「何者」 朝井リョウ

上の娘が朝井リョウさんの作品をいくつか読んでいて、この作品で直木賞を
とったということで読んでみたものの、就活がテーマだったので、全然わかんないと
挫折したようです。

今の大学生の就活って、ツイッター、フェイスブックなんかが絡んで、こんな感じ
なんですね。一つ一つの設定が細かくて、よくこんなにパターン考えられるな、
書きこみそうなつぶやきをこんなに考えられるなぁと、感心!!

私たちの就活の頃は、こういうのなかったから、日記とか、メモとかに書いてて、
人に見られたりすることはないし、内定決まってても口にすることもないし、
人と人とのやりとりを読んで傷つくこともなかったから、探り合いみたいな感じで
いろいろ聞いてみたり、何も分からなくて悶々としたり、結構孤独な戦いだったような
感じがします。

でも自分自身を見つめ直すいい機会だったし、本気で働くということを考えたり、
既に社会で働いている先輩たちがすごくカッコよく見えたり、勉強になる時間
だったなあと思います。選ぶ人事の人たちも大変ですよね。実際入社してから、
エントリーしてきた人を何人か面接したりしたけれど、人を評価することって、
とても大変だなあと感じたのを覚えています。

この作品は、就活だけがテーマではなくて、ネットのこういう環境で、人間関係
築くのって大変そう。裏アカウントの存在にはびっくりしたし、本音と使い分けて
友だちにも自分の気持ちを正直に言えない雰囲気はつらいですね。
若い人たちは最近お酒を飲むこともしないようなので、その辺イライラしたり、
精神的にきつくなかったりしないのかな。と想像します。
それにしても、朝井リョウさん、おもしろかったです。
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by arinko-mama | 2014-06-27 00:07 | 読書