「風に舞いあがるビニールシート」 森絵都

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森絵都さんの作品はいくつか読んでいて、特に児童書がとってもいいです。
「宇宙のみなしご」などは娘が大きくなったら読んで欲しい作品です。

この「風に舞いあがるビニールシート」は直木賞を受賞した作品で、
私の中での森絵都さんのイメージとは少し違う社会派の作品でした。
こういうのも書けるんだなあ・・・、と驚いてしまいました。

いくつかの短編が入っていて、私が好きなのは「犬の散歩」です。
捨て犬の世話をするボランティアをしている恵利子は、その世話にお金がかかるため
夜は水商売で働いている。
今まで世の中のいろんな出来事に目をそむけていたのに、これではいけない。
一主婦の私に、何か役にたてることはないか・・・。
そんなことを考えていた時に捨て犬の実態を知り、散歩のボランティアをはじめることに。

人生には何かのきっかけで訪れる転機があるということ、
何かに夢中になること、人の役にたつことはこんなに素晴らしい。ということ。
そんないろんなことを教えてくれた一冊でした。
でも、正直な気持ち、私は児童書の森絵都さんがいいなあ・・・
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by arinko-mama | 2007-10-25 11:08 | 読書