トレモスのパン屋

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図書館に行って、自分で本を選ぶようになった娘ですが、私のカードの範囲内でも何冊か児童書を選んでいます。今回借りたのはこの本でした。
読み聞かせするのは少し大変な、小学校中級向け。小川未明文学賞優秀賞を受賞しています。

トレモスという町のパン屋の主人、ポルトは「トレモス一のパン職人」と評判でした。
そんなポルトのパン屋の店の反対側に、新しいパン屋が!
今までのお得意様のうち、何人かが新しいパン屋に行っていることに気づいてから、ポルトは動揺し、職人としての自信を失っていきます。

ある日、敵地に自分の一番弟子を買い物に行かせ、そのパンを食べたところ、自分の焼いたパンよりはるかにおいしい。その理由を探りに、その一番弟子を送り込みます。
その後、弟子からは何の音沙汰もなく、パン焼きコンクールの日が訪れました・・・

ポルトの心の葛藤がとても詳細に、手に取るように描かれていて、まさに引き込まれる文章でした。先が気になって仕方がない児童書なんてあまり読んだことがなくて、なんだか新鮮でした。
娘は、「パンが食べたくなってきた」という感想でしたが、読み終わるまで眠らないと、ずっと静かに聞いたり、途中「読ませて」と言って読んだりして楽しんでいました。オススメです!
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by arinko-mama | 2007-05-21 22:06 | 読書