イッツ・オンリー・トーク 絲山秋子 ★3つ

本プロでよく見かける作家さんなので、気になっていました。
「イッツ・オンリー・トーク」と「第七障害」の2作。
大学卒業後、メーカーで営業、その後作家に転身。なんてなんだかカッコいいですね!
表題作はうつ病患者の女性の話で、気持ちとかが分かりづらかったけれど、なんだかスラスラ読めてしまう不思議な文章。

「第七障害」こちらの方がなんだか分かる気がした。
人生のなかで、ちょっとしたことがきっかけで、いろんなことから逃げてしまうこと。あるのかもしれない。
そこからどうやってまた新たな気持ちでスタートするのか。
身内が亡くなったり、病気したり、失恋したり、職を失ったり・・・。
この主人公とは内容が違っても、いろんなことを背負いながら生きている人がたくさんいる。
そして、人と人との関わりあいの中で、それを克服して少しずつ前に進んでいく感じ。
登場人物一人一人がとても個性的だけれど、そのどの人も、どの生き方も否定せず、見守っているような雰囲気が心地よいのかもしれません。
他の作品も読んでみたくなりました。


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たばぞう > 絲山さん、最近注目の作家だそうですね。ひねくれたばぞうさんは、すごく注目されていることに「?」とも思ってしまうのですが、やはりありんこさんのように「第七障害」が好き。あと「アーリオ オーリオ」と「海の仙人」も好きです。最新作「逃亡くそたわけ」は普通・・・かな?。絲山さんはまだ4冊しか本を出していませんが、「イッツ・オンリー・トーク」と「逃亡くそたわけ」で2度も精神病院入院経験者を語るのが気になっています。誰か、周りの大事な人にそんな人がいて、語りたかったのかな・・・?。 (2005/06/19 12:46)
ありんこ > たばぞうさん、「イッツ・オンリー・トーク」は芥川賞候補作だったんですよね。あまり万人受けしない感じですけどね。最新作も精神病院入院の人ものなんですか?結構最近の若い人にいるのかしら~?なんて考えながら読んでしまいました。 (2005/06/19 13:59)
ゆきみ大福 > 以前、作者のホームページにて、ご自身が通院歴があることを書いていましたよ。精神病=狂気みたな扱いではなく、生活の中の精神病的な書き方が、私にはリアルに感じました。でも、絲山さんの作品は私も精神病を扱わない作品の方がすきです。 (2005/06/20 00:19)
ありんこ > ゆきみ大福さん、HPいってみました。本当ですね。仕事をしながら入院されたり、今でも通院されているんですね。蒲田に住んで馬術が趣味ということは、1作目は実体験から書かれているんですね。薬の内容とかがとてもリアルだったのはそのせいなんですね。教えていただいてありがとうございました!! (2005/06/20 08:17)
nanao > なるほど。
作品にも波がありそうですね。
でも追っかけてみたいです。 (2005/06/21 06:59)
ありんこ > nanaoさん、入院中にかきはじめたようです。そんな才能があるなんてうらやましいです。私もHPをみてから、他の作品も読んでみたくなりました。 (2005/06/21 07:43)
peep > こんにちは~。絲山さん、私も最近かなりハマっている作家さんです。HPもちょくちょく覗いています。
色々な土地を舞台にそれぞれ作品を出されていますが、その土地の雰囲気みたいな物を書くのがとても上手な方だなぁと思っています。自分が過去に行ったことの有る場所のお話を読むと「そうそうこんな感じの場所だよな♪」と思ったり、行ったことの無い場所だと「行ってみたい!!」と思わせたり。今後どんな場所がかかれるのかもとても楽しみです。 (2005/06/30 13:28)
ありんこ > peepさん、こんにちは。行ったことのないところでも、そんな雰囲気を出すことができる作家さんってすごいと思いますよね~!どうやって短時間にその雰囲気をつかむのかなと思います。まだ一作目なので、私も楽しみです。 (2005/06/30 14:23)
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by arinko-mama | 2005-06-18 21:00 | 読書