「ラスト・ワルツ」村上龍

村上龍さんのこのシリーズのエッセイは何冊か読んできましたが、
だんだんと年を重ねた村上龍さんのいろいろな思いが書かれていました。
特に、友人の死についてはとても悲しい出来事だったようでした。
海外旅行にもたくさん行っていたのに、今はほとんどいかない、
若者には興味がない、TVもあまりみない、新聞も読まないと、
仕事も選んで引き受けるようにしていると、老い支度のような・・・

それでも現在の日本を鋭く見る目は変わっていなくて、
文化的に閉塞感がある感じは、今回のオリンピックのエンブレムの
デザイン問題や、カバーが多く、なかなかCDが売れない現状や、
TVの視聴率があまりよくないことや、少しずつその兆候があらわれ
はじめていて、うなずくことがいくつもありました。

そこでどうするのか、村上さんに一つ提案や意見を聞きたい、
元気づけてほしいところですが、わからない。という結論が多く、
そうか、と考えさせられました。誰もがこういう状態の日本が
初めてで、でも、外国人からすると、日本は割といい国らしいけど、
あまり実感がない感じ。豊かなのに、豊かを感じられない時代なのかな。
むずかしいです。
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by arinko-mama | 2015-09-16 15:03 | 読書