「花言葉をさがして」 ヴァネッサ・ディフェンバー

生まれてすぐ母親に捨てられたヴィクトリア。
その後何人もの里親のもとを転々とする。
9歳のときに引き取られたエリザベスは花言葉を教えてくれた。

そのころの出来事と、18歳になったヴィクトリアの花屋での出来事が
交互に語られていく構成だったので、読むのに少し時間がかかりました。
単純な時系列の構成なら、もう少しわかりやすかったかもしれません。

愛されたことがない彼女の気持ちを理解しよう、理解しようとするけれど、
複雑で・・・でも花を愛したり、花言葉を一生懸命覚えたりすることや
花束を作ることで、お客さんを幸せにすることに喜びをおぼえるところは
とても素敵だと思い・・・。それでもなかなか愛を受け入れることが
できない。簡単にはいかないものですね。

子どもを産み、育てることが上手くできず、手放してしまう彼女。
周りの人たちが優しい人たちで、彼女のことをどこかで信じている。
愛情というのはこういうゆっくりとした時間の中で、信頼を築き、
じんわりと広がっていくものなのですね。花言葉もたくさん出てきて、
とても素敵でした。映画化されたらぜひみたいです。
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by arinko-mama | 2013-07-03 13:55 | 読書