「蛇行する月」 桜木紫乃

直木賞受賞作の「ホテルローヤル」は未読ですが、女性作家さんなので、
一度読んでみたいなあと思っていました。

高校の同級生の女の子たちが結婚して・・・というところでいろんな人生を
描いています。ちょっとずつ重なっているところのある連作短編集の形式が
結構好きなので、(短いし、いろんな面から描かれているところがいい)
これもとてもよかったです。

女の子同士はいろいろあって、特にこの小説の舞台が釧路の方で、そこから
東京に出たり、就職したりとみんなそれぞれなところが複雑です。
それで張り合って、自分の方が幸せかな?とか、さみしいかな?と思ったり、
過去の自分を思い出して比較したり・・・そういう20代の揺れのようなものが
上手に描かれています。

順子という女性のことが中心に描かれていますが、順子のお母さん、駆け落ち
した人の奥さんなど、大人の女性の生き方がとてもいい感じで、私の年齢的には
むしろこちらの人たちのほうが近いので、この二人がとてもよかったです。
桜木紫乃さん、とても上手ですね、また読んでみたいです。
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by arinko-mama | 2014-12-28 14:53 | 読書