬一瞬をつめこんでいくイメージです。」
とか、
「きみが今日流したなみだは、だれかのなみだをわかるためのレッスンかもしれません。」
とか。
そうそう、ユーミンの「ダンデライオン」にも、似たような詩がありますね。

一つ一つの言葉に、95歳生きてきたという重みと深みがあって、
子どもだけではなく、どの年齢の人でも勉強になる名著です。

娘が一人で読んでも、まだピンとこないかもしれないけれど、
ちょっと読んであげようかな。もう少ししたら、自分で読めるかな~。と思います。
(自分が小3のころはこんな本全然読んでないですものね)

自分の命を絶つことを考えていたり、つらくて前に進めなくなりそうな子どもたちにも
是非読んでほしいし、こういう話をきちんと親子でしていくことが必要ですね。
「西の魔女が死んだ」みたいに、生き方を教えてくれる人生の先生のような存在が
求められている今、とってもいい本に出会えました。
皆さんにも是非是非おすすめです~!
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by arinko-mama | 2008-09-17 01:42 | 読書