「ハーバード白熱日本史教室」 北川智子

北川智子さんのことを初めて知ったのは、TOKYO-FM系列の「未来授業」という
ラジオでの講義の先生として参加されていたのがきっかけです。
どんな経歴の持ち主なのかな。と少し興味がありました。

福岡の久留米、明善高校からカナダに留学、その後海外で理系の博士号を
取得、ところが、ハーバード大学でなぜか日本史を教えて、その授業がとても
人気となったそうです。

その経緯をずっと書いている本なのですが、まず帰国子女でもないのに、
英語もきちんと勉強して、理系の内容も勉強して、しかも日本史の知識もあり、
ピアノもひけて・・・と才能がありすぎるぐらいでしょう・・・

授業内容はとても斬新で、おそらくハーバード大学ではそれまでないような
手法のものだったのではないのでしょうか。You-tubeを使うもの、
podcastを使うもの、日本史の内容をグループになって、あるテーマに
ついてプレゼンするという手法。

日本での中高大学の授業は、(最近の授業はちょっとわかりませんが、)
私が受けた印象では、先生が一方的に講義をする形が圧倒的に多いと
思います。でも北川先生の授業は、人と人がチームになって、自分の意見を
出し合い、考えを練りあい、工夫して学問をしていく。そしてそれを発表し、
シェアする。北川先生はその課題を与え、フォローをするという形をとっています。

学問をするときは、何よりもそれを学びたいという好奇心が大事だし、
他の人はどんなことを疑問に思い、発表しているのか、を聞くことで、
知識を深めたり、他のことに興味をもったりすることもできるような気がします。
ハーバードで人気が出たのも、自分たちが発表する場をもつことで、
学問を学ぶということが面白いということをますます感じられたからではない
かなと思います。いろんな国のいろんな人の意見を聞く。それがこれからの
グローバル社会の中で楽しいものとなっていくんだと思いました。
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by arinko-mama | 2015-02-10 13:40 | 読書