わたしのおじさん 湯本香樹実 ★4つ

湯本さんの最新作。去年の秋に出ていたものです。
そして画はいしいしんじ「絵描きの植田さん」の植田真さん。
この二人のコラボレーションということで、楽しみに読みました。

わたしはまだ名前のない少女。めざめるとそこは見わたすかぎりの草原。
ずっとむこうにある大きな木をめざして歩いていくと、そこにはコウちゃんという名前の男の子が立っていた‥。

デジャブってありますね。あ、前にこの人あったことある。前にこの景色みたことがあると思うこと。それについてと、湯本さんの死生観のようなものが描かれています。「夏の庭」「ポプラの秋」でも死との関連で作品を書いていらっしゃいますが、また別のタッチで、ほわ~っと、夢の世界を描いています。

いろんな解釈の仕方ができる作品です。死後の世界、そして胎内記憶。そこにもし接点があったら???短いのであっさりと読めるのだけれど、内容はとても深く、何回か読み返すと涙してしまうかもしれません。特に子どもを産んだお母さん、大事な人をなくされた方。皆さんに読んで欲しい本です。植田さんの画も素敵です!!


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ぱせり > 湯本香樹実さん、「春のオルガン」「夏の庭」しか読んでないのですが、両方ともすごくよかったので、他の本も読んでみたいと思っています。これもよさそうですね。次に読む本、これにしようかな、と思います。 (2005/05/18 14:03)
ありんこ > ぱせりさん、85Pの短いお話なので、物足りないかもしれないけれど、湯本さんワールドを味わえるかと思います。本プロで湯本さんのことを知ったので、いろんな方に読んで欲しい一冊です。ぱせりさんの感想楽しみにしています! (2005/05/18 18:40)
ぱせり > ありんこさん、読みました!とてもとてもよかったです。今まで読んだ湯本さんの本とはまるで違うタッチでしたが、テーマは一緒かな。でもなんとも不思議な世界です。いろんな解釈、できますよね。薄い本ですが、とても透明感があって深いお話でした。わたしも側に置いて何度も読み直したいので、(図書館で借りたのですが)買うつもりです。絵もよかったです! (2005/05/23 07:24)
もとみや > ありんこさん、僕の日記にも起こしいただいてありがとうございました。
「いろんな解釈の仕方ができる作品です。」・・・まさに、読む人それぞれの立場によって、感じるところもさまざまなんでしょうね・・・僕も、いつかまた読み直してみたいと思います。 (2005/06/01 23:24)
もとみや > 読み直すことで、新たな発見ができそうなので・・・ (2005/06/02 06:37)
ありんこ > もとみやさん、違う時期に読み直すとまた気づくところがあるんでしょうね。短いお話なのでどうなんだろうと思いましたが、読んでよかったです。 (2005/06/02 07:51)
もとみや > ありんこさんのレスがきっかけで「絵描きの植田さん」読みました。
また、植田さんの絵のつながりで「はじめて考えるときのように」(野矢茂樹)も借りてきているので、続けて読みたいと思います。ありがとうございました。 (2005/06/09 12:32)
ありんこ > もとみやさん、読まれたんですね。私も本プロの方に紹介していただいて読んだ本がたくさんあります。他にも絵を描いていらっしゃる本があるんですね。教えていただいてありがとうございます! (2005/06/09 16:03)
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by arinko-mama | 2005-05-18 09:37 | 読書