「とむらう女」 ロレッタ・エルスワース

金原瑞人さん選オールタイムベストYAシリーズというのがあると知り、
読んでみました。タイトルからして、普通の子どもが手に取る本ではないけれど、
とてもいいお話でした。

世界観は「大草原の小さな家」のようなアメリカの昔の話。
二人の娘を残し、お母さんが亡くなってしまった家に、フローおばさんという
父親の妹が手伝いにやってきます。
長女のイーヴィは、亡き母のタンスを使い、馬車では亡き母の席に座り・・・と
フローおばさんを受け入れることがなかなかできず、反抗的な態度をとってしまい
ます。

町の人たちはフローおばさんがとむらい師であることを知り、亡くなった人がでる
たびに、おばさんに仕事を依頼し、受け入れていきます。
そんなフローおばさんの職業がよく理解できず、イーヴィは興味を持つものの、
最初はフローおばさんを認めることができませんが、だんだんとその手伝いをする
ようになり、おばさんを受け入れるように・・・その過程がとても緻密に、
共感をもつような流れで描かれています。私も長女なので、イーヴィの気持ちが
本当によく理解でき、同じような気持ちになるだろうなあと想像しながら読みました。

弔う方法は伝統で受け継がれているようですが、今では葬儀屋さんになっているようですね。
昨年親戚を亡くしたばかりで、死というものを改めて考えさせられましたが、
やはりなかなか受け入れられない、つらく悲しい出来事ですね。
そんな中、フローおばさんのようなお仕事をしている人は本当にすごいと思いました。
YAシリーズ、また読んでみたいです。
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by arinko-mama | 2015-01-07 08:42 | 読書