「夜市」 恒川光太郎

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「ダ・ヴィンチ」のプラチナ本ということで借りてきて、装丁が鯉。(とてもいい感じ)
日本風な話かと思いきや、日本ホラー小説大賞ですって!
私の苦手分野じゃないですか。昔、同じホラー小説の、桐生祐狩「夏の滴」を読んだとき、
うわ~。気持ち悪い!と思ったことを覚えていますから・・・

「夜市」と「風の古道」。二つの作品が収録されています。
「夜市」が大賞作品で、映画化が決まっているようです。
「夜市」のシーンは妖怪が店を出しているし、店で売っているものが人間の首だったり
するので、どんな映像になるのか、恐いようなみたいような・・・
設定が今までにないような発想で、気持ち悪いとかではなく、いろんなものを超越した
別世界という感じです。ファンタジーのような・・・とてもきれいな残酷さというか。

「風の古道」も絵本にありそうな、ふと子供の頃、道に入り込んでしまった・・・的な
ところから入って、こちらの話も「夜市」と同様、ある一定のルールがあって、
それが物語を形作っているのだけれど、こういう話を頭の中で考えられること自体が
すごいなあ~。と思いました。う~ん、うまく説明できない・・・
二つともとても日本的なワールドで、今時こういう世界を・・・と思うような、
不思議な世界です。恒川光太郎さん、その後の作品も気になります。
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by arinko-mama | 2008-06-07 01:50 | 読書