「ぼくのともだち」 エマニュエル・ボーヴ

ともだちが欲しい、欲しいと思っているのに、なかなかできないバトン。
出会った人に声をかけられただけで、もうその人は自分のことで頭がいっぱい
になると思っていたり、約束通りにまた自分に会いにやってくると思っている
自意識過剰な性格。一歩間違えるとストーカーのようで怖い。

とはいえ、友達になるときは、最初こんな感じなのでは?
話しかけたら、笑顔で返してくれたり、自分のことに興味をもってくれたら
とてもうれしいし。その人が憧れの人だったりすると、目があっただけで
うれしかったりするものです。

友だちが自分の思っているとおりに考えているかというと結構そうでもなくて、
すごく悩んでいるかと思って、親身になって相談に乗っていると、たいしたこと
なかったりして。そういう些細な裏切りというのは、ちょこちょこあったりします。
バトンのように卑屈な感じはないけれど、そこをうまく割り切って、友達が
上手くいっている様子も、楽しめるような心の余裕ができるといいんでしょうね。
なんというか、とても考えさせられる、名著だと思います。
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by arinko-mama | 2014-06-09 09:07 | 読書