「無人島に生きる十六人」 須川邦彦

前に新潮文庫の100冊に選ばれていて、ずっと読みたかった一冊。
旅に関する本や、紀行文のところの本棚に並んでいたので、わーい!と手に取りました。

十五少年漂流記もおもしろかったですが、この本は日本人の男性の船員さん16人。
無人島に到着してからの話が、本当に詳細に描かれていて、勉強になりました。
水は海水しかないので、まずは井戸を掘るところから。そして見張り塔を作る、
火をおこす、亀や魚を捕って食べる。すごい知恵の塊のような人たちだ。

北極星で方角を知る、塩をつくる、インクをつくる。鳥の糞から、食べられる植物を
みつける。など、もう面白い話ばかり・・・
震災のときに、ライフラインが途絶えてしまい、日本人がいろいろな知恵を出し合って
乗り切りました。私などそんな経験がないので、ちょっと何かが止まっただけで
おろおろしてしまいます。もし大きな災害があったらと思ったので、そのときいろいろな
サバイバルに関する知恵をノートにメモしたりしましたが、いざというとき思い出せない
のでは意味がないですね。

この本にあるような知識を小さいころから身につけておいた方がいいですね。
これがないときはこれで代用できる、と知恵を働かせる意識をしておくこと。
そして、すぐに落ち込んだり、誰かのせいにしたりせず、ただ前向きに明るく一日を
楽しく過ごすこと。人間って何人かいると知恵が集まるんですね。その素晴らしさも
この本で学びました。中学生、高校生もぜひ読んでほしいです。
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by arinko-mama | 2014-01-26 13:37 | 読書