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「母子密着と育児障害」 田中喜美子

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今までいろいろな育児書を読んできましたが、
泣いたら抱っこしましょう。なるべく母乳で育てましょう。
ほめて育てましょう。という主旨のものが多い中、
この本はちょっと子どもと距離をおく感じが伝わってきました。

赤ちゃんのころは、泣いていると、ついつい抱っこしたり、ミルクを飲ませたり、せっせとつくしがち。一日それだけで終わってしまい、自分のしたいことも思うようにできず、イライラして、育児ノイローゼになってしまうママも多いようです。

そこでちょっと赤ちゃんを抱っこするのをやめて、トントン・・・と体を触ってみる、
眠っている部屋をかえてみる、などして、根気よく赤ちゃんにつきあってみる。
そうすると、泣く→ママがきて抱っこしてくれる という赤ちゃんの甘えがなくなって、
2・3日すると、自然に眠るようになる。というもの。

歩くのが疲れるという子どもをすぐに抱っこする、添い寝して授乳して眠るまでつきあう、
料理をしているときに甘えてくるので、抱っこしながら料理をする、
買ってほしいと泣き叫ぶ子どもに、最後には折れて買ってあげる・・・などなど。
それを繰り返していくうちに、子どもは母親に甘えることを覚えてしまい、
なかなか自立できなくなり、母親はますます大変になるという・・・

読んでいて、子どもに毅然とした態度をとるのは結構大変なんだよね~。などとは
思いましたが、そこをぐっと我慢して子どもを見守るということも必要なのかな。という
気がしました。娘は3歳頃から一人で眠っているので、割とラクでした。
幼稚園では「まだ抱っこして眠っているわ~」という抱っこ派のママもいて、
ちょっと冷たいかな?と思ったりもしましたが、なるべく自分のことは自分でやるように
しつけたほうが、幼稚園でも小学校でもラクです。
今度生まれてくる赤ちゃんは、上の娘のように上手くいかない、手のかかる赤ちゃんかも
しれないけれど、何がなんでも抱っこ!は少し我慢して、育ててみようかな~??
うまくいくかしら?

by arinko-mama | 2006-06-09 15:12 | 読書