「神田川デイズ」 豊島ミホ

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豊島ミホさん。初めての作家さんです。
彼女の出身校、早稲田大学での経験をもとに書かれたのかな。とってもリアル。

大学の入学式。思い出しますね~。駅を出て、大学までの緩やかな坂道を登っていくと、
新入生を勧誘するサークルの呼び込み。ビラ攻撃。
右も左も知らない人ばかりで、今まで時間割どおりに動いていたのに、
大学に入ると、まず時間割や自分の位置を決めることから始まることにとまどいまくる。
そして、地方公立高校出身の私は、内部進学の子や都内私立女子高出身の女の子たちの
会話についていけず、お金の使い方についていけず、
同じく地方出身の子をみつけては、仲良くなったりしていたのでした・・・。

授業と授業の合い間って、暇なんですよね。で、サークルの部室に遊びに行ったりして。
きれいな先輩や大人の先輩。なんだかひかれてそこに入り浸っているうちに
4年過ぎました。卒業式で、こんなにたくさんの人が一緒だったのに、出会ったのはほんの
一部の人だけだったんだなあ。って実感。知り合えた人とは運命的な出会いなのかな。

これはそんな大学生時代のもろもろをすごくリアルに描いている物語でした。
短編集だけど、ちょっとずつつながっていて。どの主人公もなんだかかっこよくないけど、
みんな一生懸命で。特に中野道子ちゃんがお気に入りです。
これから大学に入学する学生さん。始めは手探り状態でしょうけれど、精一杯
頑張って欲しいですね~。是非読んで欲しい一冊です。
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by arinko-mama | 2008-03-22 01:47 | 読書